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新人さん紹介 ピーター・カーンズ

 前に業務連絡しておいてなんですが、最近「コンズ」より「カーンズ」の音の響きのよさに惹かれ気味です。ちょっと「コンズ」って語感的に間が抜けた感じなんですよね。昆布みたいで。現状はまだどちらにするか決めかねてますが、なるべく早く統一するつもりです。
 とりあえず今日は「カーンズ」という気分だったのでカーンズさんの紹介です。



2巡55位
ピーター・カーンズ C/G 6-5 314lbs ウィスコンシン大 

KONちゃん

 フレッシュマン時代から3年に渡ってウィスコンシン大の強力OLの中心的存在として君臨し続けた好漢。シニアシーズンを待たずにアーリーエントリー。11シーズンは複数の媒体におけるオールアメリカファーストチームに選ばれた他、全米最優秀Cに贈られるリミントン賞のファイナリストやカンファレンスのアカデミックチームにも選出。ちなみにアカデミックチームへの選出は3年連続3度目。

優良育成機関出身
 ガチンコパワーフットボールの雄、ウィスコンシン大といえばCLEのJT御大を筆頭に多くのOLを輩出しているチーム。特にここ2年は1巡2人を含む5人のラインマンがドラフト指名されるという見事な成果。まるまる1ライン分NFLに送り込んでいるという計算ですか、うーむすばらすぃ。
 カレッジ界では今時珍しい、小細工をほとんどしない正統派のプロスタイルオフェンスでみっちり鍛え上げられたということで、NFLで必要とされる技術はほとんど習得済の模様で、先日渡されたプレイブックを読んだ感想も「ほとんどのアサイメントは知ってるものだったけど、呼び名がカレッジ時代とは違うから覚えるのが大変だね」とのこと。なおカレッジでの試合出場はCのみですが、練習では全てのOLのポジションをこなせるようにしごかれたそうです。
 また先輩にJJワット(現HOU)という怪物がいたおかげで、嫌でも上達できたとかなんとか。
 ただし周りの面子やシステムに恵まれすぎていたため、どこまでがカーンズ個人の実力なのかという疑問の声も多少存在。

サイズ
 LTの選手と比べてもそう遜色ないサイズはCとしては特筆すべきもので、加えて腕も長く、体格でディフェンスを圧倒できるレベル。また単にでかいだけでなく、どうすれば自分のサイズを生かせるかをよく理解して動くことができる秀才。
 ただそのサイズは必ずしも有利なことばかりというわけではなく、分かりやすい問題点として重心が高いためバランスが崩れやすいという点や、スナップ後に身体を起こしブロック体勢に入るまで若干時間がかかるといった点が指摘されてます。ついでにスナップを受けるライアンがマクルーアとの身長差に慣れるまで時間がかかるんじゃないかというファルコンズ特有の心配も。4インチ違いますからね、随分視界が変わりそうです。

運動能力
 フットワークや敏捷性、スピードといったものをひっくるめた運動能力は「エリートとは言えないにせよサイズを考えれば素晴らしい」といった評価。特にプルアウトは絶品との声が各地から届いてます。早く見たい(ハイライトでは何度も見てますが)。

パワー
 少なからず疑問視されているのがここで、彼が55位まで残った要因の一つ。体格に恵まれているので決して非力ではないですが、コンバインでベンチプレスわずか18回と純粋な腕力の点でクエスチョンマークが付いてしまいました。ただコンバインは負傷明けでコンディショニング不良だったとのことで、実際プロデイでは23回とある程度挽回に成功。それでもなお(腕の長さを差し引いても)理想的な数字とは言えませんが、技術でカバーできるかどうか注目したいところ。

故障歴
 カーンズの、そしてディミトロフのドラフティ達の最大の問題点がこれ。すぐ上でパワー不足が55位まで残った要因の一つと書きましたが、こちらに比べれば微々たる要素で、多分彼がスリップしてくれた理由の7割ぐらいはこの耐久性の問題。
 フレッシュマンにして正Cの座を勝ち取ったカーンズですが、以来3年間一度もフル出場できた年はありません。1年では肺の血餅(”bood clots”凝固化した血液で血栓などの原因などになるそうな)、2年では右足首の捻挫、3年では左足首の脱臼で、それぞれ終盤数試合を欠場しています。
 このように見事な故障のデパートぶりですが、個人的には結構楽観視してます。というのも過去の故障が(血餅についてはよく分かりませんが)脳震盪や膝や首といったダメージがどんどん蓄積してしまうようなものではないからで、実際10,11シーズンは前年の故障の影響はほとんど見られなかったとのこと。また過去2年ともローズボウルにはなんとか間に合わせてます。ちなみにベイカーさん(背中)とジェリー(膝)の故障はダメージ蓄積系の典型。
 怪我耐性という観点でも、負傷時の状況が「あんなのキヌガサだって無事じゃいられない」というようなものだったらしく一概に怪我しやすいとは言い切れないのではないかと。危機回避能力という面では不安は残りますが、そのあたりはマクルーアという鉄人から学んで欲しいところ。

キャラクター
 ひたすら陽気、北国人間らしからぬ明るさで、チームメイトやコーチたちがインタビューなどでカーンズについて言及する時はまず「ひー いず ふぁにー」から入るのがテンプレ化しているくらい。ここでのポイントは別に人間性についてのインタビューでなくてもテンプレが採用されるという点。そしてもちろん彼自身のインタビュー動画では常に笑いが絶えません。と、ここまで書いていて猛烈に「コンちゃん」というあだ名を付けたくなりました。ゴキゲン中飛車の生みの親的な意味で。彼も雪国生まれですし。
 一方でフットボールに対する姿勢はひたすら真摯、多分アーリーエントリーしなければキャプテンに選ばれていたはずとも言われており、またアカデミックチームに選ばれるくらい学業も真面目に取り組む優等生。なんだこの完璧超人。
 ドラフト直後のインタビューで「(地元でCがニーズと言われていた)GBに選ばれなかったことをどう思うか」という質問に対し、「パッカーズファンに囲まれて育ってきたけど、僕自身は別にGBファンというわけじゃないし、ファルコンズがスーパーに出場した時はダーティバードダンスを踊っていたよ」というファン心理を理解しつくした神コメントを発しており、更にミニキャンプでは報道陣の前で実際にダンスを披露するというサービス精神を見せています(上の写真はその際のもの)。本気でファルコンズを応援してたのか、単なるファンサービスかは分かりませんが、前者ならそのファルコンズ愛が素晴らしいですし、後者ならどうすればファンが喜ぶか理解している頭の良さが素晴らしい。
 ちなみに確かどこかのドラフト評でスリップ理由の一つにキャラクターの問題というのがあがってましたが、私にはどの辺に問題があるのか全く分かりませんでした。あれか、陽気すぎてうざいとかそういうことですか。

ファルコンズにおける位置づけ
 ドラフトでクランプラーが「OG」と読み上げた時から期待してましたが、ミニキャンプの大半をRGとして練習したことから、完全にチームがカーンズをGとして計算していることが明らかになりました。もともとドラフト前からG適正は十分あると言われていたので不安は経験面ぐらい。
 RGのポジション争いはこのオフ最大の注目ポイントなのでまたどこかで書くつもりですが、やはり理想としてはカーンズが今年の先発RGの座を勝ち取りプロとして経験を積んでくれるのが一番望ましいです。「昨シーズンのパフォーマンス」というハードルは非常に低いですからファンとしては比較的温かい目で見れますし。
 そしてもちろん将来的には彼の本職であるCとしてマクルーアの後継者になるのが当然の義務。今年一年すぐ横でファルコンズのレジェンドから色んなものを学んだ上で禅譲が果たされるというのはもはや規定路線といって良いと思います。しかし昨年まともなプレイをしていればハウリーがその役目を果たすだったんですよね、やはり勝負の世界は厳しい。



 最初の指名選手で期待が大きいというのもありますが、随分冗長になってしまいました。まとめるのを考えれば情報が多いというのも考え物ですね。今後の選手紹介はもうちょっとスリムになる予定です。次回がいつになるかは例によって不明ですが。


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この記事へのコメント:

Matt Ryan Fitzpatrick : 2012/05/20 (日) 22:56:11

ファルコンズのチアーに日本人が合格しましたよ。健康的ですてきなかんじの美人さんです。活躍してほしいですね

全然関係ありませんが2シーズン前のたしかプレイオフ、NFCチャンピオンシップの試合パッカーズvsFALCONS 私はファルコンズを応援していたんですが、パッカーズにボコボコにされあれ以来パッカーズが苦手になりました。トラウマです

ほとら : 2012/05/21 (月) 13:43:48

> Matt Ryan Fitzpatrickさん

 はじめまして、ようこそお越しくださいました。

 チアリーダー、大石さんですか。恥ずかしながら日本人の方が合格してるとは全く気づきませんでした。ぜひ頑張ってほしいですね。

 プレイオフのGB戦というとディヴィジョナルプレイオフ(チャンピオンシップの一つ前)のあれですね。私はあの試合はすでに結果が分かってる状態で見ましたが結構なダメージを受けましたので、リアルタイムで見た方々のトラウマになるのもよく分かります。
 ただ気休めになるか分かりませんが、あの日のパッカーズとロジャースは私が今まで見たどのNFLのチームより素晴らしいパフォーマンスでした。それこそスーパーに勝った日のパッカーズよりもずっと上と言っていいほど。だから私は、あの日はたまたまNFL史上最強のチームと当たってしまっただけだと割り切ってあまり深刻に捉えないようにしてます(笑)
 でもできることなら今シーズンのファルコンズにトラウマを吹き飛ばしてほしいですね。

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