未練杯GM後記 その4
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事前交渉
未練杯の特徴と言えば様々なリアルなトレード交渉が行える点。世界中のNFLファンが様々な形でモック遊びをしていますが、本番前の事前交渉まで可能なモックドラフトをやっているところなんてそうは無いと思います。ましてや1巡指名と関係ないところでまでトレードが行われるなんて冷静に考えるとどうかしてます。(誉め言葉)
もちろん私もせっかくの年に1度のお祭りですから積極的にトレード交渉をしてみたいなと考えていました。特に今回16位で指名したいのがほぼヘンダーソン1人だけで、そのヘンダーソンも16位には残っていない可能性が大でしたから。
そして本番二日前の夜、入浴中のことでしたが、私に天啓が降りてきたのです。今年は皆さんご存じの通りWRが大豊作年。例年ならトップ10で消えるような選手も16位に残る可能性が高いのではないかと。ラム,ジュディ,ラッグスのトップ3はもちろん、他にも1年目から活躍が見込める選手がゴロゴロいます。
「それならフリオ出しちゃっていいんじゃないの?」という悪魔の囁きが聞こえてきちゃったんです。アルコールなんて一滴も入ってなかったのにね。
具体的な案としてはフリオと10位前後の指名権をトレードしてあわよくば奥田、だめならヘンダーソンを指名。もともとの16位でWRを指名というシナリオでした。一度この考えが頭によぎるとフリオの全額保証のサラリーがどうなるかとかは知ったこっちゃ無しで本気でやってみたいという思いがどんどん膨れ上がりました。風呂の中で。だって未練杯ですもん、お祭りですもん。
風呂から上がりよしやってやるかとPCを起動しツイッターを開くと一件のDMが届いていました。LAC担当のすけろくさんからのものでした。
内容は(私から見て)トレードアップの打診。来年の1巡+来年の3巡で6位まで上げてきませんかというお話でした。
いやーこのDMの影響は大きかったですね。直前までフリオトレードなんていう妄想に取りつかれていたところにめちゃくちゃ現実的なトレードを提案をされて一気に冷静になっちゃいました。フリオのことはいったん忘れ、このトレードについて検討することにしました。
6位というのはプチスリップした奥田を狙うには絶妙な位置。そして奥田は1巡2つ分を出すだけの価値は十分ある存在だと思います。しかしそれでもキャップ地獄真っただ中のファルコンズにとってドラフト指名権は生命線、来年のものとはいえ1+3巡というのは重すぎると考えいったんお断り。
その後改めてフリオトレードをどこかに持ち込むか考えましたが「いくらお祭りでも真面目に楽しんだ方が終わってからの後悔は少ないはず」と、邪念を切り捨てることを決断。現実的なトレードを考え始めました。いや本当にすけろくさんには感謝しかありませんね。
現実的なトレードということで、前記事にもあったように、ヘンダーソン狙いのアップとヘンダーソンが消えた時に備えたダウンの2通りのトレード相手を探したのですが、今回は2つ大きな縛りを自分で作ってしまいました。それは「同地区(ファン)とのトレードはしない」、「NOの24位より下にはいかない」というもの。どっちも地区内ライバル絡みですね。やっぱりこういうライバリーって大事ですから。特に前者のカッコ内の条件が地味に大きく響いて本来ならアップでもダウンでも絶好のトレード相手であるJAX(9位&20位)をCARファンの豹変(ジャガー変)さんが担当されてたことでかなり選択肢が狭まってしまいました。
金曜土曜と少々忙しく時間があまりとれなかったこともあって、結局未練杯開幕前に提案できたトレードは(具体的なトレード内容は省略)
NYJ(11位)へのアップ
MIN(22位)へのダウン
PHI(21位)へのダウン
そしてすけろくさんと再交渉した上でのLAC(6位)へのアップ(最終的な条件は1-16+来年の1巡+来年の4巡⇔1-6+7-220)
という4件に留まりました。
今振り返るとここで4件しか交渉できなかったのが一番悔やまれるところであり、GMとしての敗因でした。
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