@MIA 終了

 クイズとスネリングはよっぽど豪華な食事にラインマンたちを招待したらしいです



ATL 23-27 MIA


 これほどごく一部の人間に敗因が集約される試合も珍しい。


B級戦犯 CBロバート・マクレイン

 昨年加入以来、素晴らしいプレイを続けてきたマクレインですが今日は完全に戦犯。パスキャッチは許してもカミソリのような鋭いタックルでロングゲインを許さないというのが大きな武器であるマクレインですが、この試合ではMIAのドライブを継続させる致命的なタックルミスを連発。特にMIA前半終了前の2ミニッツオフェンスではミスタックルありカバーミスありで超貴重な3点を献上。終盤はかなり狙い撃ちされていたフシがありました。
 今日のマクレインのタックルは倒すタックルではなく、ただ勢いよくぶつかるだけのタックルという感じでしたが、カバーミスの方は多少目はつぶるとしても、タックルは彼の生命線なだけにこれを反省に初心に戻って確実なタックルを心がけてほしいです。


A級戦犯 スペシャルチームコーディネイター キース・アームストロング

 さて問題の男。
 多少追い上げられながらも開始から基本的にファルコンズペースで進んだこの試合、決定的にモメンタムがMIAに移ったのは第3Q終盤、追い上げムードのMIAオフェンスをディフェンスがきっちりと止めた直後に飛び出た、PRハリー・ダグラスのファンブルロストでした。このプレイでファルコンズ陣20ヤードという位置からのオフェンスの機会を得たMIAはあっさりとTDをものにし同点。まさしくモメンタムが目に見えて動いた瞬間でした。しかしこのミス、決してダグラスだけの責任ではないことを強く主張したい。
 くだんのプレイの一連の流れを記しておきますと、まずこのパント若干飛距離が短かったこともあって、ダグラスはマフのリスクを避け両手を広げてノンキャッチを選択。しかし、バウンドが大きくファルコンズ陣に跳ねたためにあわててこれを拾い上げ、リターンをしようと走路を探してうろうろしている間に突撃してきた相手のロングスナッパーの強烈なタックルをうけ、ファンブルロスト。という流れでした。

 ここでまず問題になるのが、最初にノンキャッチを選択したこと。もう何年間もファルコンズはこういう場面でノンキャッチを選んでおり、これは間違いなくアームストロングの指導に「ミス(マフ)だけはするな」という教えがあるのだと思います。リターナースペシャリストのウィームスの時代でさえそうでしたから、今回のものもダグラス個人の判断ミスとは言えません。しかしその結果、リターンのチャンスを失うばかりか、相手側に有利なバウンドで10ヤードから時には20ヤード以上も自陣に押し込まれるという場面を何度も何度も目にしてきました。一つ言いたいのはこれは断じて「アンラッキーバウンド」の結果などではないこと。フットボールの形状上、不規則なバウンドをするのはアメフトの一つの面白さでもありますが、それでも前に蹴ったボールが前後どっちに弾む確率の方が高いか、統計見なくてもわかります。そしてNFLにおいて10ヤード、20ヤードのフィールドポジションの違いがどれだけ大きいか、素人ファンの私でも理解しているつもりです。しかしそれでも頑なに微妙なボールは捕るなと教えるアームストロングの指導にはやはり納得できません(もしかするとコンサバ思想のスミッティの指示かもしれませんが、それを知るすべはない以上、STにおける責任はSTCが負うべきだと思います)。
 
 そしてこのプレイでもう一つ重要なのが、ダグラスがヒットを受けたとき周りがMIAの選手だらけだったこと。シーズン前にも書いた気がしますが、近年のファルコンズのガンナーだだ漏らしっぷりはちょっと尋常なレベルじゃないです。目の前に迫るガンナーを避ける天賦の才を持つウィームスがPRをしていた時は目立ちませんでしたが、昨年激増したフェアキャッチはいかにファルコンズのリターンチームのブロックがひどいものかをよく表しています。これはもうブロック担当の選手の能力とかそういう問題ではなく、システム的欠陥だと思います。本当にどうしてアームストロングが外部から高い評価を受けているのか(この試合の解説ティム・ライアンも賞賛してました)理解に苦しみます。

 この試合では他にも、ホールディングによる罰退や、ブライアントの35ヤードFGミス、またMIAリターンチームがガンナー放置のオールメンブリッツ(正確には少し違いますが)を仕掛けてきた際対応できずにシャンクしてしまう場面など数々のスペシャルーチームのミスがあり、どれも終わってみれば敗因といえる非常に大きなミスでした。
 コンサバティブの代償にミスがないことが強みのはずのスペシャルチームがミスを連発すれば当然そのダメージは甚大です。ノーランもコエッターさんも主力選手を何人も失った中で素晴らしいゲームプランを用意してきた一方で、一人のほほんと1週間すごしてきたアームストロングには怒りを通り越して呆れます。BVG,村木と粛清された中でも一人コーディネイター職を続行したアームストロングですが、スーパーを狙うこの年、彼の存在が致命的なガンになりかねない、そんな風に感じた秋分の朝でした。


 しまった、まさかのアームストロング批判に随分と力を使ってしまいました。その他雑感は別記事で。


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この記事へのコメント:

redgun : 2013/09/29 (日) 06:15:12

ツーバウンドルールだったか、さらっと読み飛ばしただけなんで適当ですが、うちのリターンの十箇条にあるらしい。バウンドしたら触れるな的なやつが。ウィームスもこれが嫌ででてった可能性が

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