2016シーズン振り返り S

 コーチ編は書けるかどうかクエスチョナブルです。



リカルド・アレン
[16試合出場 99%] 90タックル 3PD 2INT

キアヌ・ニール <D1ルーキー>
[14試合出場 83%] 106タックル 5FF 8PD

ケマル・イシュマエル (第15週にIR入り)
[13試合出場 28%] 52タックル


2015シーズン
 カバースリーが基本のクインディフェンスではディープを守るFSとほぼ常時ボックス内にいるSSと役割がはっきり別れます。特にFSはSEAディフェンスにおけるアール・トーマスの重要性を見ても分かるようにディフェンス最重要と言っていいポジション。果たしてその大役が誰に務まるのだろうかと思っていたところ、指名されたのはまさかのリカルド・アレン。この人どんな選手かと言えばスミッティ政権下でドラ5で指名されながら53ロスターに残れずPS暮らしをしていたCB。クインはそんな選手をSにコンバートし、丸々1年スターターとして起用し続けました。内容はまあアール・トーマスとは比べるのもおこがましいレベルではありますが、見るに耐えないというほどでもない、といったところでした。
 一方SSの方はガラスのエースのウィリアム・ムーアが案の定怪我をし毛丸がその穴を埋めるという恒例の年中行事が展開されてました。


開幕前
 もう身体中限界にきていたムーアがついに引退を決断。そこで後釜としてドラ1でキアヌ・ニールを指名しました。しかしこの指名に対する反応は賛否両論。少なくとも私の意見は否でした。フロントセブンを優先すべきだったし、ボックスSなら他にも2巡以降に人材はいたし、何より毛丸が先発で問題ないじゃないか、といったあたりが主な主張。またそもそもニール自体にあまり魅力を感じていませんでした。ハードタックル以外特に武器があるようには見えませんでしたから。
 FSはアレンがスターター続行、コンバート2年目でどれだけ成長できるか注目されました。


開幕後
 ニールがプレシーズンで膝を負傷し開幕から2試合欠場、代役のプロ毛丸が先発を務めることになりましたがそこでタックルを重ねて存在感を示します。LB陣に故障者が重なったこともあってニール復帰後もしばらくは2人一緒にフィールドに立ったりしてたのですが、LBの怪我が癒えるにつれて徐々に毛丸の姿はフェードアウトしていきました。これでニールが毛丸に及ばないパフォーマンスだったら毛丸ファンの私としては怒り心頭だったんですが、ごめんなさいニール普通にめちゃくちゃ良い選手でした。
 ニールがどんな選手かと言えば、とにかくとんでもないハードヒッター。ハードヒットならムーアも大概でしたがニールのヒットはスピード感がやばい。はい、LBの時に続いてここでも出ました「スピード感」。ジョーンズ、キャンベルと並んでニールがフィールドに立つとこれまでのファルコンズディフェンスと比べギア2段は上がって見えます。そしてそのスピードのまま全く減速しないでボールキャリアーに突っ込んでくもんだからニールのヒットはいつも恐ろしい音がします。
 5FFはほぼ全て技術ではなく勢いだけで生んだファンブル。PDなどの記録には残りませんが、タックルの衝撃でレシーバーがキャッチの瞬間ボールをこぼすシーンも何度もありました。自己弁護するわけではないですが、「ハードタックル以外武器がない」という評価はある意味当たっていました。しかし「化け物級のハードヒッターがボックス内にいる」ということの影響力の大きさを完全に見誤ってました。ムーアの全盛期は基本2ディープで後ろにいることが多かったですからね。
 シーズン序盤はド派手に突っ込んでド派手にタックルミスってロングゲインみたいなことも多かったんですが、タックルミスは徐々に減っていきました。今年のルーキーで100タックルを超えたのはジョーンズとニールの2人だけだったそうです。パスカバーも決して悪くなく、基本ボックスにセットしながらの8PDは立派。ただオルセンやケルシーといったトップTEとのマンツーマン勝負では完敗だったので今後の大きな課題。あと気になるのは選手寿命、このスタイル貫くなら絶対長生きできないと思うんですが果たして。

 なお毛丸はもともと傷めていた肩の故障が悪化しシーズン終盤にIR入りとなりました。もしかしたらこの故障があったから出番が減っていたのかもしれません。

 アレンはなんだかんだで今年もフル出場。アール・トーマスには遠く及ばないながらまずまず見れるレベル、という評価は変わらず。タックルは堅実ですし、大ポカも少ないしで決してひどいわけではないんですが、サイドへのロングパスの時の寄りが甘かったりビッグランを出されたときの追い方がイマイチだったりと、クインディフェンスの最重要ポジションだけに物足りないという思いはぬぐい切れず。昨シーズンから成長してるのは間違いないんですが、ニールやCB陣が輝いているセカンダリだけに余計に見劣りするんですよね。ファンの間でエリック・ベリー待望論が出ているのも分かります。個人的には今年FAでビッグネームに大金使うのは反対ですけど。だからドラフト上位でFS指名の可能性は結構あると思ってます。

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この記事へのコメント:

ONIGIRI : 2017/02/03 (金) 10:55:35

なんとなくディフェンスラインの動きは追えるようになったきがしますが、ディフェンシブバック、特にセーフティーの動きまでTVを通して理解するのは難しいので、この一連の投稿は本当に勉強になります。 

ニールのあたりの強さはTVでも感じますね。

ファルコンズのD#は、このプレーオフで、間違いなくブレークスルーしました。あとは、3rd & LongでのアンダーニースゾーンからのRACを抑えられるともう少し安心できるのだけれど。。。ここのキーは、SなのかLBなのか???

ほとら : 2017/02/03 (金) 19:16:01

 アメフトは観戦を重ねるにつれて色んなポジションに目が行くようになりますよね。私も素人なんで適当なことを言ってる可能性が高いのですが(笑)勉強になると言っていただけると凄く嬉しいです。
 仰るとおりアンダーニースからのRACはシーズン中一番気になったところですね。特にパッツはそういうところを突くのが非常にうまいですし。ただシーズン終盤からプレイオフにかけてディフェンスコールも変化してきたのでスーパーでどんな守備を見せてくれるか楽しみです。

ふぇりっくす : 2017/02/04 (土) 23:50:25

ドラ1はLB予想からのリーチ気味、しかも怪我で出遅れと出だしの印象は良くなかったですね、ニール。でもホント「スピード感」っていう印象がしっくりくる選手ですね。彼も見ていて楽しいですがハードヒットはホントやり過ぎ注意。

ファンとしてはニールとケマルの共存を望みたかったですけど、ニッケルはプールでいいし、ケマルの場所はちょっとなさそうですかね・・・

ほとら : 2017/02/05 (日) 08:33:01

 同じく最初頃の印象は相当悪かったんですがまさかここまで評価がひっくり返るとは。なんとか怪我せず長いキャリアを過ごして欲しいものですねー

 毛丸はバックアップを受け入れてくれるかどうかですね、出番を求めるようなら残留は厳しいですが、出ても残っても今後応援していきたい選手です。

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