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NO戦 雑感続き

 数年前からファルコンズオフィシャルサイトで毎試合のキープレイを選手が解説するというコーナーをやってるんですが、少し前にアップされたNO戦の解説をしてたのがまさかのDJショックリー。そうあのヴィックの控えQBだったDJショックリー。UGAのレジェンドDJショックリー。いや地元の英雄なのは分かるけど、なんでお前が、という思いは禁じえませんでした。



マット・ライアン (31/43 448yd 3TD 0INT QBレート128.8)
 いやまあ知ってましたよ、パスプロさえ持てばどんなディフェンス相手だろうとある程度の結果を出せる選手だってことは。だから「ライアンが良い成績を出せるのは当然」というスタンスで今までこの人を取り上げることはあんまりしなかったんです。でも流石に開幕戦で宿敵相手にこのプレイングをされたら褒めないわけにはいきません。ちなみに1試合のパス獲得ヤードと通算TD数でフランチャイズレコード更新。
 まず試合を見てない人のためにいっておくと、スタッツはもちろんですが、それ以上に内容が良かったです。ディープへのパスのコントロール、ターゲットがフリーになるまでポケットで我慢する辛抱強さ、ラッシュをかわすポケットワーク、ブリッツを見切った早いタイミングからの完璧なパス、瞬時にターゲットを切り替えて投げ分ける判断力、ズバズバ決まるオーディブル、そして奇跡的なカムバックドライブ、どれをとっても超一流のQBのそれでした。良い時のブリーズやマニングとタメ張るレベルと言っても欲目ではないはず。悪いところを探すほうが難しい内容で、観戦中にはっきり判断ミスだと思ったのは前の記事で書いたフリーマンへのチェックダウンパスくらい。
 またこちらの記事でもとりあげられてますが、この日のライアンと去年までのライアンの一番の違いがポケットワークも含めたフットワーク。ハイライトはやはり前半終了間際のロディへの39ydパスですが、それ以外にも果敢なスクランブルや、ラッシュをかわしてのパスが何度もあり、去年までのポケットでドタバタする姿はどこにもなく、そのモビリティは個人的にはブリーズに一番近いものを感じました。ライアンがこのオフ ブリーズのクオーターバッキングを徹底的に研究したみたいな話をどこかで聞いたんですが、これがその成果だとしたら確実にライアンはQBとして一段階ステップアップしたことに。
 あと今さらながら去年あのおぼろ豆腐のようなOLの中で戦い続けたことが今になって生きてきている気がします。パスプロは崩れるもの、じゃあ崩れるんだったらどうすればいいのか、という発想の転換が生まれたんじゃないかと。

OL (被サック1)
 お見事。マシューズの素晴らしいパフォーマンスやマシューズ負傷後のカリミの頑張りについてはすでに触れましたが、それ以上に良かったのがインサイドの3人。
 アキーム・ヒックスをほぼ試合から消し去り、5yd超のランに繋がるナイスブロックも何度もあり、そしてなにより大きかったのがライアンがパスする際にステップアップするだけのスペースを作り続けたこと。前から何度か言ってますが、私はNOオフェンスの肝は強力な両OGを中心としたインテリアラインにあると思ってます。ブリーズにエッジラッシュが効かないのは前方に逃げ場がいくらでもあるから。そしてこの日のライアンが気持ちよくプレイできたのも全ては前方にスペースがあったから。去年のポケットが恐ろしい勢いで内側から壊されていたのとは本当に対照的。アサモアの加入はガチででかかった。
 RTのホームズもよく頑張っており、もうバストの刻印は払拭したと言ってもいいんじゃないかと思います。決してリーグ有数のOLなんて言えないですが、それでもこの日のライアンにとっては十分すぎるOL。
 総じて試合に出た6人みんなが良かったですが、でも一人選ぶならCハウリー。べ、べつにあんたのことなんか褒めたくないんだからね、でもライアンとブライアント以外からこの試合のMVPを選ぶとしたらこの人以外思いつきません。ほぼ完璧なパスプロにパワフルなランブロック、これが2年6Mなんてなんてお買い得、で、でもまだ認めたわけじゃないんだからね。
 なおマシューズの故障については重めの捻挫(high ankle sprain)説が濃厚っぽいですが、公式発表は現地水曜の予定。念のためMRI検査もしたみたいです。

レシービングコープ
フリオ   7キャッチ 116ヤード
ロディ   5キャッチ 72ヤード 1TD
ダグラス 6キャッチ 69ヤード
ヘスター  5キャッチ 99ヤード
トイローロ 3キャッチ 19ヤード 1TD


 いやこれ無理だよね、ロディとフリオ二人とも1500ヤードって。というのはさておき、懸念していた「フリオ大作戦」なんて感じは微塵もない理想的な投げ分けっぷり。
 フリオは例によって頑張りすぎた挙句のファンブルロストがあり負けてたら戦犯だったんですが、それでも怪我の影響を感じさせないハイパフォーマンス。特に大きかったのは3Qのファーストドライブで3rd&10からブリッツが入ったところを通した27ydパス。この試合、予想に反してロブライアンはあまり積極的にブリッツを入れてこなかったんですが、ここ一番の場面で6メンラッシュを決行、そしてそれを見事に見切ってのフリオへのショートタイミングパスが決まったことで、以後ほとんどNOディフェンスは二人以上ブリッツを入れることができなくなりました。フリオにとってはCBとの1対1で捕って当然のパスではありましたが、試合の中で非常に大きな一本でした。
 ロディはロディ。
 ダグラスはなんかもう3番手CB相手とかなら余裕ですね。昨年の1000yd越えは伊達じゃないといいますか。私の中の彼に対する評価も相当上がってます。そろそろ彼もハリーとか呼んじゃおうかしら。
 そしてヘスター。ガジェット的にRACに期待した使い方かと思いきや、普通にディープスレッドとして普通に大活躍。挙句、試合終了直前にブライアントの51yd同点FGに繋がる21ydクラッチレシーブを記録。なんだこの人、普通に優秀なWRじゃないですか。ウェルカムトゥーアトランタ。
 プレシーズン眠り続けていた眠れる巨人ロロちゃんは、ジョージアドームがうるさくって目が覚めたみたいです。

 いやなんかこれ、強くないですか。もしかして。

RB
 こちらもデプスの4人全員活躍。スティーブン・ジャクソンはコンスタントにヤードを稼ぎ、クイズは華麗なスピンムーブで17ydTDランを決め、フリーマンは例のランアフターキャッチで全ファルコンズファンの心を掴み、そしてそしてあの「プレシーズンだけなら地上最強RB」アントワン・スミスが本番の舞台で54ydTDレシーブ。なおこのTDはチェックダウンからの完全な個人技とスピードで持っていったTD。
 結局トータルラッシングオフェンスはトータル25キャリー123ヤードで平均4.9ヤード(ただしライアンのスクランブル3回15ヤード含む)。かなりライアンのオーディブルにも助けられた印象もありますが、少なくともリーグ32位のランオフェンス再びってことにはならないんじゃないでしょうか。現地ではこのカルテットにどんなニックネームを付けるかって話題で盛り上がってるみたいですがDVDアタックよりはマシな名前をよろしく。

トゥルーファント&アルフォード
 スコアからは想像もつかないでしょうが、二人とも素晴らしいパフォーマンス。特にマンマークでパスを決められたのは記憶にある限りアルフォードがカバーしてたクックスへの早いタイミングでのTDパスと、最後再々々逆転に繋がってしまったやはりアルフォードがカバーしてたコールストンへのパスインターフェアランスくらい。トゥルーファントに至ってはマジで試合中ほぼカメラに映らないという完璧なパフォーマンス。
 また二人とも素晴らしいディープボールへのPDがあり、この試合ブリーズが通した15yd以上のパスは2本だけでこれはブリーズにとっては2012年以降2番目に少ない数字なんだそうな。映像からはカバーの様子は分かりませんが、ブリーズがファーストターゲットに投げられないで苦労している場面は実際かなり多く見られました。

残りのディフェンス
 34点取られました。終わり。
 で片付けたいところですが、やはり深刻なのはパスラッシュ。上述したようにCBがせっかく時間を稼いでいるのに全然ブリーズに近づけず。これ一人プロボウル級のパスラッシャーがいたらカバレッジサック3つくらいは決められたんじゃないですかね。
 パスラッシュ不足が何に繋がるかって言うと去年もリーグ最低だった3rdダウンコンバージョン。実はランディフェンスはトータル140ヤード、平均5ヤード走られましたがそこまでひどい印象はないんです。タックルミスも去年に比べ激減してましたし、現に何度も1st,2ndダウンのランをショートゲインで止め、3rdダウンに持ち込むところまでは行ってたんです。しかしその次のパスが止められない。結局この試合は13打数8安打と6割越えを許しました。そしてドライブを続けられ疲れたところでランのビッグゲインを出されるという格好。なおブリッツに関してはNOディフェンスと全く同じで、勝負所で思い切ったらものの見事にブリーズにやられたため以後封印。
 相手が相手だけにまだ言い訳はきくんですが、これが続くようだと今シーズンはシュートアウトばっかりになりそうです。
 あ、一人うんこおぶざげーむを選ぶならビーアマン。もうバーサタイリティも言い訳に使えないレベルに来てます。

ボッシャー&モーステッド
 あんだけキックオフ蹴りまくってリターンしたのが両チーム一回づつというタッチバック合戦。

ブランディン・クックス
 誰か止め方おせーてください。

ジョン・リンチ
 選手をリスペクトし、褒めて伸ばす癒し系解説者。最高の試合を最高の解説で見れたのは恐悦至極。
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この記事へのコメント:

redgun : 2014/09/10 (水) 09:23:51

http://www.nola.com/saints/index.ssf/2014/09/new_orleans_saints_passing_gam.html
アルフォ、トゥルファンで向こう何年のルーキー契約内は安泰確定ですね。かわりに今年のLB連打は実りそうもないw
オフェンスは開幕前話題にすらのぼりませんでしたがリーグトップじゃね(怪我さえなければ当然というのはファンは知ってましたが)ライアンの去年サックプレッシャー祭りでポケットワーク考え直した説いいですねー。1票

ほとら : 2014/09/10 (水) 21:18:56

 おお、これは分かりやすい。試投すらできてないってのが光りますね。あとはノーランがこの両CBをどう生かすか、ですね。
 2年前ディープのコントロールが改善されてからは、ポケットワークの悪さがライアンにとってほぼ唯一といっていい大きな欠点でしたから、去年のダグラスで「平凡な選手を優秀なレシーバーに育てる」というハードルもクリアしましたし(ヘスターもその例になれそうな予感)、ポケットパサーとしての完成形にかなり近づいたとすれば、悪夢のシーズンも無駄ではなかったということになりますね。

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