就任会見

 作業時間が予定の4倍くらいかかりました。



 意訳9割、別々の応答をまとめて書いてたりもします。動画はこちら


人事系統について(オーナー談)
 ディミトロフやピオーリがFA、ドラフトの責任者であるが、クインと共同で選手のスカウティング作業は行う。ロスターの最終決定権(発言権)はクインが持つ。大事なのはHCも含め協力し合ってチームを作っていく事。GMに権力が集中しない人事系統は今日のNFLでは珍しい事ではない。自分(オーナー)は選手人事についてこれまでどおり全く影響力を持たない。

(雑感) スミッティがどれだけロスター決定権を持っていたか今となっては不明ですが、ベイカーやジェリーのように上位指名選手の露骨な優遇がなくなるとしたら朗報。オーナーが口出しするかどうかはチームの成績次第ですかね。


チーム方針(以下クイン談)
 一番大事なのは”effort”。目指すのは”fast & physical”なチーム。

(雑) いい意味で無難


ディフェンスについて
 自分のバックグラウンドはディフェンスだから当然ディフェンスには深く関わっていくつもり。技術面ではしっかりしたショルダータックルがすごい重要。SEAではラグビーのタックルを参考に練習してきたのでファルコンズにもそれを取り入れたい。また自分はDLコーチ出身なので攻守両ラインの重要性は理解しているつもり。リチャード・スミスという素晴らしいDCを迎えることができたので、自分が直接プレイコールするかはまだ決めていない。

(雑) 当然といえば当然ですが基本を大事にする精神が見て取れます。リチャード・スミスについてはあんまりいい話を聞かないので是非陣頭指揮はクイン自身にとっていただきたい。ショーン・ペイトンとプレイコーラーHC対決とか超燃えますし。


SEAのDCというホットな地位を捨ててファルコンズのHCになったのはなぜか
 一番大きいのは自分がリーダーとしてどれだけやれるかというチャレンジ精神。コーディネイターとしての挑戦はうまくいったと思う、だから次なる挑戦をしたかった。もちろんHCとDCでは色々な部分が違うけど、幸運にも自分は素晴らしいHCたちと一緒に戦ってきた経験があるから、彼らに学んだ事を生かしたい。
 面談を通じてブランクオーナーやディミトロフGMとも素晴らしい関係を築いていけると確信したのも大きな要因。SEAではコーチ陣とGMやオーナーの関係が非常に良かったのもチームが成功した秘訣だった、自分とファルコンズフロントも同じような関係になれると思う。

(雑) こういう模範解答を全く言いよどむことなく言える人間に私はなりたい。動画見ていただければ分かりますがこの人ほぼ全ての質問に対してほとんど思案することなく凄く分かりやすい回答をしてるんですよね。本当に頭の回転が速いと思います。滑舌がいいのもリスニング能力が終わっている私にとってはありがたい。


今の選手について
 今夜からフィルムルームにこもって分析作業にとりかかるつもり。一番大事なのは選手の能力を最大限に発揮させることができるスキームを構築する事だと思っている。そのために少しでも早く選手たちについて勉強していくつもり。彼らをよく知りしっかりした関係を築く事がHCとしての最初の重要なチャレンジだと思っている。

(雑) スーパーが終わった3日後から全く別のチームの勉強にとりかかる勤勉性、NFLのHCとしては当然なのかもしれませんがなかなか頼もしい言葉です。
 所謂レオディフェンスで有名になったSEAですが、必ずしも型にはめるタイプじゃないってことでしょうか。とりあえず一刻も早くバビノーを5テクから解放してパスラッシュさせてあげてください。ノーランは嫌いじゃなかったけどバビノーを3-4DEのみならず4-3DEなどで使い続けたのだけは擁護できませんでした。


ライアンについて
 フランチャイズQBがいるというのは本当に幸運な事だと思う。このポジションはフットボールの中でも特別なポジションでチーム全体にとっても最も影響力のあるポジションだから。彼とは早く話をしたい。

(雑) この会見の直後に色々とライアンと言葉を交わしたみたいです。とりあえず早く信頼関係を築いてほしいですね。


2年前ファルコンズがスーパー一歩手前のとこまで行った事について
 このNFLでは刻一刻と状況が変わっている。毎年、毎チーム、毎選手が変わっている。過去は過去。どういった過去があったかはこれからどう進んでいくかには関係ない。これからベストなオフシーズンに向けて進んでいくだけだ。

(雑) 今回の会見で個人的に最も気に入った質疑応答。多分質問者としては「素晴らしいポテンシャルをもったチームだと思う」といった耳に心地よい答えを期待していたのでしょうが、そんな期待を切り捨てる答え。そうそう、新生チームといのは過去に囚われているようではいけないんです。これを聞けただけでも夜更かしした甲斐がありました。


オフェンスについて
 重要なのはバランス。守る側としたらそれが一番守りにくいから。

(雑) 文句のない答え。問題なのは誰がエースランナーになるかってことですか。


フロントセブンについて
 一番重要視しているのはいかに相手QBに”effect”を与える事ができるか。それは単純なサックやQBハリーだけにとどまらない。
 バーサタイリティはもちろん重要。流動的に選手を動かせるし、故障者が出た時に複数のポジションをカバーできる選手がいると非常に助かる。

(雑) ツイッターでも言ったんですが、これは現在モックで大人気のダンテ・ファウラーJrに繋がる質問のように見えます(ファウラーはクインがフロリダ大のDCだった頃に入学した選手でもある)が、逆に露骨すぎてぴったり当てはまるファウラー指名は無い気がしてきました。


コーチ陣について
 ディフェンスはリチャード・スミスとラヒーム・モリスを中心に協力し合う。特にモリスは重要な役割をになってくれると思う。オフェンスについては自分には分からない部分も多いが、それだけにカイル・シャナハンを迎え入れることができたのは本当に幸運だった。彼は本当に素晴らしい才能のコーチで、ディフェンスの立場からすれば最も戦いにくいオフェンスを構築するコーチの一人。キース・アームストロングはみんな知ってのとおり非常に優秀なコーチ、彼が残ってくれた事も自分にとっては凄くありがたいことだった。

(雑) コーチについては(余力があれば)別記事で



まとめ
 30分(オーナーの冒頭挨拶除けば20分)とは思えないほど充実した会見でした。本当に頭が切れるし弁が立つ。とりあえず途中で逃げ出したりしないHCであると思うに足る内容だったのが大きな収穫。現地ファンにもクイン信者が多発している模様です。にしても疲れた。

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この記事へのコメント:

Liger : 2015/02/10 (火) 07:18:50

速報から間が空いたなと思ったら、満を持しての3連発ですか、お疲れ様です。
SB前の1月下旬にNFL日本支店がラヒーム・モリスがATLの新HCにっていう与太記事載せてまして、アレレ待ちきれんかったのかな???とも思ったものですが、自分はルッシーニ女史のツィートは知らなかったものの、モリスの入閣決定で、同じセカンダリーが専門のオースティンが引き抜かれる危険は去ったなと確信しましたよ。DLがクイン、LBがスミス、DBがモリスというスペシャリストの分業体制で行くのでしょうかね?バーサタイルでやり繰りした2014季のD#でしたが、早くフィルムみて確立した基本システムを決め、それに適した選手獲得・起用を心掛ければ、仰る通りDBは元々人材豊富だと思うので、来季の守備は一気に様変わりするでしょう。バビーノももう10年選手ですし、最後にもう一花咲かせてやって欲しいモノですね。

でも自分が一番楽しみなのは、リルシャニー率いるオフェンスが一体どうなるかということ。まずはランの再構築からでしょうかね。

ほとら : 2015/02/10 (火) 17:00:32

 流石にモリスがHCってのは色んな情報源を見渡しても聞いた事がなかったですねw多分(例によって)なにかを誤訳したんじゃないでしょうか。
 バビノーは人気チームに所属してれば余裕でプロボウルの常連になれた選手だと思うのでなんとかクインの下で活躍してほしいです。なんにせよこのオフを経て来期のディフェンスがどう変わるか、すごくワクワクしています。

 オフェンスはゾーンブロックのランはもちろんですが、ライアンが一番生きるWCOに戻るというのが密かな楽しみです。

 軽トラを愛車にってのはなかなかオツですねー、自分の知り合いにも一人そんな人がいますが、なかなか便利そうです(笑)

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