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ダン・クイン(44)

 すみません、この数日ちょっとアホみたいに忙しくてなかなか記事をあげられませんでした。そして今週からしばらく遠出することになってしまったので今日明日でどれだけ書きたいことを書けるか、レポート提出期限ぎりぎりの学生時代の気分に戻ってやるだけやります。


 というわけで新HCダン・クインについてざっくりと

略歴
 現役時代はディビジョンⅢの学校でディフェンシブラインマンとしてプレイ。大学を卒業した1994年からウィリアム&メリー大でDLコーチとしてコーチングキャリアスタート。95年にヴァージニア州立軍事学校のDLコーチ、96年からはホフストラ大のDLコーチに。ホフストラ大では2000年に初のDC職も経験。
 基本的にはDLコーチ一筋の人で、2001年にSFのディフェンシブクオリティコントロールコーチとしてNFLの舞台にやってきますが、フロリダ大のDCに就任する2011年まで、SF,MIA,NYJ,SEAと所属した全てのチームでDLを指導してます。
 そして2年間フロリダ大のDCを務めた後の2013年、JAXのHCへと引き抜かれたガス・ブラッドリーの後釜としてピート・キャロルに呼び戻されSEAのDC職に。それから2年間、周知の通りスーパーボウルへの原動力となったリーグナンバーワンディフェンスを率いたことで一躍名声を手にしました。

 HCとしての経験はカレッジコーチ時代を通してゼロ。DCとしてもNFLではまだ2年しか経験しておらず、また名声を手にしたSEA時代はすでに十分な下地のあった環境下での活躍のため、どこまでクインの功績か判断するのは難しい、と、はっきり言えば未知数な部分が多いコーチではあります。
 当然ながらDCとHCとでは求められるものが異なりますし、また本職のディフェンス分野では過去4年間DCとしてNFLでもカレッジでも素晴らしい成績を収めてきましたが(クインがDC時のフロリダ大の守備成績は2年とも全米トップ10)、いずれもタレントに恵まれたチームでの話。SEAとは文字通り天と地ほどの開きがある(参考資料)ファルコンズディフェンスをどこまで立て直せるのか、疑問は尽きません。

 しかし指導した選手や同僚のコーチたちからは絶大な信頼を受けており、またインタビューを聞けば一瞬で分かるほどの頭のキレ(ヘアースタイルの話ではない)、冷静さと情熱を兼ね備えた人間性など、優秀なHCになるための資質は十分備わっていると思われます。
 守備に関しても楽観的な立場から見れば、SEAディフェンスのフロントセブンはボビー・ワグナーを除けば超一流のタレントはおらず、システムと適材適所によって機能させているという印象。それを機能させた張本人がクインであるならばファルコンズのリーグ最低のフロントセブンを機能させることも不可能ではないかもしれません。うんこフロントセブンのあおりをうけてえらい過小評価されてますけどDB陣は実はかなりタレントいますから、一年で劇的な変化が起きる可能性は意外と低くないと思ってます。


就任プロセス

 ファルコンズのコーチ探しをとりまく状況についてはいつぞやあげたエントリの通りで特に補足する事もないのですが、やはり一回目の各候補とのインタビューの時点でダン・クインがトップクラスの評価だったようです(単独一位だったかは不明)。
 就任記者会見でクインの前に登場したブランクオーナーはクインを得るために最も必要だったのは「忍耐力」だったと何度も繰り返しました。SEAがポストシーズンを勝ち進み、いつ契約交渉が可能になるかもはっきりせず、また他のHC候補が消えていく中、最後の最後まで一日千秋でクインを待ち続けるというのはファンでさえしんどかったですから、現場の人間の心情は押して知るべし。
 またクインも昨年似たような状況でCLEのHCの最終候補だったもののスーパーが終わるのを待たずしてCLEがペティンを選んだというような経緯もあり、自分のことを待ち続けてくれたファルコンズフロントに最大限の敬意を表しています。

 個人的には、正直クインは候補者の中ではかなり来る確率は低いと思っていました。ファルコンズフロントが早めのコーチ組閣でアドバンテージを得ようとしているといった噂もありましたし、何よりクインは非常に倍率が高い人気候補でしたから。
 私がはっきりとクインを次期HC候補と意識し始めたのはトッド・ボウルズをNYJに掻っ攫われ、色々悲観的な未来を思い描き始めた直後に流れてきたこのツイートを見た瞬間から。


 主にワシントンDCで活動しているこのディアナ・ルッシーニ女史はこのオフ ファルコンズのコーチ探しに関していくつも重要な情報を流し、一躍ファルコンズファンから絶大な信頼を得たリポーターなのですが、その中でもこのツイートのインパクトは別格でした。特に意中のボウルズを逃し傷心のさなかにいた私にとっては大袈裟でなくこの人が女神に見えました(大袈裟)。
 ただたとえ相思相愛だったとはいえ、フロントが最後まで待ち続けられるかはかなり疑問でした。途中参戦のDENが本気でクインを狙っているといった話もあり、言葉は悪いですが第二候補だったテリル・オースティンで妥協しようとした節も見られました。アダム・ゲイスにOCとしてオファーを出したあたりは間違いなくオースティンHC誕生の流れがあったと思います。
 しかし結局は他チームが先にブレーキを踏んでくれたことでチキンレースに勝利。クインが正解かどうかの答えが出るのはまだまだ先ですが、我慢して拙速ではなく巧遅を選んだフロントの判断は素直に評価したいです。ファンの胃に相当なダメージを与えた事はさておき。
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