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ベイカーさんRGコンバート失敗

 あ、遅ればせながらテキサンズ プレイオフ初出場本当におめでとうございます。
 あのクラウドノイズがあれば、ホームの試合なら間違いなくどこが相手でもいい試合ができると確信しています。
 願わくば、インディアナポリスで再戦をしたいところです。今度はもうちょっとまともなオフェンスができると思いますので。



 さてチームが一丸となっての素晴らしい試合で、本当は触れたくもないんですけどそうも言ってられないのが突然RGに現れた逆モメンタムチェンジャーのサム・ベイカーさんです。

 まずはCAR戦でのおさらいをしておきます。

 この試合、先発RGはハウリーでした(しかしRGGRだかGRRGだかの愛称で親しまれていたギャレット・レイノルヅは正式に先発失格になったんでしょうか)。ここ数試合ひどいパフォーマンスが目立っていたハウリーですが最初の2シリーズ先制TDをとる所までは無難にプレイ。
 その後CARに追いつかれてからの3シリーズ目突如ハウリーに変わってRGに入ったのがベイカーさんでした。2,3週前にスヴィーテックの台頭からベイカーRG論がファンの間で熱くなっていることや私も賛成であることを書きましたが、首脳陣も同じ考えにいたったのでしょう。クエスチョナブルだったスヴィーテックをLTとして先発させたことからも伺えます。
 それにしてもなぜこの接戦中の大事な試合というタイミングで急造RGをいきなり入れたんでしょうか、この時点でハウリーが致命的なミスをしたわけでもなかったですし、試合展開に余裕があるわけでもありませんでした。ドラ1ベイカーさんのご機嫌うかがいだったとしたらアホ過ぎます。

 ともあれベイカーRG論に賛同していた者として、少なからず期待していたのも事実。私の目は彼に釘付けになりました。
 そしてその期待はものの見事に裏切られることに。最初のシリーズこそいいランブロックがあり、「これはもしかして」という思いも浮かびましたが、その次ゴール前からの苦しいオフェンスで、10月まで無職だった対面のアントワン・アプルホワイトに完全に力負けしセイフティを献上。7-16とリードされた続くシリーズでも相手の控えDTの圧力に手も足も出ずあわやターンオーバーというサックの原因に。これでモメンタムは完全にCARにいってしまいました。
 ということで「待望の」RGサム・ベイカーはわずか3シリーズの短い一生を終えました。しかし短かった。地上に出たセミの寿命ですか。

 ベイカーさんはLTとしてはフットワークや判断力の悪さでDEの突破を許すのが多かった印象なんですが、ここまでDTに力負けするとはさすがに予想外でした。以前ベイカーRG論に賛成したとき「Gとして適正があれば」と但し書きしましたが、どうやらその素質は欠片もなかった模様です。

 その後RGに戻ったハウリーがひどいプレイを連発してしまったため、ベイカーさんだけでなく、ATLのRGそのものが悪いという印象になりましたが、ハウリーのミスは一時的とはいえベイカーさんに突然出番を奪われてしまった精神的ショックによるものが大きかったと思います。後半からは(マクルーアやクレイボーに助けられながらですが)無難に仕事をこなしてましたし。まあ依然OL最大の穴であることには違いないですけど。

 それにしても目立たないOLの中でも特に地味なRGというポジションがこんなにも試合を左右してしまうとは。ハービー・ダールはいい選手だったと今頃痛感。年季の入ったフットボールファンがOLファンになっていくのもうなづけます。


 しかし、ベイカーさん一気にエリート街道を踏み外してしまいました。  

父はアリーナフットボールリーグのコミッショナーというフットボールエリート一家に生まれる→カレッジスター→ドラ1指名→ファルコンズの正LT→スヴィーテック神の控え兼スペシャルチーマー→RGコンバート→粗大ゴミ

 うーむ、転落人生というか一瞬で地の獄の奥底にまで墜ちてしまった感のあるベイカーさんですが、一応来年までドラフト時の契約は残っているんですけど、どうするんでしょうね。エリート街道を歩んできた彼が控えの座に甘んじてくれるかどうか。個人的には来年のドラフト指名権がすごく欲しいので、なるべく高くトレードしていただきたいんですけど。

 
ちなみにウィル・スヴィーテック大明神の経歴はこちら

共産圏の旧チェコスロバキアに生まれる→2歳のとき政治的理由から一家で亡命→マクドナルドも買えない極貧幼少時代→高校時代文武で大活躍→スタンフォード進学後ハーヴァード、ウォートン・スクールの三校で学び優秀な成績を収める一方、スタンフォードのDEとしても活躍し2度のアカデミックオールパック10に選出→05年チーフスにDEとして6順で指名→スペシャルチーマーや控えDE,TEとしてプレイするも08シーズン前放出→1年間無職浪人→09年ファルコンズに控えOLとして拾われる(この時までOLの経験はゼロ)→今シーズンベイカーの負傷により先発に→ライアン踏み付け→フリーニー、ジャレッド・アレンらを完封→不動の正LTに

 うーむ、なんというサクセスストーリー。ベイカーさんと比べると一層輝きが増しますね。誰か二人を題材に映画化してくれませんか。タイトルは『ブラインド・サイド』なんてどうでしょうか。
 彼については結構前にいろいろ調べてたんですが時間がなくて記事にできないままでした。DEとしてドラフト指名され27歳までオフェンスラインマンの経験がなかったというのもすごいですね(カレッジ時代からたまにTEはやっていたようですが)。まあ、私にとってはスヴィーテックについて書けただけでも、ベイカーさんのRG起用には意味があったということにしておきましょう。



(追記)
 スヴィーテック一家の昔話については下のアトランタ・ジャーナルの記事に詳しいです。(私の語学レベルでは)ちょっと難しい内容でしたが、とても面白かったので興味がある方は読んでみてください。本当はまとめて紹介したかったんですが時間的にも実力的にも足らず断念しました。亡命の理由も長男(スヴィーテック兄)の勉学のためという家族そろって非常に優秀な一家のようです。

http://www.ajc.com/sports/atlanta-falcons/for-will-svitek-one-1224662.html

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