Week4 NE戦 展望

 そういえばESPNのNFLブログ、これまでの1地区1記者制から各チームごとに担当者がつくようになっちゃいましたね。1人で4チームカバーするのは負担が大きいのも理解できますし、各チームごとに担当記者がついたほうが深く詳細な記事が書けるのも分かりますが、それでも地区ごとに1記者ってのが地区内ニュースをざっと見する上では最高のバランスだっただけに残念。細かい情報ほしけりゃ公式サイトなり地元誌の記事なり見ればいいわけで。何より各チームごとに番記者付くってことは、その記者がチームに思い入れ持っちゃうてのが問題だと思います。


 今年最初の全米中継、サンデーナイトの対戦相手は強豪パッツ。今年の愛国者はウェルカーをはじめとしたWR陣が軒並み消え、さらに頼りのTEの一角はムショ入りするわ、その相棒は骨折りまくりだわ、ウェルカーの後釜に持ってきたアメンドーラも大方の予想を裏切らない芸人魂を発揮するわで、残ったのが馬の骨ルーキーレシーバーたちでは如何なブレイディでもどうしようもないんじゃなかろうかと見ていたら、実際NYJ戦あたりではどうしようもなかったようなんですが、それでもきっちり3勝0敗。なんだそれは。しかも先週のTB戦ではルーキーズとも息が合ってきたとのことで、さらに今週はグロンコ、アメンドーラが戻ってこれるんじゃないかとかなんとか。むう、もう負けられないファルコンズとしてはなんとも厄介な相手をむかえることになってしまいました。



怪我人
 スティーブンジャクソンは今週もお休み。Q組はベイカーロディフリオアサンテと主力ばっかですが、ベイカー以外は出てくると見ていいと思います。そのベイカーは果たして出れるのか、出れたとしてホームズより良いパフォーマンスができるのか、そしてベイカーがLTに復帰した場合のRTはホームズなのかトゥルーブラッドなのかと疑問山積。とりあえず内容はどうあれMIA戦被サック0という客観的数字は果たして首脳陣の目にどう映っているんでしょうか。


vsNEオフェンス
 やはり問題になるのはグロンコ,ドーラが出てくんのかどうか。先週ファルコンズは早々にスティーブンジャクソン欠場を知らせてMIA陣営にランの警戒を解かせるという高度な情報戦術を見せましたが、対照的にNE軍は二人を出すかどうか煙幕かけまくってファルコンズを撹乱する戦術できました。なんと卑劣な。まあこればっかりは文字通り蓋を開けてみるまで分かりませんが、仮に出場してきたとしても故障明けの身ですし脅威は大分程度軽減されているはず。両者出てきたところで、攻撃力の差は得点にしてせいぜい10点分くらいだと予想します(十分でかいですが)。結局のところ勝負はレシーバーの個人能力というより、ブレイディvsノーランの頭脳戦が焦点になるんじゃないかと思われます。
 MIA戦を見る限りではやはりビーアマン、スプーンの二人の穴は相当に大きく、ジョップ君(バートゥ)も頑張ってましたが、結局捨て身のブリッツ以外はなかなか効果的なディフェンスができなかったという印象でした。特にノーランディフェンスの特徴であるディスガイズがあまり目立たなかったのが気になるところです(ディスガイズの肝がどこでも守れるビーアマンだったので当然と言えば当然ですが)。ただパッチワークディフェンスも2戦目ということで、ノーランも新しい選手たちの能力を把握してきたでしょうし、先週よりももう少し思い切って手駒を動かせるんじゃないかと希望的観測。
 ただ問題なのがやはり相手がリーグ最高峰の頭脳の持ち主だということ。少々のディスガイズでは逆に守備の隙を見抜かれて冷静にあっさりとパスを通されてしまいそうですが、そこはそれ、また序盤にルーキーレシーバーズや病み上がりエースレシーバーたちに落球していただいて、NYJ戦のようにブレイディの頭に血を昇らせればいいんです。いかな超一流QBだろうと冷静さを失えばINT量産もありえることは去年の第2週で証明されてます。他力本願というか敵頼みもいいところですが、現状そういう所に頼らざるを得ないというのが苦しい台所事情を物語っています。ジョージアドームの観衆は「落とせ落とせ」と念じ続けましょう。
 個人のマッチアップについてはグロアメが出てくるかどうかで全く変わってきそうなので省略。あ、ただなんかブレイディのホットターゲットになっているらしいRBエデルマンを誰がカバーするのかは、ちょっと気になるところ。本来ならスプーンの役目でしょうけど、ジョップ君がこういう小細工のできる武器に対抗できるようなら今後面白くなりそうです。ルーキーWRvsルーキーCBのマッチアップも興味深いですが、ここは圧勝してもらわんと困ります。


vsNEディフェンス
PITと並んで3-4の代名詞的存在だったNEディフェンスですが、なんかもうほぼ4-3になってしまったようで(一応名目はハイブリッドらしいですが)。ブリッツやディスガイズが全くなくなったわけではないですが、基本は4メンでプレッシャーをかけLBが中央を守りCBがWRをマンマークで封じるという、まさしく王道、将棋で言う矢倉囲い、麻雀でいう平和のようなディフェンスを敷いているようです。ちなみに私が好きなのは棒銀とチャンタですが何か。黄金期パッツの変幻自在なディフェンスが大好きだった人間からすればさびしい限りですが、そんな王道ディフェンスでここまで喪失ヤード3位、失点2位という堂々たるスタッツを残しているということは、純粋にタレントの質が高い証拠だと思います。対戦相手がルーキーQB×2と先発降格となったフリーマンというのももちろん大きいでしょうけど。
 さてそんなディフェンス陣、まず警戒すべきはやはりすでに3サックをあげている昨年のドラ1DEチャンドラー・ジョーンズと老いてますます盛んなDTウィルフォーク。二人とも基本的には右側(オフェンスから見たら左)にセットするようなので、LT,LGが試合を壊さないかどうかがポイント。誰が出てくるかもはっきりしないLTはさておき、LGブレイロックとリーグを代表するラインマンウィルフォークのマッチアップはなかなか興味深いです。なにせこのブレイロックという男ひたすらに地味、このブログも始めてから間もなく2周年になろうかというところですが、記憶にある限り彼の名前をロスター紹介以外で書いた覚えがない。つまりパフォーマンスが異様なほど安定しているということで、もちろんCB同様OLにとっても目立たないことは一種のステータスなんですが、ルーキーイヤーに先発の座を手に入れて以来7年間大きなケガもなく何気に現役LGとしては現在リーグ最長の連続試合出場をしていたりと、もうちょっと評価されてもいい選手。今回強敵相手にも目立たずにいられるようなら、雑感編では盛大に取り上げようと思います。あ、なんか話がそれました。とにかくこの試合は(この試合も)まずはラインがライアンに時間を、クイズに走路を作れるかどうか、特にOL左サイドを中心に注目しませう。
 2列目にはピュアタックルマシーンのメイヨと2年目にして早くも守備の中心選手になりつつあるハイタワーの新旧ドラ1コンビが鎮座するということで、先週「無警戒な相手に対して結果を出す」という第一関門を突破したクイズにとっては大きな試練。前記事でも触れたようにMIA戦は相手が完全に油断していたことやランディフェンスの要ソリアイ不在だったことなど、クイズにとっては追い風がビュンビュン吹いていた状況下でしたから、今回ちゃんと「ランを警戒する相手」に対して結果を残せるかどうかというのは彼の今後のNFL人生を左右することになります。これも超えられたら本格的にMJDへの道が開けます。そのためにもまずラインマンやFBディマルコたちにお歳暮を贈りましょう。
 さて最後にCBですが、すみません、正直スケジュール表見た時タリブ,デナードのコンビとマッチアップすることはまずないだろうと思ってました。絶対Week4あたりはサスペンション真っ最中だろうなと。二人とも出場なんて話が違う。まあそれはさておきこの問題児もといガチ犯罪者コンビ、能力的には間違いなく一級品(今更ですがなんでジャノーリスが2巡でデナードが7巡なのか)。二人とも積極的にボールを狙ってくるというところもいやらしいことこの上ない。とはいえ、こちらとしてもマッチアップするのは一番強いところなんでね、ロディがいまだ本調子でないとは言え、ここで勝てないようだとお話になりません。願わくばフリオが早々に1対1でどっちかに圧勝して、ブチ切れて15ヤード贈呈して下さったり、なんならご退場していただければ最高なんですが、さて。

スペシャルチーム
 なんと”あの”ルギャレット・ブラントがキックリターンやっているんだとか。これは怖い、いろんな意味で。アームストロング船長におかれましては、くれぐれもスピードがない木偶の坊だなどと甘く見ることのないよう。まあなんならまた大失態してアームストロングの首にギロチンが落ちるようならそれはそれで。


まとめ
 聖者どもが3連勝ということもあって1勝2敗のファルコンズは早くも後がなくなってきています。相手は強敵、特に「NFLで最も勝ち方を知っているチーム」というのがなんとも辛いところですが、ジョージアドームの地の利も生かしてどんな醜く泥臭い勝ち方でもいいので必勝態勢で望んでいただきたいところ。それからこの試合接戦が予想されてますけど、なんかどっちが勝つにせよ意外な大差になりそうな予感がします。全く根拠レスですが。で、大差がつくとしたらファルコンズが大差で勝つ光景が浮かばないので、必然ジョージアドームの歓声が悲鳴にかわrいやいやいや、何考えてんだ私。えーと、まとめるとファルコンズが70-0で勝ちます。

 それとこの試合、私が見れるのがだいぶ後になりそうです。もしファルコンズがボッコボコにされていつまでも更新がなかったとしても、逃亡したわけじゃないと思っていただければ幸いです。




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この記事へのコメント:

redgun : 2013/09/29 (日) 12:34:08

そういえばOL主力再契約のとき真っ先に結んだのがブレイロックでしたっけ。目立たないことがいちばん、いい言葉!
ドーラとグロン子はアトランタ入りしてないようで欠場確定、ドブソンがはじく→デクーがごっつぁん→咆哮するブレイディのコマンド入力しときます

なるは : 2013/09/29 (日) 23:51:51

今のウチのメンツでどれだけやれるか心許ないですが個人的に超楽しみな試合です。
簡単には負けませんからねー!

ほとら : 2013/10/06 (日) 05:30:27

>redgunさん
 現在然り、2011年初頭然り、OLが全体的にグズグズな中でもずっと安定し続けているブレイロックは地味ながら一際光る存在ですね、地味だけど。ニコラスの劣化がひどい今、ペトリーノドラフト最後の遺産になりそうですね(スネリングもいますが)。

>なるはさん
 両チームとも万全とは程遠いチーム状況でしたが、そんな中だからこそパッツとの力の差を痛感した一戦でした。やはりベリチックの名将たる所以は、今ある戦力なりの戦い方、勝ち方を知っているということなんでしょうね。いつかファルコンズもその域に達したいものです。

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