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マイク・スミス(2008-2014)

 HCが去りGMが残ったブラックマンデーでしたが、個人的にはこの話が一番興味深かったです。
 要約すると今シーズン アーサー・ブランクが特に失望したのはパスラッシュだったと。実は昨オフの補強方針でブランクオーナーやディミトロフがパスラッシュ強化を希望したのに対し、スミッティとノーランはランストッパーを強く希望。結局補強は現場の声を反映した動きになったと。
 個人的には今年のディフェンスの問題(=タレント不足とFA不発)の責任はGMにあると思っていたのでスミッティが切られディミトロフが残った事には少なからず疑問が残っていたのですが、この話が事実ならこういう結果も仕方ないかなと思います。ただそれ以上に気になるのはフリオトレードが誰主体で行われたのかということなんですが(責任を取れ、とかじゃなくてチーム作りの主導権がどこにあるのかを知りたいという意味で)。



2008年 11-5
 闘犬事件にペトリーノの脱走と悪夢としか言いようのない2007シーズン終了後、新しくHCを探す旅が始まりました。しかしどん底状態のフランチャイズ、手始めにビル・カウワー、マーティ・ショッテンハイマー、マイク・シャナハン、ビル・パーセルズといった名だたるビッグネームに声をかけたもののあっさりと断られるなど、なかなかすんなりとはいきませんでした。
 そして決まったのが前JAXのDCだったマイク・スミス(以下スミッティ)なる人物。確か、最初にこのニュースを聞いた時の感想は「誰?」だったように思います。
 ドラフトでは全体3位でこの年のNo.1QBだったマット・ライアンを指名したものの、過大評価という声も多く、まだ再建には3,4年はかかるだろうと誰もが思っていました。
 そして始まった08シーズン。当時のルーキーQBとしては異例の開幕先発に抜擢されたライアンのプロ最初のパスがTDになるという劇的過ぎる形でスミッティ時代は幕を開けました。
 オフェンスではFA加入のRBターナーを馬車馬のようにこき使うスマッシュマウスな地上戦が爆発、パスでも前年にブレークしたロディとライアンのホットラインが開通。ディフェンスではルーキーのロフトンがひたすらランを止め、パスシチュエーションでエイブラハムがQBに襲い掛かるという単純極まりないディフェンスが機能。スケジュールにも恵まれましたが、まさかの11勝5敗でプレイオフ進出。プレイオフこそ1回戦でARIに敗れましたがスミッティの1年目は誰もが予想できない好成績となりました。


2009年 9-7
 すみません、NFLから離れていたのでこの年の試合は1つも見れてません。しかしライアンやターナー、そしてこの年のドラ1ペアリア・ジェリーなど主要選手に怪我人が続出しながらも9勝7敗でシーズン終了。惜しくもプレイオフには出れませんでしたが、40年以上のフランチャイズの歴史で初の2年連続勝ち越しシーズンという凄いんだか凄くないんだかよく分からない記録を達成しました。ちなみにブライアントとゴンザレスという神様二人が加入したのはこの年で、ライアンも超一流TEを得たことで選手として一回り成長したようです。同地区ライバルのNOがスーパーを制覇したのもこのシーズン。


2010年 13-3
 すみません、この年もNFLから離れてました。ただ試合は後からだいたい見ました(あんまり覚えてないけど)。10シーズンはロディがリーグ最高クラスのレシーバーにまで成長、ターナーのグラウンドアタックと合わせて強力なオフェンスが完成。堅実なディフェンスと勝負強いオフェンスが合わさり13勝3敗でNFC第1シードを獲得。しかしプレイオフ初戦で当たったGBのロジャースがキャリア最高のパフォーマンスを見せ、完膚なきまでにボコボコに。この試合は色々な意味でフランチャイズの転換期になりました。


2011年 10-6
 GB戦の屈辱の反動か、誰もが驚いたフリオトレードで幕を開けた2011年、まあその時私はNFLから(以下略)。ちなみにこの年の秋ごろからNFLに復帰しブログを始めてますね。
 この年は地上戦とショートパス主体のオフェンスから、フリオを使ったダイナミックなオフェンスへと転換を迫られたのですが、ライアンにしてもOCムラーキーにしてもそんなことほとんどやった事ないものだから妙にちぐはぐ。この頃現地ファンの間ではライアンに対しヌードルアームという蔑称がつけられるほどロングボムは不発続きでした。
 ただ勝ったり負けたりを繰り返すシーズンでしたがなんだかんだで前年度13勝チームでそれなりの戦力はある、またディフェンスで2年目のLBウェザースプーンが大活躍したこともあってなんとか10勝でプレイオフに潜り込むことに成功。2年連続プレイオフ進出はもちろんフランチャイズ史上初。
 しかしプレイオフ初戦のNYG戦でまたしても敗戦、3連続の初戦敗退でスミッティやライアンに「プレイオフで勝てない」というレッテルが貼られてしまいました。ついでにプレイオフでファルコンズに勝ったチームはスーパーに行けるというジンクスも生まれました。


2012年 13-3
 根本から変えない限りはプレイオフでは勝てない、ということで両コーディネイターを変更。DCは王道4-3のBVGからブリッツ基調のハイブリッド3-4のノーランに、OCはスマッシュマウス&ウエストコーストのマイク村木からバーティカルオフェンス重視のダーク・カーターへと180度近い大転換となりました。なお二人ともスミッティとは過去に同僚だった時期があり、スミッティの声が大いに反映された人事だったことは想像に難くありません。
 そして結果はこれが大当たり。LTベイカーがまさかの復活を遂げパスプロが安定したこともあって面白いようにパスが通り、懸念されていたフリオへのロングパスも見事に武器に。この年ライアンは多くのパス成績でキャリアハイとともにフランチャイズレコードを更新。フリオも初のプロボウル選出。
 ディフェンスでは効果的なディスガイズブリッツで多くのQBのパスミスを誘い、新加入のCBアサンテ・サミュエルとムーア,デクーといったセカンダリー陣がボールホークとして大活躍。特にSの二人は補欠ながらハワイ観光旅行へもいけました。
(ただ一方で、ロフトンが抜けランディフェンスが大きく悪化したことや、ターナーが衰え地上戦が全く機能しなくなったことなどこれまでの長所が短所となってしまったのも事実です。)
 結局この年は開幕8連勝スタートから13勝3敗フィニッシュで2年ぶりにNFC第1シードを手に入れました。そして4度目の正直で迎えたプレイオフSEA戦でようやくの初勝利。「プレイオフで勝てない」称号をなんとか払拭しました。しかし続くSFとのチャンピオンシップで大逆転負け。再逆転を狙うもあと数ヤードとどかず、またも夢は破れました。


2013年 4-12
 さて終わりの始まり。5年連続勝ち越し、前年はスーパーまであと一歩のところまで来たファルコンズ。ゴンザレスは引退を撤回し、スティーブン・ジャクソンとも契約。目指すはロンバルディトロフィーのみ、という意気込みで臨んだシーズンだったのですが・・・
 きっかけは間違いなく故障者だったと思います。2週目のSTL戦で初勝利したもののディフェンスリーダーであるスプーンとノーランディフェンス最大のキーマンだったビーアマンがIR入り。更にコエッターさんのオフェンスで重要な役割を担うと期待されていたFBユーウィングも2年連続となるシーズンアウト。大型契約を結んだベイカーも故障再発でパフォーマンスは最悪(後にIR入り)、既にマクルーアも引退してしまったOLは完全崩壊。チーム全体がちぐはぐになり、勝てない中で無理をしたフリオも倒れ、オフェンス、ディフェンス、スペシャルチーム全てが機能不全に陥りました。
 スミッティ政権初の負け越しシーズンは4勝12敗。とても前年スーパーが手の届くところまで行ったチームとは思えない内容でした。シーズン終盤にはHC解任の噂さえ流れましたが、流石に過去これだけの実績をのこしたスミッティを一年で切ることはせず、攻守ラインコーチ以外は全て残留。


2014年 6-10
 そしてバウンスバックを期待されたシーズン。歴史的低レベルな地区に助けられ、最後までプレイオフ出場を争うことだけはできましたが結局は2年連続の二桁敗戦に終わりました。
 ここで今シーズンについて細かく振り返ることはしませんが、スミッティ解任ということに関して言えば前半21点リードしながら大逆転負けを喫したDET戦、タイムマネージメントミスでリードを守れなかったCLE戦、そして一番重要な試合で7年間でも最低な姿を晒してしまった最終CAR戦の3試合がアーサー・ブランクの決断に大きく関わったのは間違いないと思います。ちなみにDET戦はロンドン開催ですが、3試合ともホーム戦でした。



 駆け足でスミッティファルコンズの7年間を振り返りましたが、間違いなく不満な時期より幸せな時期がずっと多い7年間だったと思います。今年も結果はともかくなんだかんだで最後まで楽しめましたし。
 何よりあの2008年にこのチームを率いる気になってくれ、そして長年の「勝てないフランチャイズ」という体質を変えてくれた事には本当に感謝しています。ライアンを開幕からスターター指名したのも本当に英断でした。
 たらればを言っても仕方がないですが、一つだけ気になるのはあのGB戦で負けるにしてももう少し接戦だったら、そしてフリオトレードなんて強攻策に踏み切らなかったとしたら、その後どんなチームになっていたかは気になるところです。
 あと同じ6勝10敗で解任だったとしても最後の試合とその一個前の試合の内容が逆だったら有終の美を飾れたってのはやや残念。後腐れがないという意味では良かったのかもしれませんが。

 容赦の無さがたりず逆転を許したり、必要以上にコンサバだったり、ディフェンスの若手が伸びなかったり、そしてプレイオフで勝てなかったりと色々批判されることも多かった(まあファンなんて文句を言うのが仕事ですから)ですけど、プレイヤーズコーチとして選手からの信頼は厚く、何より多くの試合で勝てた。間違いなくファルコンズ史に残る名HCだったと思います。7年間お疲れ様でした、そしてありがとうございました。


で、次のHCは?
後任について今のところ話が上がっているのは
レックス・ライアン (前NYJ HC)
トッド・ボウルズ (現ARI DC)
テリル・オースティン (現DET DC)
ダン・クイン (現SEA DC)
ジョシュ・マクダニエルズ (現NE OC)
アダム・ゲイス (現DEN OC)

以上6名。
 レックス・ライアンを除く5人はプレイオフ出場チームのコーディネイターということで、各チームにインタビューの許可を得ている最中。
 そしてNYJをカットされたばかりのレックス・ライアンとは早ければ数日中にもインタビューをする予定とのこと。もともとレックス・ライアンは2008年にもインタビューをしているオーナーのお気に入りということで、プレイオフを待つ必要もないということもあり現時点で一歩リードしている存在。
 個人的な希望は下の二人以外なら誰でも。この二人のチームはどれだけOCがOCとしてチームに貢献しているかさっぱり分からないから。あとマクダニエルズはやっぱりDEN時代の印象がね。


 それでは皆様良いお年を

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