Week14 @GB 雑感

 コーチ交代の有無はさておき、こんだけ負けても御家騒動みたいなものが起こらないのはある意味幸せなのかもなあ、と、よそ様を眺めながら思ってみたり。地区内がこんなことになってなきゃもうちょっと事態は違ってたでしょうけど。


敗因1 フロントセブン

 ブリッツなしでは1ミリたりともロジャースに近寄れず、ランではLB含めてこれ以上なく綺麗にブロックされまくり、あげくミスタックルの嵐。どう考えたってこいつらが最大の戦犯なんですが、前から言っているように問題なのはノーランというより単純なタレント不足。なので一番責められるべきは選手を集めてきたGM。まあもちろん今の編成にはノーランの声も反映されているんでしょうけど、それにしたってこのフロントセブンはない。
 NFLの平均値に達しているのは恐らく最年長のバビノーただ一人。来年以降もチームに残したいのは成長期待込みでヘッグマンくらいしかいません。少し前に誰も見てない私のTwitterでも解説しましたがウォリロウのような選手をスリーダウンプレイヤーとして2年間使い続けているということが異常だってことをフロントはちゃんと認識してほしい。
 大枚はたいて呼んできたソリアイとタイソン・ジャクソンの存在感の無さは特に深刻で、これならヴァンス・ウォーカーとトレヴィアン・ロバートソンをそのまま使っていた方がよっぽど安上がりだし将来への希望も持てました。下手するとこの二人ディミトロフ史上ワースト2位のFAバストになりかねません(1位はブッチギリでどっかのボクサー)。

 とまあ選手ばかり批判しましたが、この試合のノーランの戦い方にも大いに問題はあって、ロジャースにビビりすぎたのかARI戦とは対照的にSをほとんどBOXにいれず、LBのブリッツもほとんどないというコンサバディフェンスに終始してました。もともと差のある相手にリスクをとらない戦い方してればその差どおりの結果になるのは必然。もし4メンラッシュでもプレッシャーがかかるだろうと最後まで選手を信じ続けたのだとしたら、完全にXXX(自粛)です。


敗因2 第2QのINT

 ライアンがやらかしたこの日唯一のINTはモメンタムという点でもプレイの内容という点からも今季ワースト1,2を争うひどいもの。
 まずモメンタムに関して。すでにディフェンスがボッコボコにやられ7-17となった直後のドライブで、なんとかオフェンスが進み、さあシュートアウトに持ち込もうという場面で出たタイミング。ATL陣15ヤードまで戻されてこの日のディフェンスが止められる訳もなく、あっさりと17点差に。後半の怒涛の追い上げで錯覚しそうになりますが、実質この試合はこの時点でほぼ決着していたと言ってもいいでしょう。
 そしてプレイ内容。このプレイではOLが完璧なプロテクトを見せ、ライアンには第3ターゲットくらいまで探す余裕があったのですが全員がカバーされており奥に投げ込むのを断念。そこでアンダーニースのクロスルートを走りサイドライン際にいたヘスターに向けて投げたのですが、その時にはすでにヘスターについたモーガン・バーネットが完全に追いついており、余裕を持ってINTに成功、という流れ。一番疑問なのはあれが投げ捨てだったのか、それとも本気でヘスターを狙ったのかどうかということなんですが、このINTについてのライアンのコメントが見つからず不明。まあ実際はどうであれ、もの凄く中途半端な球威の相手にとっての絶好球を一番やってはいけない場面で投じたという事実はずっと残ります。
 記憶にある限り、今年このレベルのINTをライアンが投じたのは3回目。DET戦の後半、完全に相手に向けて投げた謎のINTと、結果的に大局には影響しなかったものの負けていれば間違いなく敗因だった先週のピック6。フランチャイズQBが13試合で3回特大のミスをするというのを多いと見るか少ないと見るか(ライアン信奉者の私のカウントですから、ライアンに懐疑的なファンならカウントはもっと増えるでしょう)。いずれにせよライアンが真に全てのファンから認められるにはこの手のミスは絶対になくさないといけません。


良かった部分

・なんだかんだでワンスコアゲーム
 大量点差で相手が完全に緩めたにせよなんにせよ、最後まであきらめず、ぎりぎりまで勝負として成立したことは紛れも無い事実。これから先に希望の見える試合、という一番の期待には応えてくれたので満足といえば満足。負け方としてはかなり上等な部類に入ると思います。

・パスプロ
 ライアンのQBレート(116.9)見れば分かるように2戦連続で安定。特にジェイク坊ちゃんはかなり捻挫前の状態に戻ってきたと思います。今まで触れてませんでしたが、1ヶ月ほど前からRTのスターターをやってるシュレーダーもなかなか安定した内容。アサモアの怪我は気がかりですが次戦ルボウ相手にどこまでやれるかは注目。

・フリオ
 2戦連続のキャリアハイ更新はフランチャイズレコード(259ヤード)のおまけ付き。身体能力先行のプレイではなく、ルートランで抜けるケースが目立ってきました。あとはどこまで怪我なくフィールドに立っていられるかどうか、そしてクラッチプレイヤーになれるかどうか。

・トゥルーファント
 そろそろフロントセブンにブチ切れてもいい頃。

・ニュートン
 命に別状がなくてホントにえかった。


 次のPIT戦なんですが、またも所用につきプレビューもレビューも多分できません。かなり重要な一戦だけに残念無念。ちなみにドラフト順位云々抜きで普通に勝利を望んでます。一番勝敗を握るんじゃないかと思ってるポイントはノーランがどんだけブリッツ入れるか。

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この記事へのコメント:

Liger : 2014/12/12 (金) 05:04:49

元々ウチと同じドーム本拠で内弁慶タイプのATLですし、あとは地区内だけ勝てば地区優勝という状況だったので、@ランボーでのGB戦はキツイだろうなと思ってました。加えてロジャースは守備のリードが秀逸で、クイックリリースなので、ブリッツが入るとその裏をかいてパスを通すのが豪く上手く、ブリッツ無し時よりブリッツが入った時の方がQBRが30ポイントくらい跳ね上がる傾向があるらしいので(ATLのコーチ陣もその辺が気になって思い切ったブリッツを入れられず、結局4menラッシュに頼るコンサバで中途半端な守備になってしまったのではとも)、ご指摘の通りフロントセブンに凄みが欠ける(人材不足な)ATLでは、どう考えても戦力の相性的にも極めて分が悪いので期待するのは酷かなとも。

スカ社長サンのブログでふぇりっくすサンと仰る方もコメントされてましたが、自分も観た感じでは、第2Qの惨劇の前、第1Q残り5:12、GB陣13yd地点で相手反則もあり3rdDOWN17ydと3凡に追い込む絶好のチャンスだったのに、TEのクォレスにアッサリとディープミドルへ通され1stDOWNを許してしまったプレイで、GBに「ATLディフェンス組易し」と見切られ、自信を持たれてしまったのが分水嶺だったなぁと感じました。あそこで3凡に抑えられていれば、その後の展開もまた違ったものになったのではと。
実際レイシー等にもゴリゴリ進まれナカナカフロント7で止めきれなかった所為もあり、Sが中途半端に前掛りになった裏を第4Qに入って残り10:38でネルソンに60ydのロングを通され突き放されてしまいました。
守備側で気になったのはこの2プレイで、GBとロジャースが一枚上手だったと言えばそれまでですが、逆にATLの守備側でもこの2プレイは事前にある程度察知可能な伏線のプレイがあった(ネルソンは2プレイ前、クォーレスは直前のプレイでFSの反則犯してます)ので後智慧ですが余計悔やまれます。オフェンス側のキープレイは仰る通りあの第2QのINTでしたね。
改めて見返すと「惜しい・悔しい」で他所者のくせに、またつい長文になってしまいました。何卒ご容赦下さい。

ほとら : 2014/12/12 (金) 07:10:48

 いえいえ私も大概書きたがりですので、長文コメント大歓迎です。
 そうですね、ディフェンスのキーポイントの一つがあのサードダウンロングだったのは間違いないと思います。ただ、たとえあそこで止める事ができたとしても現状のディフェンス戦力でその後の展開が大きく変わったかというと、個人的にはかなり懐疑的です。ちなみに3rd&ロング止められない病はノーランの前任DCであるヴァンゴーダーの頃から延々と続いている顕著な問題点で、かなり見慣れた光景でもあります。
 私もロジャースが被ブリッツ時に優秀と言うのは聞いた事がありましたが(流石に30ポイントも上とは知りませんでしたが)、だからと言って今のATLディフェンスが普通に守ってもそれは座して死を待つに等しいわけで、それくらいならやられるにしてももっと足掻いてほしかったなぁ、という思いが強いですね。

redgun : 2014/12/13 (土) 22:39:26

http://en.m.wikipedia.org/wiki/Brian_VanGorder
今こそヴァンゴーダーをLBコーチに招聘しますか。育成力は確かですからねーww
いやーしかし、去年と違ってこの時期勝ち負けでヒリつくの毎週テンション上がってありがたいですね。
CLE戦といいGBといい、ここだけなんとかトメロヤというラストドライブでずるずるいかれますね。結局、ずーとしょぼいd#で好成績をおさめてたあんな場面で平然とサックするエイブラハム先生のクラッチ力と同等の輩を見つけてくるのはきついですね特にうちの伝統的にww

ほとら : 2014/12/20 (土) 06:01:10

 エイブラハムってのは本当に勝負所を分かっている選手でしたね。私は彼一人におんぶにだっこなディフェンスには否定的でしたが、いなくなって改めて存在の大きさを痛感してます。

 LBコーチとしてのBVGは確かに間違いなく優秀ですね。しかしまさかリーグ有数と思っていたLB陣がたった2,3年でここまで焼け野原になるとは思いませんでした。

 まあなんだかんだでこの時期まで楽しめているのは有難いことです。やっぱりNFLってのはここからが本番ですからね。

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