ファルコンドラフト2014 3日目

 まさかの連投。なんとか間に合いました。



4-103
デヴォンテ・フリーマン RB フロリダ州立大 5-8 205lbs

 全米王者セミノールズのエースRB。キャリアハイでもある昨シーズンの1016ヤードという数字はそこまで目を引くものではないですが、優秀なRBを何人も抱え基本的に分業制の同校で1000ヤードラッシュを達成するのはかなりの偉業で、なんとあのウォリック・ダン以来の記録だということ。
 選手としてのタイプもダンと同じく小柄でパスキャッチもいけるスキャットバックですが、個人的にはダンよりもクイズに近い、というか身長以外クイズとの差がほとんど見つけられないくらいよく似てます。スキャットバックでもダンのようなワンカットでどかんといくタイプではなくダンスしながらヤードをかせぐタイプで、重心が低くサイズ以上にパワーがあって乱戦にも強い。しかしホームランを飛ばすほどのトップスピードはない、などなどまさにクイズの生き写し。そして何よりクイズを髣髴とさせ、個人的にも一番気に入っている要素なのがパスプロがメチャクチャうまいこと。ちなみにドラ4指名ってのも同じ。

 という、すでに同じタイプの選手がロスターにいる中で指名された選手ですが、ファンの間での期待度は非常に高くスティーブン・ジャクソンが故障から復活できないようなら今シーズン中にもエースになるんじゃないか、なんて話もよく目にします。ファンタジー界隈でも穴馬的人気だとか(よく知りませんけど)。ただ実際将来的にエースになる可能性は十分にあると思いますが、プレ初戦を見る限りではクイズに対しての決定的な優位性は見当たりませんでした。万一スティーブン・ジャクソンが離脱するような展開になったとしても、クイズが疲れたらフリーマン、フリーマンが疲れたらクイズみたいな使われ方が基本で、間違っても彼が1000ヤードラッシャーになるようなことはないと思われます。いや別にクイズが好きだからこんなこと言ってるわけじゃないですよ。ダンの名前が出てきた時から無条件で彼を応援することは私の中で決定してますから。
 なおクイズとの(両者のドラフト指名時点での)決定的な差は全然使い減りしてないこと。案外これが非常に大きい可能性はあります。

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4-139
プリンス・シェンボ LB ノートルダム大 6-1 253lbs

 アイリッシュの強力ディフェンス陣の一角。逆サイドで全米トップの15サックを記録したトレント・マーフィー(2巡でWASに指名)の影に隠れがちですがハイモーターなパスラッシャーで、キャリアハイの2012年は10.5ロスタックル7.5サック、昨シーズンは5.5ロスタックル、5.5サックという数字を残しており、2012年のサックにはテイラー・ルーワンから記録したものも。ちなみにノートルダム大は3-4と4-3のハイブリッドディフェンスですが3-4時はOLBとしてスタンディングで、4-3時はDEとして3ポイントスタンスでプレイ。
 身体能力はNFLレベルでは平均未満、技術的にも特別光るところがないが、練習熱心で笛が鳴り終わるまで粘り強くQBを追い続ける精神力が最大の武器というなんとも泥臭いタイプの選手。

 いくつか試合映像見てみるとDE時はほとんど目立たず、スタンディングからのブリッツでこそ輝く選手という印象が強かったです。あとたまたまかもしれませんが、見た映像では面白いことになぜか本業のエッジラッシュではなくたまにやるインサイドからのペネトレーションが非常に効果的に決まってました。そして先日のプレ初戦、チーム唯一のサックを記録したのですが、これもインサイドブリッツ。意外にもほぼILBとして起用されてましたが、この一芸を磨いていけば面白い選手になるかもしれません。

 なおこの選手について語る時に避けては通れないのが彼が1年の時におきた事件。簡単に言えば他の大学の女生徒に無理やりキスするなどセクハラをした結果、その女生徒が自殺してしまったという事件です。彼は自分の潔白を訴えてますし、大学からもNCAAからも調査後なんの処罰も受けていません。しかし実際に二人の間で何が起こったかは分かりませんし、その人間性などに疑問符が付かざるを得ないのも事実。
 とはいえファルコンズフロントもこの件は徹底的に調べたと言ってますし、獲得する選手のキャラクターを重要視する姿勢は変わってないとも言っており、ファンとしてはそれを信じるのみですかね。

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 さて5巡以下はざっくりと

5-147
リカルド・アレン CB パーデュー大 5-9 187lbs

 ファルコンズおなじみのちびっ子CBの系譜。パーデュー大では1年生から4年間スターターをつとめ50試合出場で4年時にはチームキャプテンにも選出。
 技術面は基礎からしっかり鍛えられており、腰の動きは非常にスムーズ。キャリア通算13INT,4TDとプレイメイカーとしてもなかなかのもの。しかしサイズがない、だけでなくスピードもない(40yd4.61)、という選手。
 プレシーズンはなかなかいい動きで個人的にはよかった頃のマクレインをちょっと思い出しました。非常に真面目な性格らしいので、これでタックルさえ巧くできるようならサプライズ的な存在になれるかも。


5-168(⇔6-182,7-220をMINとトレード)
マーキース・スプロイル LB シラキュース大 6-1 231lbs

 高校卒業時どこからも奨学金を得られず陸軍士官学校へ入学した変り種(翌年、シラキュースへ編入)。風紀を乱したとして逮捕歴あり。
 非常に熱いチームのボーカルリーダーで、読みが巧く4-3ディフェンスのILBとOLBを行ったり来たりしながら双方で結果を残してます。ブリッツもそれなり。反面サイズ不足であっさりブロッカーに消されることも多い。あえて言うならレイ・ルイスを7回りくらいグレードダウンさせたようなタイプでしょうか。

 残念ながらキャンプでACLってシーズンエンド。トレードアップして獲った事からもフロントの期待度は高そうですし、タイプ的にも好きな選手なんでまた来年以降に。


7-253
ヤーウィン・スモールウッド LB コネチカット大 6-2 246lbs

 赤シャツ1年生から先発の座をつかむと1年目からチーム2位の94タックル、2年目,3年目はそれぞれ118,120タックルでチームのリーディングタックラーに。更に3年時には全米最高のLBに送られるバトカス賞のセミファイナリストにまで残ってます。
 サイズは申し分ないですし、実績も十分。モックでは4巡くらいの予想もあった選手ですが、コンバイン中にハムストリングを痛めプロデイも欠席せざるを得なかったことなどが響いたかあわやドラ外というところまでスリップ。

 7巡指名とはいえバリューピックっぽいですし、デプスがスッカスカのLBだけにそれなりにロスター入りのチャンスはありそうです。プレシーズンでのセクハラ王子とのコンビもなかなか様になってました。


7-255
タイラー・スター LB サウスダコタ大 6-4 250lbs

 質より量でかき集めたLB陣最後の一人は今年唯一のFCS校出身ドラフティ。
 学業問題等でなかなか試合に出れなかったですが、赤シャツ2年時にようやく出場機会を得るとDEとして11試合で14サック7フォースドファンブルと大暴れ。文字通り格の違いを見せ付けます。OLBに移った翌年からはサック数こそ減りますが、ディフェンスの中心選手として活躍。4年時にはFCSのセカンドチームにも選出。
 白人LBということで身体能力よりハードワークで勝負なタイプかな、と思いきや実は完全な身体能力型。コンバインでも素晴らしい記録を残し、特に3コーンドリル6.64秒というのはLBとしてはダントツ、全ポジションの選手中でも7位に入る数字です。一方そもそも大学時代ほとんど求められなかったこともあってパスカバーはお察し。
 
 ドラフト全体ケツから2番目という位置も考えると面白い素材が入ったなという感じ。目指せスモールスクールの星。

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 ということで今年のドラフティ全9名でした。ポジションの内訳はOT1,RB1,DT1,LB4,CB1,S1でオフェンス2名にディフェンス7名。ニーズ的に気になるのはTEの指名がなかったことと、Sが一人だけということくらいでしょうか。DEは指名0ですがラッシングLB獲ってるんでそこまで騒ぐことではないでしょう。そもそもDL飽和状態ですし。TEはエース候補の2年目トイローロと、ロロをサポートするベテラン、という体制で行くとハナから決めてたと考えれば納得。Sは昨年のドラフティ二人の成長期待もあったんでしょうが、ロウリーやモッタの故障もあって案の定ヤバげな雰囲気。
 あとはやはり怒涛の3連続指名含むLB4人指名ですね。数打ちゃ当たる、かどうかは分かりませんが、現在のスターター候補の二人がどっちもドラ外2年目ですんで、一人くらいは単なるスペシャルチーマーではなく先発の座を脅かす存在が出てきて欲しいものです。

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 ふ~、これにて需要がほとんど無いであろう自己満足ドラフトまとめは終了。今さらながらリアルタイムで参加できなかったのが悔やまれます。では開幕ごろまでしばらく姿を消します。

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