ファルコンドラフト2014 1日目

 やー、やはりフットボールは楽しいですね。珍しく勝てたし。触れないっつったんで触れませんが(ウズウズ)。あでもやっぱり一個だけ、ドラ外新人FBのモーリス・ヘイゲンズが凄い好みなんでせめてPSには残してください。



 どこよりも遅いドラフトまとめ

1-6
ジェイク・マシューズ OT テキサスA&M大 6-5 308lbs

 言わずと知れたファミリーオブマシューズ産駒の最新作。今さら説明するのもなんですが、彼の家は親子三代に渡ってNFLプレイヤーを輩出し続けている超良血一族で、ジェイクはそんな一族から出た都合7人目のNFLプレイヤー。ドラ1指名というくくりで見ても叔父のクレイ(Jr)、父のブルース、いとこのクレイ(3世)に次ぐ4人目。昨年のトゥルーファントに続いてサラブレッドの指名となりました。
 アギーズではトゥルーフレッシュマンの’10シーズン途中から早くも先発RTに定着するとその後ただの一試合も欠けることなく2012年までLTルーク・ジョーケルとともに最強OTタンデムを形成。そしてジョーケルが一足早くプロ入りした’13シーズンはLTに移りジョニーフットボールのブラインドサイドを守護、こちらでも圧倒的な安定感を見せ高い評価を得てます。
 選手としては弱点らしい弱点が見つからないほとんど完成されたOT。殿堂入りラインマンである親父に生まれたときから叩き込まれているテクニックやフットワークは(ドラフト時点での評価としては)ジョー・トーマスくらいまで遡らないと見あたらないレベルだとか。特にパスプロは素晴らしく、ジョニーが好き放題できたのも時間をいくらでも稼いでくれるど安定なプロテクションあってのもの、という意見も多いです。というか私もそう感じてた一人。
 一方欠点はフィジカル面が超一流ではないこと。STLに全体2位指名されたグレッグ・ロビンソンとはっきりと差がついたのもここ。腕が短く、スピード(コンバインで40yd5.07)もパワー(同ベンチ24回)もエリートレベルではないと。実際カレッジでも圧倒的なスピードやパワーのあるパスラッシャーには苦戦する部分もあったみたいです。

 で、こっからは個人的な感想。
 点数つけるならマシューズ指名は100点でもいいと思ってます。順位が順位ですからいい選手を指名できるのは当たり前なんですが、少なくとも半年前時点での欲しい度合いではロビンソンよりかなり高かったので、獲得を知ったときは素直にすんごい嬉しかったです。ポジションニーズ的にも他の追随を許さないダントツの箇所でしたし。年末年始の異次元パフォーマンスを見てロビンソンにもかなり心動かされましたが、その時も「これでロビンソン評価上がってマシューズ落っこちてくれないものか」って思いの方が強かったですから。とはいえまさかここまでロビンソンの評価が上がるとは思いませんでしたが。
 マシューズに関して何よりでかいのはバストの可能性が限りなく少ないこと。昨年時点でアーリーエントリーしても1巡指名はほぼ確実なほどの実績がありながら怪我や新ポジションで失敗するリスクもある中で大学残留し、見事に評価を大きく上げてプロ入りという流れは本当にお見事。期待に応えなおその上をいくということがどれだけ難しいか。翌年のトップ10指名を予想されながらがっかりシーズンで大きく評価を落とすようなケースも数多く見てますからね。
 要するにマシューズの最大の長所は彼が4年間ずっとハイレベルなプレイを続けてきたことではないかと思います。卒業年に大活躍して大きく評価を上げた選手というのはどうしてもフロックの危険性がありますし、こと最も求められる能力が安定感であるOLならばなおのこと。オーランド・ペイスやウォルター・ジョーンズになれなくてもいいんです、マクルーアのように長きに渡って目立つことなく仕事をこなせる”fixture”になってくれればいいんです。でもジョー・トーマスになってくれるならそれでもいいです。雰囲気(童顔なのに妙に貫禄があるところとか)もちょっと近いし。

 ファルコンズではRTとして開幕先発がほぼ確定。3年間慣れ親しんだポジションですしなんの問題もないはず。
 これで昨年文字通り大穴だったポジションが埋まりました。はっきり言ってフリオの復帰なんて目じゃないくらい大きな変化です(ちなみに昨シーズン フリオシーズンエンドまでの戦績は1勝4敗)。大げさでなく今年のファルコンズが4勝シーズンから大きく変わるとしたら鍵を握るのは彼(とアサモア)です。求められるハードルは高いですが、それを軽々と越えてくれることを期待しています。

 それとカレッジ時代と同じく将来的にLTに入るのはまず間違いないでしょう。それが来年かもっと先か、はたまた今年中かは分かりませんが、ファルコンズの歴史に名を残すくらいのLTになっていただきたい、というのは決して高望みすぎるということはないと思います。

(なおプレ初戦はRBアントワン・スミスの70ヤード超ホームランを帳消しにするもの含め2つのホールディングがあったものの、全体としてはまずまずの内容。相手がキャメロン・ウェイクってことも考慮すればデビュー戦としては十分合格点。技術面では大外エッジラッシュに対してうまく外に逃がして時間を稼ぐ場面が目立ちました。かわいそうなアントワン・スミスには飯でも奢っといてください。)



今さら振り返る初日の流れ

 久々の上位指名権を手にした今年のドラフト。FAマーケットでOTを獲得しなかったこともあり専門家たちの直前予想はほぼOT上位3人(マシューズ、グレッグ・ロビンソン、タイラー・ルーワン)の誰かで固まっていたようです。それ以外で可能性が囁かれていたのはLBカリル・マックくらい。てかマックここまで評価上がってたんですね。
 そして2位でロビンソンが指名されてからファルコンズの指名順までにOTの指名はなく、また直前のOAKがマックを指名したこともあって順当にマシューズを指名。1巡ではその後動きなく1日目終了。と、これだけ見ると実にスムーズな流れに見えますが裏では結構な駆け引きがあったようです。
 中でも注目したいのが、ディミトロフの元部下でもあるデイヴィッド・コールドウェルがGMを勤めるJAX(全体3位)とのトレードがほぼ合意直前のところまでいっていたという話。代償は3巡、そして狙っていたのはジェイク・マシューズその人だったとのこと。結局この話はJAXがどうしてもQBボートルズが欲しいということでドラフト当日に破談しましたが、結果的にはトレードアップしてまで欲しかった選手が6位のままで獲得でき万々歳な流れに。ありがとうコールドウェル。
 またマシューズ指名後もディミトロフは活発にトレードアップを狙っていったようですがこちらも実らず、傍目には静かな1日目ということになりました。ちなみにこのときに狙っていたという話が上がっているのはLBライアン・シェイジアー(15位でPITが指名)、DEディー・フォード(23位でKCに)、LBマーカス・スミス(26位でPHIに)、Sディオン・ブキャノン(27位でARIに)など。

スポンサーサイト

この記事へのコメント:

管理人のみ通知 :

トラックバック: