Week1 @NO 展望

 今年は他チームの予習が笑っちゃうくらいできてませんが、まあ相手が相手なんである程度は書けるだろうと見切り発車したら、相手が相手なせいで予想をはるかに超える長文に。なんにせよ締め切りに間に合ってよかった。



 ということでいよいよ2013シーズンスタート。ファルコンズ最初の相手は過去4年間NFC南のタイトルを交互に分け合ってきている地区内最大ライバルにして怨敵NO。はい、いきなり今シーズン最大級の山場がやってきました。
 昨シーズンショーン・ペイトンの存在の大きさを嫌というほど思い知った聖者たちですが、偉大な指導者が帰ってきた今年、その雪辱を期す思いは並々ならぬものであろうことは容易に想像できます。そしてその復帰緒戦、それもスーパードームでファルコンズを迎え撃つとくれば、彼らの盛り上がりは最高潮を向かえることになるでしょう。
 一方ファルコンズからすれば、ここでNOを叩き、ショーン・ペイトン復帰に沸く聖者たちの気勢を殺ぐことができれば地区内レースと言う意味でも、チームのムードという意味でもその価値は計り知れません。逆にここでコテンパンにやられるようなことがあれば、NOが一気に勢いに乗って独走してしまう恐れも十分あります。いずれにせよこの試合、単なる地区内対決の1勝以上の意味をもつことは間違いないところ。CBSのラカンフォーラがGB@SFなどを差し置いて今週のベストマッチにおしているのもうなずけます。



[怪我人]
 プレシーズンで負傷したWRロディ・ホワイト、CBアサンテ・サミュエル、LBスティーブン・ニコラスのスターター3名は今週の練習限定参加のクエスチョナブル。またKブライアントはプロバブル。ただ上記4名いずれも出場すると見てほぼ間違いなし。
 もし試合中アサンテ、ニコラスに何かあった場合はそれぞれアルフォード、バートゥというルーキーの出番が増えることになりますが、これはある意味では楽しみ。ブリーズになぶり殺しにされる地獄絵図が予想されますけど楽しみ。

 

vsNOオフェンス

 こちらのマッチアップ私的必見のポイントは

1.ノーランvsショーン・ペイトン

2.ルーキーCBコンビは試合終了まで息をしていられるのか

3.ブリーズの脳ミソにプレッシャーをかけることはできるか

4.ジミー・グレアムをどうすんのか

5.ランディフェンス?

 やはり1番楽しみでもあり、この試合の勝敗を決定的に左右しそうなのがプレイコーラー二人の対決。昨年DCノーランは非リードオプションオフェンスに対しては素晴らしい結果を残しました(でもよりによってグレッグ・ナップ率いるOAKオフェンスにやられたのはナイショ)が、就任2年目最初にして最大の強敵と対峙することになりました。
 当代最高のプレイコーラーショーン・ペイトンですが、やられる側から見たペイトンオフェンスの印象はとにかく意味の無いプレイコールが存在しないということ。例えば誰とは言いませんが某村木氏のように「1stダウンだからとりあえずアップザミドル」みたいな思考放棄のコール(注)は絶対に無い。ランプレイはその後のプレイアクションへの伏線、ショートパスはディープを狙う下準備、そして守備をストレッチさせてからのスクリーンやドローハンドオフ、などなど1試合を通じてあらゆるオフェンスに意味を持たせるのが本当にうまいです。まさしくコールによってストーリーを創り上げるクリエイター。くやしいけど惚れ惚れします。(注:一応フォローしておきますと、全盛期ターナーのように分かっていても止められないランナーを擁する場合は無類の力を発揮するコールです。単純ゆえの怖さ。)
 ただ彼のこうした創造性が最も発揮されるのは、カタにハマった「こうされたらこう返す」というのがはっきりした相手であり、キングオブカタハメコーディネイターのBVGだったわけで(BVG時代絶対にこいつがDCじゃNOに勝てないと思った理由がこれ)、対してノーランが操るのは「何をしてくるか予想できない」ディフェンスですから相性面での不利はないはず。少なくともBVGの頃の絶望感は感じてません。究極のフィジカルスポーツの場を舞台にした最高峰の頭脳戦に乞うご期待。
 
 っといけない、無駄に興奮して盛り上がりすぎました。残りはさらっと。

 2は、先発トゥルーファントはもちろん、アルフォードもアサンテの状態次第では結構なプレイタイムが予想される以上当然の懸念。鬼畜ペイトン率いる聖者どもにルーキーズが狙われないはずが無い。相当な犠牲は覚悟してますが、ノーランのコールで二人の負担を少しでも軽くすることも重要。特に思いっきりルイジアナネイティブで生まれたときからのセインツファンだったことを公言しているアルフォードは故郷凱旋ということもあって随分興奮しているみたいですが、気負いすぎて派手に爆発しそうな嫌な予感がしてます、が、一方で大活躍しそうな気もちょっとしたりして。さてどっちに転ぶか。

 3はノーラン対ペイトンのフィールド上での縮図。去年の1戦目はこれが出来なかったから負けたし、2戦目はこれが出来たから勝てました。単にパスラッシュをうまくかけられるかといった話ではなく、昨年にも増してグッチャグッチャのアメーバディフェンスでブリーズをパニクらせることができるかどうか。成功すれば5INTの再現もありえますし、冷静にアメーバのあちこちにある穴を見つけられたら先日のBALのような悪夢を見る可能性もあります。

 昨年の2度の対戦でいえばブリーズのINTと並んで勝敗を分けたのがジミグレ。1試合目は7rec149yd2TDとボッコボコでしたが2戦目は4rec59yd0TDと大事故を防ぐことに成功。要因ははっきり分かりませんが、2戦目のジミグレには常に誰かしらが密着マークしていた印象(一回はエイブラハムがカバーしてた)。そこまで単純なものか分かりませんが、この人間兵器を抑えることができれば勝利が近づくというのは確か。

 5は別に対NOに限った話じゃないですが、昨年ディフェンスの性格が180°転換した事に加え大黒柱だったロフトンを失った結果それまで常に好成績をキープしていたランディフェンスはリーグ21位にまで落ち込みました。果たしてそれが少しはましになるのかどうか。
 ショーン・ペイトンは今年ランオフェンスを増やすことを公言してますし、個人的に嫌な記憶しかないクリス・アイヴォリーこそいなくなりましたが、非常に過小評価されているピエール・トーマス、そろそろブレークが怖いイングラム、そして手裏剣スプロールズの3人を擁するNOランオフェンスは潜在的には相当な破壊力を秘めているだけに、今シーズンのランディフェンスを占うには十分すぎる相手。一人キーマンを挙げるならやはりデント。この試合でこいつが活躍してくれるようだと今年一年見守っていくのが楽しくなります。逆にまたシット化するようならウェルカムジェシータグル。



vsNOディフェンス

 昨年喪失ヤードでNFL史上最悪という不名誉な記録を残してしまったNOディフェンス。今年はぐぬおーろさんをスパッと切ってロブライアンを招聘し4-3から3-4に転換、まさしく1からの建て直しを図っていますが、さて。
 昨年の成績、3-4への変更1年目、そしてウィル・スミス,ヴィルマというNOディフェンスを長年牽引してきたベテランや期待の新戦力ヴィクター・バトラーらの離脱などなど、もろもろの要因がありましてはっきり言ってNOディフェンスの下馬評は低いです。が、3-4への転換1年目は去年のファルコンズだって同じようなものですし、以前はともかく近年のヴィルマやウィルスミスは決して怖い存在ではなかった、それに何よりハイパーオフェンスを後ろ盾にここ数年ドラフトで漁ってきた若いディフェンス陣はそろそろキそうな雰囲気が漂っている気がしてなりません。
 こちらのマッチアップ最大の注目はライン戦。今言ったようにNOのDL(+OLB)はキャメロン・ジョーダン、ジュニア・ギャレット、アキーム・ヒックスといったブレイクの気配を漂わせている若い衆がごろごろおり、またプレシーズン4戦でのチームサック数17はリーグ3位。この開幕戦の内容如何では一気に彼らを覚醒させてしまう恐れがあります。対するファルコンズOLとしてはまず不安定な右サイドをどれだけ安定させることができるか、そしてコンちゃんがクソやかましいスーパードームの中でどれだけ落ち着いてユニットをリードすることが出来るかが鍵。左サイドのベテラン二人は右サイドの若者達の負担を少しでも減らすために完璧なプレイを心がけるように。ここさえ何とかなれば、少なくとも一方的に負けるような試合展開にはなりません。

 あとはもちろんS-Jax39のファルコンジャージを着けての公式戦初登場がとにかく楽しみ。レシービングも含めてここ2年ほど機能不全に陥っていた地上戦に新しい風(30 years old)を巻き起こしてください。あ、ユーウィング、カーンズの穴熊コンビのブロックも要チェックね。打倒ロフトン(でも正直ロフトンの3-4って全くイメージ沸かないです)。

 パスに関してはまず前提としてロディの足首がどれだけ万全な状態に近づいているかってのが心配ですが、多分彼ならキッチリ仕上げてくるはず。むしろそれ以上に宿敵相手にパーソナルファウル連発とかの方が心配。
 それからプレイを見たことはほとんどないんですがPITから新加入のCBキーナン・ルイスの評判が非常に高く、昨年不調だった逆サイドのジャバリ・グリアも個人的には地区のベストCBと思っているのでこのタンデムはかなり不気味でもあり、ロディ,フリオとのマッチアップは楽しみでもあります。ドラ1ヴァカーロも見たいけど、どれくらい出番があるのか。

 なんにせよスティーブン・ジャクソンという大駒を手に入れ、2年目で成熟味を増したコエッターさんオフェンスを堪能したいところ。


スペシャルチーム
 ボッシャーは一足先にプロボウラーになられてしまったモーステッドに追いつき追い越せ。



その他
 とまあ色々書いてきましたけど、ぶっちゃけた話、これまでの苦い思い出なんかもありまして、聖者withショーン・ペイトンにスーパードームで勝てる気はしてません(ぶっちゃけすぎ)。どっちに賭けるかと言われたらNOに賭けます。ただシーズン前の皮算用だとこの試合はポストシーズン進出に向けて落としてもなんとかなる、運よく勝てたらもうけものの試合という位置づけなので、ある程度寛容な目で観戦するつもりです。チームの勢いだとかライバル関係だとかの精神論考慮すると死んでも勝たなきゃいけない必勝の1戦ですが、長いシーズンを戦っていく上では特定の1戦に熱くなりすぎずに16分の1と考えることも必要ですからね。

 
 なお私は超がつくほどの精神論者らしいです。

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