Week12 @TB 雑感

 最近ちょっと悩んでいるのが売り出し中のSFのKaepernickのカナ表記。音的にも綴り的にもカェーパニックが一番近いと思うんですけど、いざカナにして眺めると猛烈な違和感が。ここは素直にケーパニックですかね。まあそんなに彼の名を呼ぶ機会はないでしょうし、どうでもいいっちゃどうでもいいんですけど。


 さてもう次戦が目前に迫っているんで、今週は早めに雑感。なんといつもより1日も早い。

ノーラン
 何はともあれダグ・マーティンを21回50ヤード(平均2.4ヤード)に封じたのが直接的な勝因と言っていいんじゃないかと。今シーズン、ビッグプレイを除けばノーランの対ランスキームは巷の評価よりずっと良い結果を残し続けているとは思ってましたけど、ここまでハム太郎を押さえ込めたのは予想を遥かに上回る結果。ちなみに最長のランは10ヤードでした。
 この試合の守備意識は大体ラン7割パス3割くらいの感覚だったようで、特にファーストダウンでは相当に前がかりで守っており、ハム太郎がファーストダウンで持った13回の内9回を2ヤード以下のゲインに封じてます(ただし1回は1ヤードTD、あと手計算なので間違っている可能性あり)。多分ドライブの出鼻をくじくことでフリーマンが無理せざるを得ない状況を数多く作るというのがゲームプランだったんじゃないかと思われます。
 なおランに重点を置いた以上、ある程度パスでやられたのは仕方ないこと。フリーマンも予想以上に頑張ってましたし。それでも全体としてディフェンスはハム太郎を封じたことで試合をコントロールできていた気がします。

 で、ここからは余談なんですが、結構やられているように見えて(喪失ヤーデージ14位)不思議と結果を残している(失点6位)ノーランディフェンスのキーワードはこの「コントロール」なんじゃないかというのが11試合見てきての私なりの回答。
 つまりノーランのディフェンスは完全なシャットアウトを目指すのではなく、ある部分に重点を置いて厳しく守り、一方で別の部分は比較的甘くすることで、相手のオフェンスの選択肢を無意識の内に狭めさせていき、オフェンスをコントロールしていくことを目標としてるのではないかということです。だから相手に対して戦い方もガラッと変わりますし、これといった長所が見えにくい。
 PITやSF,CHIなどいわゆる強力ディフェンスと言われているチームのディフェンスが、自分たちの長所を完全に発揮することで相手に何もさせない「ドミネイト」なのとは非常に対照的。そしてこの「コントロールディフェンス」、いかにも一般受けしなさそうな戦略。イージス理論というか、某カードゲームで言うところの青色的な戦い方と言いましょうか。
 まあ例によってかなり妄想が入ってるんですが、ここまでのノーランディフェンスの捉え方としては割と良い線いっているんじゃないかと思ってるんですけど如何なもんでせうか。

スプーン
 この試合のランディフェンスはほぼARI戦と同じでユニット全体がうまく機能していたというのが個人的な印象なんですが、ARI戦との最大の違いであるビッグプレイ2つ分、ヤードにして90ヤード分を減らせたのはやはりスプーンの存在が大きかった気がします。具体的にどの辺が、と聞かれるとちょっとうまく答えられないですけど、まあそこは明日アイヴォリーを止めて分かりやすく証明してもらおうと思います。何にせよルーキーイヤーのように故障後目に見えてパフォーマンスが落ちるということが無くってなにより。

マクレイン
 色々とパねぇ。もしかしなくてもタックルはグライムスより上かも(ちなみにグライムスのタックル技術は密かにかなり高いです)。ほとんど誰も知らないプレシーズンから期待していたという優越感に浸りすぎて溺れそうです。明日はスターCBへの階段を登るチャンス。とか言ってるとボコボコにされそうですけど。

コエッターさん
 初っ端のシリーズからランを中心にオフェンスを組み立てていったのは個人的にはかなり好きな戦い方。いや別にスマッシュマウスが好きだからとかそういうのではなく、相手の裏をかくという意味で。
 ESPNのヤシンスカスが「TBはランディフェンス1位パスディフェンス32位。全部パスだけ投げていれば楽勝なのに、ラン中心で戦うなんて馬鹿だ」といった趣旨の批判をしてましたけど、これには1ミリも同意できません。
 TBだって自分たちのディフェンスの特徴やファルコンズオフェンスの強みは百も承知なわけで、試合前からパスを一番警戒していたはず、そこに馬鹿正直にパスだけ投げて勝てるほどNFLの世界は甘くないはず。逆に言えばファルコンズのランオフェンスに対する警戒が緩んでいるだろうと踏んだからこその序盤からのラン中心は十分に理にかなった戦術だと思います。実際、これが功を奏してファーストシリーズはクイズの20ヤードゲインをはじめ大きなゲインが連発。そしてこのシリーズでランの残像をTBディフェンスに植えつけたことでTBはパスだけを警戒というわけにはいかず、その後のパスオフェンスが効果的に機能するようになったんじゃないかと思われます。
 結局プレイコールというのはいかに相手の読みをはずせるかというのが重要なわけで、パスだけとかランだけといった独りよがりな戦い方にはおのずと限界が来ます。大事なのは相手に「ランで来るかもしれない」という意識を常に持たせること。ただターナーの想像を超えるアレっぷりはコエッターさんにとっても大きな誤算だったでしょうし、最後まで彼に見切りを付けれず使い続けた点は批判されても仕方ない部分はあるとも思いますけど。

ターナー
 13キャリー17ヤード。長い間お疲れ様でした。

OL
 パスプロは多分今シーズン最高の内容。ライアンは試合を通して有り余るほどの余裕を持ってプレイでき26/32と申し分ない成功率。ファンブルロストに繋がった唯一の致命的なサックはプレイコールの時点でほぼ決まることが確定していたDBブリッツでOLの責任ではなし。どっちかっていうと一つ前のプレイで2nd&1からノーゲインに終わったターナーの責任だと思います。
 ランブロックは相変わらず微妙で、特にインサイドは開いたり開かなかったりですが、少なくともクイズが持った時はワクワクするだけのものを提供してました。また課題のゴール前シチュエーションは先週に続き今回も2つクリア。こうなると明日のNO戦でのトラウマ完全克服を嫌でも期待したくなります。

フリオ
 80ヤード1発TD含む147ヤードでキャリアハイ更新。負傷明けでこういうパフォーマンスをされると逆に計算が難しくなるという。redgunさんも指摘されてますがキャッチングが開幕時とは雲泥の差。こちらの課題はうまく乗り越えられそうで何よりです。
 ただ最近思うのはフリオは良くも悪くも頑張りすぎているということ。チームのため痛みを堪えて強行出場し、レシーブ後にはどんな状況でも1ヤードでも多く稼ごうという姿勢はもちろん素晴らしいことなんですが、身体能力が高いということはそれだけ身体にかかる負荷も大きいということ。カレッジ時代から怪我がちなのは、この真面目すぎる性格の影響が大きいんだと思います。ゴンザレスやロディは自分の限界もよく理解しているから、良い意味で無理をしようとせず、自分の能力で可能な範囲での最高のプレイを心がけている、だから長きに渡って大きな故障と無縁でいられるのだと思います。フリオが真のプロフェッショナルへと更なるステップアップするため今一番やるべきことは、この自分の限界をしっかり把握するということなんじゃないかと。これもいつも言っている理解力の分野の問題。

クイズ
 もうね、フィールドに立ったときのワクワク感が尋常じゃないです。オフからずーーっと言いたかったんですけど遠慮して言えなかった事をついに言ってしまいます。クイズは「10㎝背が低いトレント・リチャードソン」。純粋な才能という点では全体3位と遜色ないです。サイズ不足で5巡まで落ちてきてくれて本当に良かった。
 ところで先日、待望のロジャーズブラザーズ全盛の頃のフル試合動画(一部カットあり)がYouTubeにあがってましたけど、やっぱりお兄ちゃんはロスターに上げて欲しいです。絶対コエッターオフェンス向き。

ロディ
 毎度のことですが誰かがTDすると真っ先にかけつけ心から嬉しそうに祝福する姿を見るたびに、チームにとっては何よりかけがえのない存在だと感じます。思ったことをすぐ口にしてしまう性格なので誤解されがちですけどWRにありがちなエゴとは全く無縁で、オフフィールドでも本当に良い奴なんですよね。

ブライアント
 ターナーと並んでこの試合を無駄に盛り上げたエンターテイナー。個人的には純粋なミスだった22ヤード失敗よりきちんと蹴れた48ヤード失敗の方が気がかり。マジ頼みますよ先生。

スミッティ
 最終盤でのプレイ選択で色々議論があがってますけど、個人的に文句を言いたいのは1プレイ。オフェンス最後のプレイとなるゴンザレスへの7ヤードパスだけは納得いきません。あそこは「時間を潰しつつ6点差を狙う」という場面でしたけど、1つ前のプレイでターナーが大きくロスしFG圏外に出た時点で6点差にすることは諦め、時間を潰すことだけに専念するべき状況。どんだけゴンザレスを信頼していたとしても、あそこでのパスという選択だけはありえない。一歩間違えれば同点、逆転につながる大失策だったといっていいと思います。
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