ロスタームーブ 来た人 (※追記あり)(※※追追記あり)

 PCをデスクトップに新調したら各種ウェブサイト閲覧が恐ろしく快適に。Walterfootballってこんなに楽に読めるサイトだったんですね。それとも回線の影響か。



 ドラフティは別枠で
 新加入選手のうち、つい先日発表された公式デプスで2番手以上の位置にいる選手を
 戦略とかが見えてきやすいよう時系列順に
 金額の後に「min」が付いているのはベテランミニマム
 です

2/17
OT ゲイブ・カリミ 1年0.85M

3/11(FA解禁日)
DT ポール・ソリアイ 5年33M
DL タイソン・ジャクソン 5年25M
OG ジョン・アサモア 4年22.5M

3/18
CB/KR ファビエル・アリーナス 1年0.73M min

3/19
WR/KR デヴィン・ヘスター 3年9M

5/1
TE ベアー・パスコウ 1年0.73M min

6/18
QB TJイエイツ ※LBアキーム・デントとのトレード(今年のキャップヒットは0.645M)
LB ティム・ドビンズ 1年0.855M min



 ファン誰もが思い、フロントも公言して憚らなかったように「何が何でも両ライン優先」のプライオリティ通り、まず打ち捨てられいた元ドラ1のカリミを拾ってくると、FA解禁と同時にラインマン3人まとめて大型契約でお買い上げ。
 しかしそれから1週間動きなく、ファンがやきもきしているとアリーナス獲得の一報が。ああこれはウィームスなきあと大穴が開きっぱなしだったリターナーのテコ入れだな、ようやくリターンスペシャリストを獲ってきたかと思った翌日にヘスター襲来。なんだそれは。
 と、これにてお買い物は一旦終了。FA市場からは手を引きます。
 その後どう考えてもデプスがやばいTEに経験豊富なパスコウを連れてきて、ドラフトに突入。
 ドラフトも済み、ひとまずのロスターが固まると、OTAでQBドミニク・デイヴィスに見切りをつけイエイツを獲得。代償に空いたLBのデプスの穴埋めにベテランのドビンズを補強、と。

 超大雑把ですがこのオフの補強の流れはこんな感じでしょうか。リアルタイムで見れてないので、色々問題のあるまとめ方のような気もしますけど。

 全体的な感想としてはディミトロフ就任後では一番地味なオフだな、という感じ。もちろんヘスターはビッグネームではありますがキャリアの終盤にさしかかっている選手ですし、こと同地区ライバルのNOやTBがFAの目玉選手を何人も獲っているのを考えると「去年より戦力は上がっていると思うけど、果たして3勝13敗4勝12敗(素で間違えました)から劇的なバウンスバックは可能なのか」という印象は拭いきれないところではあります。つっても単純な戦力の足し引きがそのままチーム力に直結するわけじゃないのがNFLですし、補強した選手の人選はなかなか私好みでもあります。金額や年数はともかく。
 あとやはり目立つのはアシスタントGMにやってきたピオーリの影響ですね。KCのGM就任後最初の指名選手であるタイソン・ジャクソンを筆頭にアサモア、アリーナスといずれもKC時代のピオーリがドラフト上位で獲得した選手です。


 出てった人と違って今年頑張ってもらわないといけない人たちですんで全員について簡単に

カリミ
 2011年のCHIのドラ1(全体29位)。ウィスコンシン大でOLの英才教育を受け鳴り物入りでプロ入り。長くカトラーのブラインドサイドを任せる男になるはずが開幕2戦目にシーズンエンドの大怪我。復活を誓う2年目も結果を残せず、昨シーズンオフにドラ6と交換でTBに。そして年明けと同時にカット。
 はい怪我の怖さを分かりやすく教えてくれる選手ですね。先日引退したジェリーともいろいろ被ります。興味深いのはプロに入ってからのカリミを一番よく知るマイク・タイス(2011、2012年CHIでOLコーチ)がいながら彼を獲得したこと。ポジション的には控えですが先発が満身創痍のベイカーさんですからね、同じく元バジャーズのコンちゃんともどもタイスの指導で輝きを取り戻せるか。

ソリアイ
 2007年MIAのドラ4。初先発が3年目と遅咲きですが、この年以降は先発NTとしてMIAディフェンスの中心的存在に。ノーランがDCをしていた2011シーズンにはプロボウルにも選ばれています。昨シーズンも15試合先発と脂の乗り切ってるサモアの置石。
 今年一番の大型契約選手にして、マッデン的な能力値でも多分この中で一番高そうなお方。150キロオーバーの漬物石NTは長らくファルコンズにはいなかったので、ノーランのMIA時代の愛弟子でもある彼の加入は非常に嬉しいです。今年はますます3-4の割合が増えそうですね。ただ欲を言えば2年遅い。30歳の選手に5年契約ってこれ絶対また途中放逐のパターンじゃないですか。

タイソン
 2009年KCが全体3位で指名。上述したようにピオーリがGMになって一番最初に指名した選手でもあります。しかしドラフト時の期待ほどの活躍をなかなか見せられず、ともに3-4DEでプレイするグレン・ドーシーとともにダブルバストみたいに言われることも(ドーシーとはポジションだけでなくドラフト全体一桁指名、LSU出身など色々被る部分が多かった)。ただ全くの役立たずというわけではなく、年々少しずつ評価は上がってきており、近年はランスタッファーとして、またKCの強力パスラッシャーたちを支える縁の下の力持ち的存在としてドーシーともども活躍している模様です。トップ5指名選手の活躍の仕方としては寂しいものがありますが。
 という選手に対して5年25Mという数字をどう見るか。正直高い、がポテンシャル料金込みなら理解できます。プロ入り後はほぼ3-4DE一筋ですがファルコンズでは4-3DTとしての出番も増えるでしょうし、もしかしたらカレッジ以来の4-3DEでの起用もあるかもしれません。なんつっても今DEのデプスのトップにタイソンより重いバビノーがいる異常事態ですから。そういった点がプラスとなるかどうか。ちなみにこの人LSU出身というだけでなく生まれも育ちもニューオリンズ。ようするにアレです。あそことの試合では燃えてもらわないといけません。

あさもあ
 2010年KCのドラ3。2年目から先発RGの地位を掴み取ると'11、'12シーズンは1試合を除く全試合でスターターを務め、この間のチーム成績がアレだったせいで目立たなかったものの、専門家筋からは特にパスプロテクションを中心に高い評価を受けてます。そのままポジションは安泰かと思われた昨シーズンでしたが11月に肩の故障をきっかけに控えに降格。IR入りこそしなかったものの以後先発に復帰はできず。
 個人的には今年最大の補強と思っているのがこの人(と近く紹介するだろうドラ1の人)。とにかく去年最低という言葉でも足りないくらいどうしようもなかったのがパスプロで、特にRGはハーヴィ・ダール以降どうやっても塞ぐ事ができなかった穴だけに、まだ若く一線級の能力を持ったアサモアの加入はもろ手を挙げて歓迎です。4年22.5Mという数字も全然高いと思いません。唯一にして最大の気がかりは昨シーズン後半を棒に振るきっかけになった故障ですが、本人曰くシーズン終盤は十分試合に出れる状態だったが代役のジェフ・ショウォーツが非常にいいプレイをしていたためサポートに徹することにした、ということですのでそんなに心配はしなくていいかなと。
 
アリーナス
 2010年KCのドラ2。アラバマ大時代は先発CBとして活躍するかたわら恐怖のリターナーとして数々の記録を打ちたて、特にパントリターンではTD数、総獲得ヤードでSECのオールタイムリーダーに名を残す存在。そのリターナーとしての素質を買われ高い順位でドラフト指名され1年目からリターナー職を得るものの、期待されたほどのインパクトを残せなかったみたいです(プロ入り後4年間でリターンTDは0)。CBとしても平均ちょい下レベル、ということで昨年のオフにFBの選手とのトレードでARIへ移籍。そしてベテランミニマムでファルコンズへと。
 と見事に階段を転げ落ちてる選手ですが、それでも平均レベルのリターン能力はあるでしょうしファルコンズとしてもそれを期待してるのかなと思いきやヘスター加入ですからね。これ聞いて一番ビビッたのはアリーナス本人だと思います。ただ現状DBのデプスが結構不安定ということもあり、むしろそっち方面での活躍が期待されるところであります。で1年ヘスターから色々吸収してあわよくば将来のリターナーへ、なんてシナリオも妄想されますが、ちょっと厳しいですかね。ちなみにバスケ選手のギルバート・アリーナスとはいとこなんですって、ちょっとビックリ。

ヘスター
 2006年CHIのドラ2。名門大(マイアミ)出身、恐怖のリターナー、高評価でドラフト指名、とここまではアリーナスと非常に似た経歴。そしてそっからの違いは皆さんご存知のとおり。KRで5個、PRで13個、キャリア通算18リターンTD。一時期は間違いなくNFL最速にして最高のリターナーだった男です。
 現在31歳、全盛期からはかなり衰えているとはいえ、それでも昨年もパントリターンでTDをあげるなどまだまだ十分な力を持った選手。何年か前からファルコンズ入りが噂になることはありましたがついに実現しましたか。3年越しでウィームスの穴がようやく埋まると思うと感無量です。どう考えても3年契約は長すぎですけど。まあ実績考えるとやむなしといったところでしょうか。


 2009年SFのドラ6。SFでロスターに残れなかったものの、NYGのPS拾われるとブロッキングTEとしてだんだんと頭角を現し2年目には11試合に先発。昨年も先発試合は6戦ながら全試合出場しており十分な試合経験をもった選手。なお登録名の”ベアー”は本名ではなくニックネーム。
 ということで、ごめんなさいこの選手のことを全然知らなかったんですが、調べてみると叩き上げの実に味のある熊だということが分かりました。なにしろ2年目のドラ4ロロちゃん以外まともな選手がいないというTEデプスでしたので彼の加入は非常に大きいです。というかよくぞこの時期にこんな選手が残っていてくれたという感じ。しかもミニマムサラリーなんて好感を持つなという方が無理な話です。レシーブはお察しっぽいですが、ちゃんとブロックやってくれるなら全然オッケーです。

イエイツ
 2011年HOUのドラ5。全く期待されてない第3QBだった新人年にショウブとライナートの二人が消え、まさかの先発機会を手にするとミスをしない安定したクオーターバッキングで某チームに完勝。すわ、シンデレラストーリーがはじまるか、とも思われましたがその後は失速(でもプレイオフでは1勝してます)。ショウブが復帰したこともあって翌年以降はまたバックアップに。フィッツパトリックが先発の今年は出番が増えるかと思いきやまさかのトレードで故郷ジョージア州へ。
 多分非HOUファンの中では日本で10番目くらいにTJイエイツについて詳しいんじゃないかと自負している私です。なにせ彼のデビュー戦である某チームとの試合は未だに結構記憶に残ってますからね。それはさておき、彼の加入はむしろ上にも書いたようにドミニク・デイヴィスに見切りをつけたという点で重要。前回の記事で触れませんでしたが、デイヴィスは去年のプレシーズンがあんまりにも悪かったので、彼がセカンドQBというのはかなり怖い状況でした。そしてこれで3番手のレンフリー合わせて全員が鈍足ピュアポケットパサーに。プレイブックという点では一貫性が持てるようになりました。

土瓶s
 2006年SDのドラ5。基本的にはスペシャルチーマーとして、たまにスターターが離脱したときはパッチワークの生地としてそこそこのプレイ、という利便性と安さを買われてSD、MIA、HOUと8年間に渡って生き抜いてきた実に下位指名らしいキャリアの持ち主。処世術のプロ。でも昨シーズンは10月にカットされるとついにそのままどこからもお声がかからず。
 そんな枯れ果てた印象すらあるベテラン選手ですがスプーンが離脱し相当に悲惨なことになっているLB陣においては経験というだけで存在感を示せます。悲しいことに。なんだかんだでトータル22試合も先発してますし、大事故さえ起こさないでくれれば御の字。でも土瓶がデプストップにくるような事態だけはなんとしても避けて欲しい。普通にスペシャルチーマーとして活躍してください。あ、ちなみにこの人もMIA時代1年だけノーランの下でプレイしてます。
 

 ・・・簡単にって言ったのにどうしてこんな時間かかってんだよ。次回はホントに簡単です。


※追記
4/8
S ドワイト・ロウリー 1年0.76M min

 はい、すっかり忘れてました。でも言い訳させていただくと悪いのはドワイト・ロウリーのドの字も書いてない公式のトランザクション情報です。本エントリはこのページが元になってるんで他にも色々ミスがあるやも知れませんが私は知りません。
 2008年NYJのドラ4。先発としての出場経験もそこそこあるベテランで特に2011年JAX移籍後はスターターの座を勝ち取ります。しかし一方で故障も多く過去2年連続でIR入りしているガラスの肉体の持ち主。
 そしてこんな選手を先発候補一番手に置かざるを得ないのが今年のファルコンズ。キャンプ始めではなかなかいい動きを見せていたようですが、先日脳震盪で倒れました。ちなみに昨シーズンIRしたのも脳震盪が原因。とりあえずデプスではまだスターターにいますが脳震盪はキャリア3回目ということもあり、キャリアエンドの可能性も少なくないと見られてます。おい大丈夫なのかこのチーム。


※※追追記
4/8
CB ジョシュ・ウィルソン 1年0.92M min

 あーあ、やっぱり抜けがありましたか。というかロウリーとウィルソン二人を同時に獲得していて、そのニュースがスッポリ公式に忘れ去られていたわけですね。
 2007年SEAのドラ2。SEAでは2年目からスターターとして起用、その後BALにトレードされた後、2011年からはWASでディアンジェロさんの逆サイドで先発を張ってます。なにげに過去3年間で全試合スターター出場。
 キャリア長いですがまだギリギリ20代ですし、実績考えるとベテランミニマムてのはなかなかおいしいと思うんですが、少なくともスターターだったWASでは「穴」扱いされていた選手であることは事実。現在のデプスではニッケルバックの1番手(今年のファルコンズのオフィシャルデプスはCB3人、LB2人の変則型)で、実際の起用もニッケル中心だと思うんで、エース級のWRと対峙しなくてすむ分、まだまだやれる所を見せてくれるんじゃないか、という希望的観測はあります。とりあえずユニット最年長選手として若いCB陣のメンターになってくれれば。ディアンジェロさんの逆サイドって相当精神的に鍛えられてそうですから。

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