NFLアトランタファルコンズについて好き勝手書きます

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　コーチがチームを去るケースというのは基本的には良い結果を残したためヘッドハンティングで引き抜かれるケースと、ふがいない結果の責任をとらされ斬首されるケースの2通りあるわけですが、スーパーで惜敗したファルコンズからはこの両方のパターンでお別れするコーチが。今回紹介するのは栄転組。

カイル・シャナハン(OC)→SF (HC)
ロバート・ターナー(RB)→SF (同職)
マイク・マクダニエル(オフェンシブアシスタント)→SF (Run game specialist)
マイク・ラフルール(オフェンシブアシスタント)→SF (Wide Receivers/Passing Game Specialist)

マット・ラフルール(QB)→LAR(OC)

　ハイパーオフェンスの立役者となったOCカイル・シャナハンはご存知のとおりSFの新HCに就任。
　この男についてはロディの件やらWASやCLEでのあれやこれやで人間的には色々と疑問符が付きますが、現役最高クラスの戦術家であることに疑いはなく、これほど長所短所がはっきりしてる物件もなかなかないと思います。SFではOCを置かずHCと兼任するそうですが光と闇の面どっちが強く出るか、外野から野次馬的に楽しませてもらおうと思います。もちろんスーパー連れてってもらった感謝の気持ちは強いので応援はしてます。リング取れなかったからロディの恨みは消えてないですが。

　そしてカイルとともにファルコンズにやってきたシャナハンファミリーの面々も予想通りほとんどがカイルに付いていくことに。親父の代からRBコーチ一筋のゾーンブロックランナー育成の鬼ターナーはSFでももちろんRBコーチ。このおじさん私の中ではシャナハン家の執事的なイメージです。
　ともにカイルの補佐的な立場だったマクダニエルとマイク・ラフルールはSFではそれぞれ地上戦と空中戦のスペシャリストというなんか格好いい役職もらってます。

　ファルコンズではQBコーチをしていたマット・ラフルール(マイクとは兄弟)はカイルと袂を分かち、同地区ライバルのOCへと就任。一時はカイルの後任としてファルコンズのOC有力候補と言われており、またカイル自身もSFのOCとして招聘していたがっていたなんて言われてる若手有望株、最年少HCマクベイとのケミストリーやいかに。

　ということでOLコーチのクリス・モーガンを残してシャナハンツリーはばっさり剪定。(ちなみにモーガンはWAS時代シャナハン親子と同僚ですが、ファルコンズに来る前はSEAなのでカイルではなくクインが引っ張ってきた格好のコーチ)
　昨シーズンあれだけの成果を挙げたオフェンスですからもちろん継続してほしかったというのが本音。特にマクダニエルとマット・ラフルールの二人は若き天才ともっぱらの評判でしたからファンの間でもこの二人のどちらかにOCになってほしいという声は強かったですが、シャナハン一家の結びつきの強さにはかないませんでした。