ワイルドカード展望


 かろうじて時間の捻出に成功。

 眠い目をこすりながら来る試合の分析(なんて大層なものではありませんが)に勤しむのは不毛ですが至福の時ですね。正直、試合前のいろいろな妄想をしている時間の方が本番より楽しい気すらします。




 ということで皆さんご存知の通りワイルドカードプレイオフの相手はNYGに決まりました。本音を言えばDALの方がやや相性はいいいと思ってましたし、ブルッキングとも対戦したかったのですが、まぁより強い方が来るのは当たり前なので仕方ないですね。ブルッキングほど思い入れはないですがマイケル・ボーリーもいますし(そういや彼らと組んでいたデモーリオ・ウィリアムスって今どうしてるんでしょうか、かなり好きな選手だったんですが)。

 ちなみにNYGについてはあんまり特別な印象って持ってないです。私のファン暦が浅いせいもあり、ファルコンズにとってNFC東といえばイーグルスという印象が強いですね。
 ドラフト以来アンチイーライだったんですが、最近はあんまり意識することもなくなりましたし。イーライの顔がどんどんラビット関根に近づいてるなぁ、とか思うことはありますけど。
 
 時間もないのでどうでもいい前置きはこのくらいにして展望に入ろうと思います。プレイオフの大一番ということで先日のDALとの決戦と、一番最近の敗戦であるW15のWAS戦を簡単に見てみました。後者はもちろん分析のためというよりNYGは弱いと錯覚して精神的平静を得るためです。我ながら器の小さい人間だと思います。


〈vsNYGオフェンス〉

 ブリーズを筆頭に5000ヤードパサーが次々生まれるという稀に見るパスハッピーシーズンとなった今シーズンのNFL。イーライもその流れに乗りフランチャイズ記録を大きく更新する4933ヤードというパス獲得ヤードを記録、もう少しで大台突破するところでした。なんという5000ヤードパサーのバーゲンセール。

 その原動力はなんといってもドラフト外からスーパースターへと一気に登りつめた2年目WRビクター・クルーズ。こちらもフランチャイズレコードを破る1536ヤードを獲得しました(しかしこれでも3位とは、今年のインフレっぷりはちょっとひどい)。6-0とサイズはありませんがチョコマカ系というわけではなく玉際での競り合いの強さとキャッチ後のタックルをブレークする技術で勝負するタイプで、試合を見た印象としては身長が低くシェアハンドのTO。
 この手の選手を相手にする場合一番大事だと思うのがRACを許さないタックル。ショートパスをビッグプレイにさせないよう、特にS陣がしっかり仕留めることが大切です。クルーズのトラウマになるようなC4タックル希望(怪我させろというわけでなく、恐怖を植えつけろという意味です)。

 またDAL戦で顕著だったのは穴の狙い撃ち。この試合はテレンス・ニューマンが序盤からキャリア最悪というほどのパフォーマンスを見せており、DALはそこを終始執拗狙われ続けていた感がありました。
 クルーズだけでなくハキーム・ニックスも他のチームならエース級の一流WRなので、明らかな穴があれば確実に狙うことができるということなのでしょう。
 そしてファルコンズの明らかな穴といえばご存知フランクス、オーウェンスのどんぐりCBコンビ。現時点ではグライムスの出場可能性はクエスチョナブルですが、もし欠場となれば彼らにとって長い一日になりそうです。また仮にグライムス出場でもニッケルとして狙われる可能性は十分あります。ただ狙われるということは裏を返せばインターセプトのチャンスが増えるということでもあり、特にフランクスは良くも悪くも積極的にボールを狙う癖があるのでそれが功を奏すことを期待したいところです。

 あとはむらっけのあるイーライのミスを誘発させるプレッシャーですが、NYGのOLはデマーカス・ウェアをほぼ封じた点からもJACやTBほど脆くはないのは間違いないですが、セインツOLのような絶望感を感じるほどの迫力ではないのもまた事実。特に中央は結構相手をもらしている場面があり、バビノー、ピータースのファルコンズの誇る隠れ一流DTタンデムはそれなりに突破できるんじゃないかと思ってます。ブリーズと違い、捕まえられずとも慌てさせるだけでも大分イーライのスタッツには影響を与えられるはずなんで気合を入れてください。
(余談ですが、セインツ戦を見返して、彼らの基地外オフェンスの最重要パーツはニックス、エヴァンスの両バケモノGだという結論に至りました。そういう意味でスーさんとのマッチアップは超楽しみです。)



 NYGのランについては所詮32位ですし、ファルコンズはランディフェンス6位だから問題にならないでしょう

・・・・・・なんてあほな事考えてる楽天家が首脳陣にいたらグーパンチものです。

 敵を過大評価しすぎるのは危険なことですが、過小評価はもっと危険です。前者を喜劇、後者を悲劇と表現していたのは某無責任艦長シリーズでしたか(違ったかも知れません)。
 ジェイコブス、ブラッドショー共にレーンさえ開けば軽く1000ヤード走れる選手であり、今シーズンの低迷はひとえにOL陣の問題だと思われます。
 長年チームを支えた小原さんらがいなくなり、ユニットとして大きな変革を迫られたNYGのOLですが、チームワークというのは一朝一夕で築けるものではなく苦戦が続いた模様。しかし逆に言えば、レギュラーシーズンを終えた今、彼らのユニットとしての完成度はシーズン序盤とは比べ物にならないはずです。(最終週も大して走れてないとかいう突っ込みは却下)

 さらに何度も言ってますが、軽量級のファルコンズディフェンスはパワーランナーが苦手なわけで、ことパワーという点に関して言えばジェイコブス、ブラッドショーというのはHOUを上回る最強コンビなわけで、相性的には最悪なわけです。ニコラス欠場濃厚で、2戦目の先発となるLBスペンサー・アドキンスという不安要素もありますし。
 予想しうる最悪の展開としてはNYGが2ポゼッションほどリードの状況でコンスタントにアップザミドルで5ヤードを取られ続けるという形です。こうなったらもう絶望的、全盛期のヒョードルにマウント取られるくらい絶望的。
 こうならないためには、まずラン中心で来られないよう点差を離されないようにすることが必要ですが、仮にラン中心で来られた場合でもずるずると引きずられてヤーデージを稼がれないよう、1列目で減速させたいところ、したがってここでもDT陣の奮起に期待します。


 というわけで、私ほとらの予想するNYG戦ディフェンスのキーマンは、DTコーリー・ピーターズ&ジョナサン・バビノーと相成りました。どうぞ頑張ってくださいませ。


〈vsNYGディフェンス〉

 NYGディフェンスはある意味非常に分かりやすいです。一言で言えばパスラッシュ特化。古くはローレンス・テイラーの時代からの伝統ですね。
 そのテイラーやストレイハンといった超一流パスラッシャーの系譜を継ぐ者こそが2年目で16.5サックと大ブレイクしたJPPことジャン・ピエール・ポルナレフ、銀の戦車のスタンドを持つ男です。なにせ剣士のスタンド使いですからまずリーチが違います、常人の1・5倍くらい。たんすの裏に矢を落としても楽々とれそうです。その長いリーチの使い方がうまいのは長年の努力のたまものでしょうか。
 さらに近距離パワー型でスピードとパワーを兼ね備えたコンプリートパッケージとくれば弱いはずがありません。地元では先輩のストレイハンと比較されることが多いようですが、すきっ歯の全盛期をあまり知らない私が似てると感じたのはジュリアス・ペッパーズ。まあ、いずれにせよ怪物です。
 ただポルポル君、まだまだ経験不足なのか頭脳が間抜けなのかオーバーパシュートやプレイアクションに引っかかることも少なくないようで「俺はボールを持ったランナー仕留めたと思っていたら、レシーバーがパスキャッチしていた。何を言っているかわからねーと思うが(略)」みたいなケースも見受けられました。
 ここはライアン十八番のブーツレッグで恐怖の片鱗を味わっていただきましょう。

 また純粋なマッチアップとしてJPPとスヴィーテックとの対戦は非常に楽しみです。確かにここ数試合パフォーマンスを落としてはいましたが、こちとらあのジャレッド・アレンを完封してるんです。記録を破られなかったストレイハンはスヴィーテックに食事をおごるべきです。
 とまれ彼がまた大明神化する可能性は十分あると思っています。


 そしてJPPだけでもやっかいなのに、そこにさらにジャスティン・タック、オシ・ウメニヨーラが加わります。とくに問題なのは7試合欠場しながら9サックをあげている梅さん。WAS戦とDAL戦とでNYGのDLが別物になっていたのは完全に彼の存在の有無によるものです。DAL戦では彼がJPPの逆サイドに入り、タックがDTとして中央突破を狙うというのも機能してました。とにかく梅さんの存在は精神的主柱としても非常に大きなものだと思います。彼を調子付かせないことがファルコンズとしては重要。主にマッチアップするのはクレイボーサイドでしょうが、いつものように泥臭く封じてください。

 さてファルコンズのOLを”Dirty Bags”呼ばわりした憎きジャスティン・タックですが、クリス・チャンドラーやトッド・ピンクストンらを髣髴とさせる虚弱体質というイメージなので、せっかくですから”Dirty”なプレイの数々を味あわせて亡き者にしてやりましょう。(嘘です、私は「トラッシュトークとハードタックルはNFLの華」だと思ってます。無駄な反則さえ増えなければこういうのは大歓迎。それに往々にして仕掛けた側が痛い目に会いがちですし。)


 とにかくこのジャイアンツDLとファルコンズOLのマッチアップはこの試合の行方を左右するのはもちろん、今後のファルコンズのOL像を占う意味でも要チェックの箇所になります。とりあえずRGハウリー頑張れ。ドキドキ。


 もちろん単にOLが踏ん張るだけでなく、ラッシュが届く前にショートタイミングパスをしたり、ランを効果的に使うのも重要ですが、もう毎週言ってることなので、そろそろ言い飽きました。語彙不足を痛感中です。ただこの試合に関してはNO戦と違い、最悪シュートアウトでもいいと思います。とにかく離されないことが一番大切。

 
 ランについてはチェンジオブペースのクイズの出し方に注目。正直ボーリーが(LBとして)リーディングタックラーならどうにでもなりそう、という全く根拠レスな予感がしてます。



〈スペシャルチーム〉

 ボッシャー


〈その他〉

 アウェイ、屋外球場、低温悪天候、クラウドノイズといった逆境にライアンがどう立ち向かうか。あっさり押しつぶされる可能性と、見事に乗り越えて一皮向ける可能性、それがそのままこの試合の勝敗に直結しそうです。希望的観測込みで7:3。

 BVGは仮に完封勝ちでもクビにしてください、同志ディミトロフ。



 時間の関係で添削なしの一発書き投稿(いつもは一応しているんですよ、あんなのでも)。ポルナレフとか書いてる辺りだいぶ疲れていることがお分かりいただけるかと思います、後半は完全に力尽きました。多分あとで見返すと死にたくなると思うのでこの記事はもう見ません、修正もしません。

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