NFCチャンピオンシップ SF戦 展望

 チャンピオンシップを前にして聖者軍団の選手たちやファンの多くがファルコンズにだけは来月スーパードームに来てほしくないと叫んでいることに対してドリュー・ブリーズさんって人が「彼らの気持ちはよくわかるけど、そんな風に考えなくてもいいと思うよ。他地区に比べメディアにあんまり取り上げられないNFC南のライバルが活躍することにもっと誇りをもつべきだよ。地区内が活性化するのはいいことなんだから。僕はSFとATLという好チーム同士の素晴らしいフットボールを期待しているよ」ですって(意訳)。
 いやいやいや、この世で一番憎たらしいNFL選手にこんな発言されたら反応に困るじゃないですか。てかちょっとファンになっちゃったじゃないですか。いや、もともと選手としては大好きな選手の一人ですけど。


 というわけでブリーズさんの期待に応えてスーパードームに向かうための決戦。フランチャイズ史上初のホームでのチャンピオンシップの相手は今最高にホットなナイナーズ。
 この試合、ファルコンズはホームにもかかわらずオッズでは4.5点不利と圧倒的なアンダードッグになっています。もちろん予想を見ても9割方はSFの勝利予想で、ファルコンズがどれだけ善戦できるかが専らの焦点になっている感じ。で、私の意見としてはこの下馬評は全くもって妥当なところじゃないかと思います。ゲームのように選手一人一人の能力を数値化して足し算したらこれくらいの差があると見られても仕方のないところ。なにせあちらさんはオールプロだらけの反則気味なタレント集団ですから。まして先週GB相手にあんな試合をした後ならなおさらです。
 が、しかし一番戦力があるチームが一番強いわけではない、あるいはより強いチームが必ず勝つわけではないからこそ私たちは毎週一喜一憂してきたわけです。事前の準備、ゲームプラン、相性、その日の調子、試合を分ける要因は戦力以外に山ほどあるのがNFLの面白いところなんですから。


怪我人情報
 SEA戦で足首の故障を再発させたエイブラハムはクエスチョナブルですが練習には戻れており出場予定。またDTバビノーもクエスチョナブルですがこちらも十中八九出てくるでしょう。
 あと先週アウトだったオーウェンスはプロバブルまで復活。チッ、とか舌打ちしちゃいけません。
 まあほぼベスメンバーが出て来れそうということでなによりです。


vsSFオフェンス
 先週走りに走りまくって、ついに1試合のQBラッシングヤード記録を更新してしまった超新星キャパニック(それにしても以前ちょっと書いたカェーパニックよりずっとスマートですね、この表記)率いるリードオプションオフェンスが相手になりますが、オプションを相手にするのはこれで2週連続、そしてレギュラーシーズンを含めると実に今シーズン5度目となります。ノーランもまさかパスハッピーリーグでこんなことになるとは思いもしなかったでしょうし、いい加減ウンザリしてるんじゃないでしょうか。
 そしてこのウンザリするほどオプションを相手にするはめになったということがこの試合一つの鍵になるんじゃんないかというのが個人的予想。
 ご存知の通り今シーズン現在進行形で旋風を巻き起こしているリードオプションですが、なんでこんだけ機能しているかといえばもちろんシステムとしての優秀さがあるからでしょうけど、それ以上に大きいのは「ディフェンスがこれまで経験しておらず」まだ「対策ができていない」ということだと思います。08年ワイルドキャットが大流行した時も、かつて藤井システムが棋界を席巻した時も、「相手にとってこれまで未経験ゆえに対応も対策もとれない」ということが一番の武器だったわけです。
 先週のGBもこれまでオプションオフェンスと戦ったことが無かったということがああいう結果に結びついたと考えるのはそう突飛な考えではないと思います。
 翻ってファルコンズですが、上述のようにオプションオフェンスとはすでに4度も対峙しているわけで、リードオプションに対する経験知は恐らくリーグトップレベル。この時点ですでに「相手が経験したことが無い」という有利性は無くなってます。なので少なくとも先週のGBのように試合を通じて翻弄され続けるような事態になる可能性は低いと見ます。
 とはいえ慣れがあるというのとシステムとしてオプションに対する明確な解答があるかどうかというのはまた別の話。ノーランがどういう準備をしてくるかは正直言って全く読めません。先週のようにゴアを止めることを最優先とするのかキャパニックを警戒するのか、DLはコンテイン重視にするのかそれともブリッツを多少は混ぜるのか、いずれにせよSFにとってそう簡単に攻略できるディフェンスにはならないと思います。

 選手単位で見るとやはり注目はキャパニックですが、上で書いたように先週180ヤード走ったからって同じようなことにはならないと考えます。むしろ怖いのはパスによるビッグプレイ。ファルコンズが大敗するとしたら一番可能性が高いのは怪物TEヴァーノン・デイヴィスとついに開花したクラブツリーの二人にボコボコにされるケース。個人的希望はとにかくでかいので一発TDだけは許さず、ランや短いパスでドライブを続けられてもタックルをしっかり決めて最終的にFGまでに抑えるような展開。特に両Sには最後まで集中力を切らさずにプレイしてほしいです。
 ランプレイはゴアというよりランブロックではリーグ最強の呼び声高いOLにどう対応するか。とにかくサイズがあってフィジカルが強いユニットなので軽量級のファルコンズDLとはかなり相性が悪いですが、まあ気合でなんとか(適当)。こちらも5ヤード進まれるのは仕方ないとして、10ヤード以上のビッグプレイを許さない構えで、あわよくばファンブルを狙うような形の方がいいかもしれません。うーん、なんかムーアとデクーのどっちかがリーディングタックラーになるような展開が見えます。
 要するにディフェンスで大事なのは完封を目指すのではなく、オフェンスの援護を信じて傷口を最小で押さえることじゃないかと思います。


vsSFディフェンス
 先週に続いてリーグ最強レベルのディフェンスが相手。ただSEAはDBがストロングポイントでしたが、SFの強みはフロントセブン。でもそのくせ両Sもプロボウラーという反則軍団。

 こっちのマッチアップでの一番の問題は何よりもライアンに時間を供給できるかどうか。局地戦で見るとオルドン・スミスvsベイカーとジャスティン・スミスvsブレイロックの2点が最重要ポイント。ここの勝敗がそのまま試合を分けると言っても過言じゃないと思います。特にベイカーvsオルドンは本当に注目。シーズン19.5サックをあげたオルドンですが終盤はやや失速しており、今年のスーパーベイカーなら完封はできないまでも時間を稼ぐくらいはできるはず。ってかできないと試合終了なんで死ぬ気で頑張ってください。
 またマクルーアは必然的にジャスティン・スミスサイドをヘルプすることが多くなると思いますが、そうなるとコンちゃんがレイ・マクドナルドを一人で防ぎきれるかという問題が起こります。正直厳しいとは思いますけど、ここらで一人立ちしてマクルーアを安心させてやってほしいところ。
 さらにパトリック・ウィリスらによるブリッツが頻繁に入ることも予想されますが、クイズをはじめとしたRB陣のブリッツピックアップ能力は今やファルコンズの武器の一つなので、今回もしっかり決めてほしいです。

 で、なんとか時間を作れれば、オフェンスのチャンスは一気に広がると見ます。両Sもプロボウラーとは言いましたがゴールドソンもウィットナーもあくまでハードヒッタータイプでカバーは超一流ではないですし、CB陣はSEAに比べれば2段階くらい下。ここのマッチアップは巷で言われているよりずっと有利なはずでロディもフリオも十分活躍が見込めます。というか明確な勝機があるとしたらここにしかないです。あとはライアンが普通にプレイするだけ。

 一方ランはさすがにSEA戦ほど機能するかは疑問。ウィリス、ボウマンのコンビはちょっと極悪すぎますね。しかしそれでもターナーの調子がSEA戦並だったら15キャリー60ヤードくらいは望んでもいいはず。ただこの試合のRBの主な役割はプレイアクションを機能させるためのデコイとブリッツピックアップになるんじゃないかと思います。理想を言えばもちろんランでタイムコントロールしたいところですが。


スペシャルチーム
 今度はきれいなボッシャーが見れるはず


その他
 この試合一番気になるのは先週の悲願の1勝がプラスに働くかマイナスに働くか。私の場合は後者で、あまりにも先週の試合に気合を入れてしまったせいで若干燃え尽き気味です。なんかもう満足。同じような思いが選手たちに絶対無いとも言い切れません。しかし逆に、サルが消え去ったことで一気にブレイクスルーを果たし見違えるようなチームへと一皮むけていることも十二分に考えられます。その時はライアンは真にリーグを代表するQBになっていることでしょう。ただでさえ神だったゴンザレスにいたっては・・・なんだろう、すごい神?まあ少なくとも確実に言えることはこの試合においてファルコンズにかかっている悪い意味でのプレッシャーは先週に比べればハナクソレベルだということです。
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この記事へのコメント:

Liger : 2013/01/20 (日) 01:06:21

愈々決戦ですね、他所のチームながらワクワクします。

ブリーズの発言には自分も全く同感で、確かに、「他人の不幸は蜜の味」とか「隣人の成功は見たくない」的な、同地区のライバルに対する対抗心や敵愾心ともいえる感情は存在しますし、それがなければ面白味も半減です。

でもそれはレギュラーシーズン中の順位争いや直接対決であれば重要ですけど、
他方で自分達の所属する地区のレベルが高いことが証明されるのも悪い気はしません。
ですから自分トコの可能性が消えた場合は、基本的に同地区のチームが勝ち進むことを自分は望みます。
まぁウチはこんな強いチームと同地区だから・・・と2ケタ黒星の言い訳に出来るッてぇのがメインですけど。

NFCの南と北は、基本的には元の中地区を分割して出来た地区なので、まだ新しい地区割りではありますが、
昨季までの46回のSBの優勝チームを地区別にみてみると、
N東=12回,A北=7回,N西・A東・A西=各6回ときて、N北=5回,N南=2回と、
お互い他地区の後塵を拝してます。
特にウチの地区は第一回全てのチームがSBの時から存在してたのに、
GBの4回を除けば'85季の熊が一回勝ってるだけという有様です。
まぁ一回も出場してないライオンズファンが言うことではないですが(笑)。

何れにせよ、SFはタレントも怪物揃いで羨ましい限りですが、
ATLだってラインメン以外の面子じゃ負けてませんよ。

是非ハーボー弟とK/NICKが、「きゃあ~ッ、パニック!」とならんことを祈りつつ応援するつもりです。
頑張って下さい。

redun : 2013/01/20 (日) 22:07:14

このブログ見てtwitterで さすがにオプションD#一番うちが慣れたんだからやってやるって ってつぶやいたら結構好評でした。自分なりの解答はSPYとブリッツの共存、変形ゾーンブリッツ、QBラン特化型ゾーンブリッツ(戦術上パスカバーの人数足りないとかそういう意見は知ったこっちゃありませんww)とあとで偉そうにできるのを期待して書き込んでおきます。

>地区割りの話 あの当時のSFになんて踏みつけられてさらにネジネジされた記憶しかないですから、大舞台で対等に戦うときがくるなんて。
DETにも必ずこんな日が来ますよ。

wild-childさんありがとうございます!!わたしの方はリンク勝手に張ってますw

ほとら : 2013/01/21 (月) 01:54:33

>Ligerさん
 私もかつてプロ野球(近鉄)ファンだったころは日本シリーズでは自分達の代表であるパリーグのチームを応援していたので、ブリーズやLigerさんの考え方は良く理解できます。しかしNFLでは地区内対決の重みが大きすぎるせいか、年を重ねるごとに同じ地区の仲間という意識より憎たらしさの方が強くなってしまったんですよね、私の場合(苦笑)。だからブリーズやLigerさんの姿勢は本当に大人だなあと思うと同時に、これからは地区内ライバルに対する意識を少し改めてみようかなと思います。やはり憎しみ合うような関係より、認め合いリスペクトしあうライバル関係の方が美しいですからね。

 自分はかなり新参のNFLファンなんですが、歴史を知っていく中でNFC南というのはあからさまな問題児学級のようなドアマットチームの寄せ集め地区だったんだと痛感したことを覚えています。あえて記事では触れませんでしたが、「専門家」の下馬評にもやはりSFとATLのチームとしての歴史が少なからず関わっているのは間違いないでしょうね。
 しかしそんな掃き溜め地区からたった10年の間にATLを除く3チームがスーパーに出て、さらにTBとNOに至っては頂点まで辿り着いている。そして同時に絶対的な覇者がおらず毎年地区優勝チームが変わるという、地区改変以降NFLで最も拮抗した地区になっている。これらの現実は、やはり四者がライバルとして鎬を削り合い、お互いに高めあってきたということが大きな要因なんだろうと思います。


>redgunさん
 こういう新システムとの対戦の面白いところの一つは、やはりいろいろな妄想ができるという点ですね。また分かりにくい喩えで恐縮ですが、将棋界でも何年かに1度それまでの常識を覆すような革新的な戦法が生まれ大流行したりするのですが(記事にある藤井システムというのもその一つです)、一見穴が見つからないような新戦法とぶつかっていく中で、また新しい革新的な戦術が生まれ将棋そのものが進化する、こうした過程は本当にワクワクするものがあります。そしてこれはそのままNFL(というかアメリカンフットボール)の世界にも通じるものがあると思います。これがBVGだったら絶対にいつも通り王道4-3で戦って無残に散っていたでしょうが、ノーランは戦い方を変える事を恐れない非常に柔軟なDCですから、今回どんな対策を講じてくるか非常に楽しみです。
 
 そうそう、ナイナーズもかつての「地区内ライバル」(ただし完全な捕食関係)でしたねー。しかしアトランタが西地区っていうのも今考えると随分乱暴な話ですね(笑)


 まあ何にせよ私達ファンにできることはチームを信じて応援することだけです。極東の地から勝利を祈って念を送り続けましょう(笑)

wild-child : 2013/01/23 (水) 23:42:27

勝てたかもしれない試合を落として、心に穴が開いた感じがします。
でも、シーズンを通して楽しめたので、また来季に期待したいです。

> redun さん
自分はお二方ほど、熱いファンではありませんが、
当面はファルコンズメインで応援しますので!よろしくお願いします。

ほとら : 2013/01/27 (日) 06:49:40

>wild-childさん
 もちろん無念な思いや悔しさは山ほどありますが、少なくとも昨年のNYG戦のように全く力を出せないまま負けたしあいよりずっといい試合だったと思います。素晴らしい試合、素晴らしいシーズンを見せてくれたファルコンズにはただ感謝したいです。
 あと、この試合を見た後に心に穴が開くくらいショックを受けられたというなら、十分すぎるくらい熱いファンだと思いますよ。結局ファンにとって一番大事なのは、ファン暦だとかどれだけマニアックな知識があるかだとかではなく、どれだけ真剣に試合を見て感動できるかだと思いますから。

RichardHali : 2017/02/21 (火) 14:12:43

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