スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ディビジョナルプレイオフ SEA戦 展望

 この一週間で少なくとも3回はファルコンズの夢を見ました。どんだけだ。一回ファルコンズの一員としてブルッキングが出てきたのが印象的でしたが、今DENで先発張ってたんですね知りませんでした。できることならスーパードームであいまみえたかったです。てかフラッコやばいっすね。


 さていよいよやって参りましたRSD(ライアン・スミス・ディミトロフ)体制にとっては5年越し、ゴンザレスに至っては実に16年越しとなる悲願の1勝を賭けた大一番。運命の相手は今ノリにノっている海鷹軍団。シアトルとアトランタ アメリカ大陸の端と端に位置する猛禽類対決と相成りました。

 ワイルドカードのWAS戦も含め6連勝中と絶好調のSEAですが、誤解を恐れずに言えば今のSEAを支えている一番の要素は勢いだと思います。非常に若く、キャラクターに多少問題があっても能力重視で集められたタレント陣は個人的には10年のバックスに近い印象を受けます。こういうチームは中長期的な安定感はともかく、一度調子に乗ってしまった時は手がつけられなくなりがち。そしてポストシーズンという短期決戦の舞台ではこういう勢いこそが一番怖いということは歴史が証明するところ。まして同じく勢いを持っていたWASに勝利した直後となればなおさらです。
 一方のファルコンズは必勝体制で臨んだシーズン最終戦を落としておりお世辞にも勢いがあるとは言いがたい状況。また試合にかかるプレッシャーも5年分の重圧がかかるファルコンズとすでに1勝をあげているSEAとでは比較になりません。バイウィークとジョージアドームという大きな大きなアドバンテージもこれらの要素で相殺されていると見てもいいかもしれません。ただそれでも当然この試合は絶対に勝たなければならない試合です。


怪我人情報
 CBオーウェンスがアウト。ただオーウェンスには悪いですけどこれ聞いて朗報と感じてしまいました。だってこの人プレイオフでちんちんにやられてる所しか見た記憶がないんですもの。いわゆる一つの逆ポストシーズン男。
 それ以外は全員出場見込み。エイブラハムはクエスチョナブルですけど水曜から練習に参加しており、まず出場は間違いないでしょう。あとムーアは最後の最後で練習フル参加。ホント色々とギリギリすぎます、心臓に悪い。まあ何にせよ今の戦力で出せるほぼベストメンバーで臨めそうです。これで言い訳できなくなりました。
 

vsSEAオフェンス
 ということで対オプションオフェンス。今シーズンノーランが戦術レベルで完敗した唯一と言っていい相手がニュートン擁するCARのオプションオフェンスだったわけですが(あ、チャッジンスキー引き抜いて下さりありがとうございますmentaiさん)、以前も言った気がする「なぜノーランとオプションの相性が悪いか」についての愚見を改めて記しますと、ノーラン得意のディスガイズディフェンスというのはスナップ前にQBに対し心理戦をしかけるディフェンスで、ジャンケンで喩えると出す前に「グーを出す」などと宣言した上でチョキを出したり本当にグーを出したりすることで相手を混乱させるというのが主目的。これは良く考えるQBにほど効果的で、マニング兄弟、ブリーズ、リヴァースなどリーグを代表する名パサーたちから大きな戦果を上げました。で、一方のリードオプションですが、これは乱暴に言えば相手の動きを見てからパスプレイかランプレイかはたまたQBキープかを選択するというシステムで、まさしく後出しジャンケン。プレイが始まって相手の動きを見てから何を出すか決めるわけですから、事前の心理戦などほとんど関係なし、それどころかディスガイズのための動きが逆にディフェンスの隙になってしまうという有様。
 ということでノーランとオプションオフェンスとは絶望的に相性が悪いわけですが、じゃあどうすればいいのかと言われれば、はっきりいって分かりません。それが分かるんなら私は今頃渡米してコーチ業してます。ただノーランディフェンスというのは単なるディスガイズディフェンスやアタッキングディフェンスというのではなく、選手の個性を生かした柔軟性にこそその真髄があると見てますんでこの2週間(CAR戦の敗戦から数えれば5週間)の間になんらかの解答を見出していると信じています。ダイヤモンド級の硬度を持ったBVG時代はこういう期待は全く抱けなかっただけに、これだけでも今年は違います。とりあえずCAR戦はラン、パス、QBキープの選択肢全てを潰そうとして失敗した感があるので「これだけは止める」というのを絞ったほうがいいかもしれません。まあそもそもCARとSEAのリードオプションがどの程度近いのか、という話もありますが。


 さてシステム的な話はノーランに任せるとして選手単位での視点で見ると、やはりラッセル・ウィルソンとマーション・リンチの二人をどうするかというのが大テーマ。

 SEA戦をあんまりちゃんと見れてないので主にカレッジ時代の印象がもとですが、ウィルソンのパスはピンポイントというほどの精度があるわけじゃないように見えました。じゃあなんであんなにスタッツがいいのかといえば、レシーバーがオープンになる時間を稼ぐ脚があって、その空いたレシーバーを見つける目があって、広い射程を持った肩があって、勝負所で投げ込める度胸と判断力があるから。うん、タイプ的にはブリーズから精度を引いた分 脚を足した感じですかね。特に度胸の辺りはよく似てます。で、これにどう対抗するかといえば、やはり彼のプレイの始点である脚をなんとかして封じないといけません。スクランブルも怖いですが、それ以上に逃げ回った末のロングパスでやられると精神的ダメージがでかいので阻止したいところ。SEAのOLは強力ですが、過去2戦でトータル11サックと隙も見えます。早い段階で1,2回仕留めてウィルソンが脚を使って時間を稼ぐことに恐怖心や抵抗を植え付けたいです。それがDLの個人技によるものか戦術的なブリッツによるものかはノーラン次第ですが。
 あとはバジャーズ時代1年間女房役としてウィルソンにスナップを出したコンちゃんから癖を教えてもらうとか。SEAのコーチも知らないような欠点があったらいいなあ。

 筋肉ダルマのリンチはファルコンズディフェンスの最も苦手とするタイプのランナーで、下馬評でSEA有利の声が大きいのもこいつが止まらないと予想されているから。ええ、私も止める姿が想像できません。数少ない希望といえば勤続疲労。
 これはターナーのキャリー数を減らすという話が出たときから暖めていたにもかかわらず結局機会がなくて出せずじまいだったネタなんですが、近年(2000年以降)のスーパー進出チームを見ますと絶対的エースRBを有するチームはほとんどいないということが分かります。それこそアレクサンダーのSEAくらい。(逆にチキやエッジを失った直後のNYGやIND、引退前でベティスが役割を減らしたPITがリングを手にしている、だからターナーが絶対的なエースでなくなった今年ファルコンズは優勝する、というネタを書きたかったんですが...)これにはいくつか理由があると思いますが、やはりシーズンぶっ通しで走り続けてきたRBの限界がこの時期にやって来るというのが大きな要因の一つだと思われます。だからこそターナーも役割が大きく制限されたわけですから。
 果たして先週130ヤード走ったRBが疲労しているのかというもっともすぎる疑問はありますが、ビーストったって人間なんですから限界はあるはず。練習をほぼ休んだ故障の具合と合わせて、完全に相手頼みなのが何とも情けない話ですが、これくらいしかすがるものがないから仕方ないです。一個だけ言えるのはこいつが試合をコントロールするような展開になった場合勝率は限りなく下がるということ。せめてタックルミスだけは少なめでよろしく。あ、あとリンチ警戒でデントの出場時間増やすのは愚策だと思います。それならマクレイン出しといたほうがいい。


vsSEAディフェンス
 堂々リーグ最小失点の強力ディフェンスですが、オフェンスがシステムとして特徴的なのとは対照的にディフェンスはあまり小細工はないようです。DLがしっかりプレッシャーをかけ、LBがしっかりタックルし、DBがしっかりカバーし、勝負所ではしっかりブリッツを入れるというまさしく王道ともいうべき4-3ディフェンス。で、この王道で素晴らしい結果を出しているということはつまり純粋にタレントのレベルが高いということ。
 強力ディフェンスを支える最大のストロングポイントはDBで、シャーマン、ブラウナーの両巨人の台頭で前エースのトゥルーファントをニッケル、ダイム起用できるうらやましい陣容のCBはもちろんですが彼らを統べるSのアール・トーマスの存在感がやばいです。アール・トーマスは個人的に好きな選手でオールプロファーストチーム選出も納得なんですが相対するとなればやっかいこの上ない相手。とはいえここのマッチアップはこちらも一番強いところなわけで、ここで勝てないようではお話になりません。とりあえずターゲットはロディ、フリオのうちトーマスのヘルプがない方中心で投げるのが吉なんじゃないかと。あとはもちろんゴンザレスがどれだけ”いつも通り”できるか。この試合にかける思いが人一倍なのは明らかですが、彼はいつも通りプレイするだけで特別な存在ですから、気負う必要も特別なことをする必要もありません。くれぐれも”キャリア最後の試合”なんて考えながらプレイしないでほしいです。

 DLは最大のプレイメーカー遅咲きサックアーティストDEクリス・クレモンズを先週失った影響がどう出るか。代役ブルース・アーヴィンの方が不気味なんていう話もありますが、戦力的にはダウンしてると見て間違いないはず(ちなみにレイ・エドワーなんとかさんはいません、問題児を気にしないSEAからも必要とされないって相当やね)。ただもとよりエッジラッシュはそこまで不安視しておらず、しつこいですがファルコンズOLの急所は内側。ということで一番気になるラインマンはDTブランドン・ミーベン。多分SEAディフェンス陣の中では影の薄い選手ではないかと思いますが、彼とコンちゃんのマッチアップはこの試合を左右しうる重要ポイントのひとつです。願わくば二人の名前が一度も聞かれないような試合展開を期待したいところですが。

 それから前回スーパー時のタトゥープの再来と言われることも多い大型ルーキーMLBボビー・ワグナーがナンボのもんか。タックルマシーンというだけでなく、ブリッツやカバーもうまい万能LBとのことですが最低限ブリッツだけはしっかり止めるように。がんばれクイズ。

 で、あえてここまでノータッチできましたが、この試合の最重要選手は間違いなくライアンとターナーです。後ろの人は誤記ではありません。ライアンは言わずもがなですがとりあえずヒゲをしっかり剃ってくること。去年はあの無精ヒゲ見た瞬間に嫌な予感がしましたから。あ、気負いすぎているな、と。普通にやれば普通に勝てるQBなんですから普通にやって下さいませ。
 そしてターナー。いやもうね、今シーズンの彼の存在価値はこの1試合で決まると言ってぜんぜん過言じゃないです。極端な話シーズン中にカットされていたって文句の言えないプレイ内容だったターナーですが、それでも使い続けたのはポストシーズンに焦点を当てていたからのはず。大きくキャリー数を減らしたのも全ては1月にベストの状態を持ってくるため。じゃあ、やってもらおうじゃないですか。もうファンの期待もSEAコーチ陣のマークも限りなく薄まりました。ここで活躍すれば17週間の不調は壮大な伏線として回収できます。


スペシャルチーム
 ここにきてのK交代はでかいでしょう。ロングウェルがどの程度やれるかは謎ですが即席の限界はあるはず。序盤で短いのを外してくれたりするとその後の展開が楽になるんですが。
 PRはダグラスなんですかね、TB戦ではフランクスより遥かにワクワク感がありましたが。できれば何で今まで使わなかったのかと怒りが沸くくらいの活躍を見せてほしいです。危険なリターナーはワシントンだけじゃないぞ、と。

その他
 うーん、なんかここまで書いたのを見直すと随分ネガティブというか卑屈ですね。一応立場的にはこっちが上なんですが。まあチームとしての勢いの差だとか過去のプレイオフの記憶とかもありますけど、やっぱりSEAが良いチームなんですよね。基本的に展望編では相手の弱点より長所を取り上げているというのも大きいですけど。
 とはいえそれでも決して戦力的にSEAに劣っているとか不利と思っているわけではありません。いつも通りファルコンズのいい部分が出せれば勝機十分。そしてそのいい部分を出させるのはコーチの仕事です。今年と過去4年の一番の違いはここですから、ノーランとコエッターさん、そして過去苦い経験をしてきたスミッティならしっかりチームを導いてくれると信じます。とりあえずいつも通りのプレイができているかどうかの分かり易い目安はペナルティ、くれぐれもうっかりフォルススタートなんてしないように。
 あと何となくですけどこの試合はどっちが勝つにせよ差が付く気がします。スコアというより内容的に。なんで早い時間帯にモメンタムを掴むのが凄く重要。できれば先攻とって一本決めたいですが、SEAはコイントス勝った時どっちを選ぶチームなんでしょうか。

 では私はこれから寝ます。SFとGBの試合がものっそい気になるけど寝ます。お休みなさい。
スポンサーサイト

この記事へのコメント:

管理人のみ通知 :

トラックバック:


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。