オフまとめ ① コーチ編成

 いやいやいやいや、長いこと放置していてすみませんでした。
 すでにキャンプインどころか絶賛プレシーズン中ですが見ないふりしてファルコンズの2015オフシーズンをまとめていこうと思います。


 まずはHC交代で新体制となったコーチ陣から。ポジションコーチ全部を網羅すると大変なので特に気になった人たちをピックアップ。

ダン・クイン HC (前SEA DC)
経歴等は就任時とりあげたので略。過去2年間リーグ最強ディフェンスを率いてきた守備の鬼。当然ながら過去2年間リーグ最弱だったディフェンスを生まれ変わらせることが至上命題。
カレッジコーチ時代も含めHC職の経験はないですが、自らも進んで汗を流す熱血指導と聡明さが溢れ出る記者会見で早くもファンや選手から絶大な信頼を得ている模様。
掲げたモットーは「fast and physical」,そして「リーグで最も基礎を大切にするチーム」。


カイル・シャナハン OC (前CLE OC)
彼も経歴については以前の記事参照。
ご存知フットボールコーチ界のサラブレッド。決して単なる七光りではない才能の持ち主でクリーブランドを脱走しながらも評価は落ちず引く手あまたの人気コーチでしたが、互いにリスペクトし合ってるらしいクインを迎え入れたことでセットで入閣させることに成功。
父親譲りの必殺ゾーンブロックランを中心としたウェストコーストオフェンスはライアンの能力を最大限に生かせるオフェンスだともっぱらの評判(私の中で)。


リチャード・スミス DC (前DEN LBコーチ)
クインが目立ちすぎてファンからもメディアからもほとんど完璧に無視されている可哀相なお方。名前がマイク・スミスばりに平凡なのも地味っぷりに拍車をかけてます。
クインとどっちがプレイコールをするのか問題に関しては、ひとまずスミスがブースからコールすることになりました。
コーチ歴は20年以上というベテランで、06-08はHOUでDC経験もあり。ただしHOU時代の評判は若干アレだったり。(この間のHOUのディフェンス成績は大体20位台)
しかしながら選手育成、特にラインバッカーの指導に関しては一目置かれる存在で、数多くのプロボウラーを輩出してます。そしてその最高傑作が凡ミラー(まあ彼については何もしなくても勝手に育った感もありますが)ということで、スミスにとって今年最大の大仕事がビーズリーの育成と言われてます。なにせビーズリーがドラフト時によく比較対象になってたのがミラーその人ですからね。守備成績がどんなに良くても「クインすげえ」で終わっちゃうので、スミスが名を上げるにはビーズリーの二桁サックが必要です。


キース・アームストロング STC (続投)
スミッティ政権からの生き残り。このブログでは一時期大バッシングしてましたが、去年てのひらを返しました。
ヘスター加入ではっきりしたのですが、この人はリターナーにしてもパンターにしてもキッカーにしてもガンナーにしても一流の選手がいれば活躍させることができるコーチですね(これについて詳しく書くとえらい長くなりそうなので割愛)。そして今のチームにはこの4つのポジション全てに超一流が揃っているというアームストロングが一番実力を発揮できる環境であると。PATルール改変も追い風ですし、今年こそブライアント神とボッシャーをプロボウラーにさせてあげてください。


ラヒーム・モリス アシスタントHC/DBコーチ (前WAS DBコーチ)
ファルコンズ的にはバックスのHCとしての記憶がまだ新しいですね。字数の都合でDBコーチと表記しましたが、「ディフェンシブパッシングゲームコーディネイター」というのが正しい役職。なんのこっちゃという感じですが、パスカバー全体についての指導をするみたいです。
カイルのWAS時代の同僚であり、さらにカレッジではクインの教え子兼同僚だったという、新体制の顔二人と結びつきの強いコーチ。
HC経験のないクインの補佐と本業であるDB陣の指導の二足の草鞋ですが、とりあえずはプレシーズンで早くもやらかしまくってるドラ2のCBコリンズと去年のドラ3のサウスワード(このオフSからCBにコンバート)の二人を一刻も早く使い物になるように鍛えていただきたいところ。



テリー・ロビスキー WRコーチ (続投)
ファルコンズの終身名誉WRコーチはもちろん続投。ロディ、フリオをはじめとしたWR陣の父親的存在であり、ファルコンズポジションコーチの顔的存在。
FA加入のヘンカーソンやドラ4のハーディといった新たな面白いタレントをしっかり導いてやってくださいお父さん。



ブライアン・コックス DLコーチ (続投)
去年ちょっと引くレベルでパスラッシュがかけられなかったDL陣ですが、それは選手のタレントの問題だったということで、コーチは残留。今年駄目なら間違いなくクビでしょうが。ただまあ少なくともムラッ気のあるヘッグマンのやる気を出すことに関しては期待してます。


マーカンド・マニュエル DBコーチ (前SEA アシスタントDBコーチ)
クインがHCに就任するにあたり、SEAのコーチ陣から誰を連れてくるかということが一時期ちょっと話題になっていました。ピートキャロルは一人だけしか引き抜きを許さないという噂もあり、大方の予想では片腕になるDCを連れてくるだろうと言われていたのですが、蓋を開けてみると引き抜いたのはこのマニュエル(と後述のモーガン)でした。
マニュエルは元NFL選手で現役時代のポジションはS、2002年のCINのドラ6で2009年に引退するまで6チームを渡り歩いたジャーニーマンらしいのですがすみません全く知りませんでした。
2011年に母校のフロリダ大でインターンとしてコーチ人生をスタートしたのですが、この時のDCが誰あろうダン・クイン。そして2012年からはSEAでコーチ職に付きますが、マニュエルを追いかけるように2013年からクインがSEAのDCになります。ということでクインとの付き合いが存外に長いです。わざわざ引き抜いたことからクインは彼を片腕的な存在に仕立てあげたいと考えてるようにも見えます。将来ファルコンズのDCをやってる可能性もなきにしもあらず。



クリス・モーガン OLコーチ (前SEA アシスタントOLコーチ)
SEA引き抜き組第2号。しかしながらモーガンがSEAに所属したのは昨シーズンの1年だけ、じゃあその前はどこにいたかというとWAS(アシスタントOLコーチ)。つまりラヒーム・モリス同様、クインとカイルの両方と縁の深いコーチを引き抜いたわけですね。
したがいましてカイルオフェンスで最も重要なゾーンブロックスキームに対する造詣は文句なし。ただ一方で去年パスラッシュと並ぶ大きな問題だったパスプロテクションに関しては不安が残るのも事実。去年のSEAもその前のWASもパスプロは決していいとは言えないんですよね。さてさて。



ボビー・ターナー RBコーチ (前WAS RBコーチ) 
マイク・マクダニエル オフェンシブアシスタントコーチ (前CLE WRコーチ)
二人ともシャニー一派ということでセットで。
ターナーはテレル・デイヴィス擁するDEN黄金期からマイク・シャナハンを影で支えた知る人ぞ知る名RBコーチ。シャニー親子とともに移ったWASではアルフレッド・モリスも育成。まあ要するにギブス直伝のゾーンブロッキングスキームのオーソリティです。ギブス本人は連れてこれませんでしたが、ギブスに次いでゾーンブロックについて理解しているコーチを入閣させることが出来たと言っていいかもしれません。
フリーマンとコールマンという若い二人をモリスやデイヴィスのようなゾーンブロック仕様のスペシャルRBに育成するのが任務。

マクダニエルは30代前半という若さながら、親父シャニー率いるDENとクービアック率いるHOUでシャニーオフェンスのエッセンスを吸収した後、カレッジコーチとして自立。そして昨年度はカイルの手助けをするためCLEに加入という、シャニーツリーの次世代の旗手候補。
とはいえファルコンズのWRコーチには上述のロビスキーがおり、現在はただのアシスタントコーチ。にもかかわらずここで取り上げたのはmentaiさんが絶賛してたから。ゴードンのサスペンドという大ダメージを負いつつもシーズン終盤までプレイオフ争いに絡めたのは、シャニーオフェンスの理解の深いマクダニエルの存在が大きかったのではないかと思われます。
ファルコンズではロビスキーが育てた選手をシャニーオフェンスへと落しこむ架け橋的な役割が期待されるところ。


以下、名前と現職のみ羅列

マット・ラフルール QBコーチ
ウェイド・ハーマン TEコーチ
ジェフ・ウルブリック LBコーチ 
ダグ・マロリー LBコーチ
チャド・ウォーカー DBコーチ 
マイク・ラフルール オフェンシブアシスタントコーチ
キース・カーター アシスタントOLコーチ
エリック・スタロビッチ アシスタントSTコーチ

このうち残留組はハーマンとスタロビッチの二人。マットとマイクのラフルールは兄弟みたいです。

スポンサーサイト

この記事へのコメント:

K猫 : 2015/08/22 (土) 23:30:57

こんにちは初めまして。DENファンのものです。
うちの前LBコーチがそちらのDCになっていたとは、、、無知ですいません(^^;
彼に関してですが、育てたLBが基本的にILBばかりなのでビーズリーの育成に貢献できるのか未知数だと思います。
しかし、ILBはドラフト下位やUDFAから先発を育てますので、そちらは期待して良いと思います。

Liger : 2015/08/23 (日) 01:49:30

残暑お見舞い申し上げます。
お帰りなさい。お疲れ様です。今季最もbounce backが期待される新首脳陣ですな。2015季も頑張って下さい!

ほとら : 2015/08/23 (日) 11:26:27

>K猫さん
 ようこそお越しくださいました。情報ありがとうございます!
 なるほどミラーは特殊すぎる例として、基本的には非パスラッシュLBを育てるのがうまいという感じですかね。確かにDENのLB陣はミラー以外あまりネームバリューはないですけど、高いレベルで安定している印象があります。そっちはそっちで喉から手が出るほど人材がほしいので全く問題はありません(笑)

>Ligerさん
 どもどもご無沙汰しています。いよいよ開幕が迫ってきましたねー。
 プレシーズンを拝見すると、スーさんらを失ってもDETは確実に自力をつけているようで、強豪チームの風格すら感じました。今年は揃ってプレイオフへ行きたいですね。今シーズンもどうぞよろしくお願いします。

管理人のみ通知 :

トラックバック: