PHI戦 感想 D# スペシャルチーム

 感想書くにあたりちょっと調べたいことがあってWikipediaのフットボールの戦術、戦略の項目を読み始めたらコーチツリーとかにまで目移りして気づいたら3時間くらいたっていたという。いやあ楽しかった。なお感想には一切反映されてません。




ランディフェンス
 あの豪華トリオを相手にトータル16キャリー63ヤードというのはお見事。しかもスプロールズの27ヤードランがありましたから、それ以外はほぼ完封したと言っていいと思います。マーレイとライアン・マシューズの二人合わせて11キャリー13ヤードとか誰が予想できようか。特にインサイドのレーンが抜けられたのは記憶にある限り1度だけで終始DTとウォリロウが穴を潰していた印象。ここがストロングポイントになるようだと今シーズンは非常に楽しみ。


パスディフェンス
 クインディフェンスの基本形はCB2人とFSの3人で奥を三分割して守るという所謂カバー3ディフェンスなのですが、これに対しチップケリーは執拗にショートパスやスクリーンからのRACによってヤードを稼ぐという、スーパーでパッツもやった戦い方を選択。前半3失点に対して後半21失点(プラスFG未遂)とハーフタイムを機に人が変わったかのようにやられまくりましたが、こちらのディフェンスもあちらのオフェンスもやってることは(パスの比率が増えた以外は)前後半で大して変わらないんですよね。
 このマッチアップの肝は後ろを守る3人とラッシュするDL4人以外の残る4人がどれだけRACを許さずに仕留めることができるかなんですが、端的に言ってしまえばそれができたのが前半で、できなかったのが後半。後半だけでタックルミスは7,8個あったとか。理由は色々考えられるのですが一番大きいのは多分単純に疲労。追い上げられる精神的疲労も含めて。デプスの弱いチームはこういうときに辛いです。
 今後戦うチームも同様の戦法を取る可能性は高く、RBへのパスなどアンダーニースからのRACをいかに防ぐかというのは大きな課題になると思います。


ビーズリー
 流石にジェイソンピーターズの壁は高かった。内へ外へと色々チャレンジしてましたが試合通してほとんどプレッシャーを与えることはできず。しかし外からかわしてのあわやサックというプレイが一回、そして見事な跳躍でサードダウンのパスを叩き落とすプレイが一回、この二つが見れただけでも収穫。


パスラッシュ全体
 ビーズリーは完敗し、サックも0ではありますが、トータルでいえばパスラッシュはまあそこそこ。ランディフェンス同様特にインサイドからはまずまずプレッシャーがかかっていたんじゃないかと。少なくともブリッツいれまくっても全く届かなかった昨シーズンと比較すれば雲泥の差。比較対象がアレすぎるのは問題ですが。


ウォリロウ
 どうしてなかなか4-3MLBとしてサマになったプレイぶり。チームトップの13タックルというだけでなく、ナイスランストップが多く、特に2点リードで迎えた終盤、自陣26ヤードまで攻め込まれた場面で出た3rd&1でのランストップは勝敗にかかわるという意味ではウォリロウのキャリアベストプレイと言ってもいいかもしれません。


ビーアマン
 マーレイへのタックルミスってTDとスプロールズのカバーミスってロングゲインというクソプレイが立て続けにでたため地元ではさっさと首にしろコールが。ただまあ今回に関しては相手が悪かったというかそもそもビーアマンにスプロールズをカバーさせる方が悪いというか。とりあえずやっぱりLBとしては使えないことははっきりしました。リード早く戻ってきておくれ。


リカルド・アレン
 昨シーズンロスターにさえ残れなかった男が試合を決めるINTを記録。捕れる球を相手レシーバーがはじいたもので完全なるごっつぁんINTとはいえ、あの場面であれを確実に捕れたのは「持っている」のかもしれません。
 またFSとして人生初の実践でしたがタックルミスもなく安定したパフォーマンスでした。映像では分かりませんがほとんどサムが奥を狙いませんでしたし、たぶんカバーもそれなりに良かったはず。さてファルコンズのアールトーマスになれるか。


シャットダウンコーナーズ
 上述したようにPHIオフェンスは徹底してディープへの勝負は避けたわけですが、それはトゥルーファントとアルフォードの存在があってのもの。一度だけトゥルーファントがジョーダン・マシューズに抜かれキャッチを許す場面がありましたが、それ以外は(トゥルーファントが超反応でPDしたプレイを除き)二人ともほとんど画面に出てこないほどの内容。でもきっとまたスタッツだけ見た人たちにCBが弱いとか言われるんだろうなあ、かわいそうに。


コリンズ
 ほとんどダイムパッケージは使わなかったため出番はわずか5スナップ。しかしそのわずかな出番でパスを通されるあたりは流石。といっても今回のはパスが完璧だったから責める気はないんですがちょっと目についてしまったので。

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スペシャルチーム

ブライアント神
 決勝47ヤードFGを含む4打数4安打。もちろんエクストラポイントの位置変更なんて微塵の影響もなし。PHIに限らずよそ様のKが失敗するのを見れば見るほどこのおっさんの偉大さがよくわかります。

ボッシャー
 4回蹴った平均飛距離が54ヤード。しかもタッチバックが一度もなくインサイド20が3回ですと。紙一重の試合を分けた大きな要因の一つがこのボッシャー砲だったのは間違いありません。ついでに入団当初弱点だったキックオフの飛距離も文句の付け所のないレベルで今年のタッチバック率すごいことになりそうです。

トイローロ
 最後の最後のパントカバーでスプロールズのリターンをゆるさず相手陣14ヤード地点で仕留めるという地味ながら非常に大きな仕事をし、クインも名指しで褒めてました。このプレイに限らず、スペシャルチームがしっかりしてるかどうかで試合全体の締まり方が全然変わってくるなあと思う今日この頃です。MNFの2試合の盛り上がりの差もこういうところにあったような気が。

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総評
 開幕戦は水物とはいえ、攻守とも現在の戦力で強豪相手とも十分戦えるところは見れました。試合をひっくり返され完全に負ける流れでの勝利というのも勝ち方としては圧勝よりもむしろ得るものは大きく、大きなけが人も出ませんでしたし新チームの門出としてはこれ以上ない形だったとも言えそうです(ファンの心身へのダメージはさておき)。
 ひとまず最初の勢いはつきました。あとは勢いで進む間にチームとしての自力を付けていければ今年のサプライズチームになれる可能性は十分あると思います。


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