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新人さん紹介 ブレディ・ユーウィング

 KONZについてですが、基本的には「カーンズ」を暫定採用します。決め手になったのはSecondaryをセカンダリーと違和感なく読んでた自分に気付いたこと。最初から気付けって話ですね。
 ただ「コンちゃん」という呼び名はなかなか捨て難いものがあるのでダブルスタンダードで行く予定です。



5巡157位
ブレディ・ユーウィング FB 5-11 239lbs ウィスコンシン大
ewing.jpeg
 ということで3日目最初のピックはカーンズのチームメイト、全く予想してなかったFBのユーウィングでした。

 
 先に短所から。
・純粋な身体能力が低い。身長も体重も腕の長さもFBとして理想的でなくパワーに欠け(コンバインではベンチ14回)、かといってスピードやクイックネスに富むわけでもない(40ヤードは4.75)。
・ボールキャリアーとしてカレッジでの実績はほぼ皆無。
・個人でオフェンスにインパクトを与えられるような選手ではない。

 続いて長所。
・リードブロッカーとして素晴らしいフィールドヴィジョンを持っており、常に誰をブロックすべきかを瞬時に判断して適切な対象に向かうことができる。
・ブロックの技術は一流、かつFBになってからまだ日が浅い(後述)のでさらに技術向上の余地あり。
・ブリッツピックアップも上手い。
・意外なほどシェアハンド(昨シーズンは20回レシーブで落球0)。
・優秀なスペシャルチーマー。
・選手としても人間としてすばらしいキャラクター。練習でも試合でも1秒たりとも手を抜かないハードワーカー。


 カーンズの時も書きましたがウィスコンシン大は伝統的にスマッシュマウスなパワーフットボールで知られるチーム。ユーウィングはそんなブルーカラー要素を凝縮したような選手だというのが巷の評価です。
 古きよき時代のフットボールを思い起こさせるようなピュアリードブロッカーで、昨季彼のリードブロックの下で生み出されたTDは実に30個。昨シーズンのウィスコンシン大はエースRBのモンティ・ボールがバリー・サンダースの記録に並ぶ39個のラッシングTDトータルTD(訂正:ラッシングTDは33個でした)を記録してますが、ユーウィングはカーンズ,ザイトラーら強力OLとともに大記録を陰で支えた功労者の一人と言われています。
 プレイスタイルは一言で言えば「ハードノーズ」。派手さのかけらもありませんが、チームのために泥臭く自分の役割を果たすことが出来る、某ビッグ・ジュン氏の言うところの刺身のツマのような選手。身体能力の低さを努力でカバーという点も合わせて、いかにも日本人好み、かつ私好みの選手です。ぜひ泥にまみれて下さい。
 コンちゃんとセットで獲得したことからも、チームが村木印のゴリゴリした地上戦を残す気満々なのは明らかなので、バジャーズコンビの息の合ったブロッキングを見たいですね。
 しかし単なるリードブロック職人というわけではなく、相当なシェアハンド、かつ高校時代はRBとして鳴らしたということで、「求められれば何だってやるよ」という本人の言葉通りマルチな活躍も期待できそうです。

 なお物議をかもした指名について(ポジションニーズや指名位置の問題)は「オヴィをカットするために必要な投資」が5巡だった、ということで私の中ではひとまず決着。
 マヘーリが去ってもなおチームにはコックスがいますが、コックスに決定的に欠けている要素としてレシービング能力というものがあり、恐らくコエッターオフェンスはFBにレシーバーとしての役割も求めていたのだと思います。だから優れたレシーバーでもあったマヘーリを簡単には切れず、レシービングFBとして計算できるユーウィング獲得を待つ必要があったと。
 ミニキャンプでシェアハンドぶりがスミッティに絶賛されてましたし、試合でどのような使われ方をされるか、プレシーズンが待ち遠しいです。

 とりあえずノルマは先発FBとして開幕ロスター入り。欠点がはっきりしているだけに、どれだけ努力で克服できるかに注目。またコンちゃんとお揃いで3年連続でBIG10のアカデミックチームにも選出されてるのでクレバーさにも期待します。


※余談ですが、チーム公式の彼の紹介ページが異様に充実してます。(カーンズの3,4倍、7巡指名のロバートソンのページと比べると30倍くらいの分量。よっぽど担当者に気に入られたんでしょうか?)なかなか面白かったので、いくつかエピソードを抜粋。

・高校時代はRBとして地元ではかなり有名な存在
・フットボールの他、バスケや陸上競技でいくつかの中堅校からリクルートを受ける
・しかし結局地元の名門ウィスコンシン大に一般入学するという道を選択
・練習生(walk-on)の立場ながら1年時から控えRBとして主にスペシャルチームで試合に出場
・2年の終わり頃、ブロックのうまさをコーチに目を付けられFBへの転向を勧められる
・チームのためならと二つ返事で了承
・ジュニアシーズンは一からFBの技術を学びつつ、ウェイトルームに通いつめて30ポンド近くのバルクアップに成功
・急造FBながらアイオワ大戦ではエイドリアン・クレイボーン(現TB)のラッシュを封じるなど、チームの数々の勝利に貢献
・この年チームはローズボウルに出場し、自身も奨学金ゲット
・シニアシーズンはオフェンスのキャプテンにも選出
・HCが彼を評して述べた言葉が"Mr. Wisconsin."

 あとどうでもいい情報として、熱狂的なGBファンで憧れはジョン・クーンとのこと。またドラフト直前に結婚した新婚さんだそうで、ツイッターではバカップルぶりを見せている模様です。
 それとファルコンズとはコンバイン以降コンタクトがなく、指名に驚いたそうです。やはりチームスカウトはウィスコンシン大のフィルムを相当見てたんですかね。ドラフト外でも一人とってますし。


・・・なんか記事の分量が減ってない気がしますが多分気のせいです。というか、基本的に書きたがりなので時間が経つほど入れたい情報が増えてしまうんですよね、うーむ。

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この記事へのコメント:

mentai : 2012/05/27 (日) 21:23:01

ユーイングいいですねえ。
ドラ5FBという時点ですでに破格ではありますが(ドラ4FBが全然活躍してないチームのファンに言われたかないでしょうが)、そう遠くない将来に地元ファンの皆に愛される存在になりそうな選手ですね。
かつてウィッシュボーン最後の砦(?)だったATLにはやっぱりスマッシュマウスを期待してしまいます。

ネイチャー : 2012/05/28 (月) 22:00:42

はじめまして!WIS Badgersファンのネイチャーと申します!
まさかEwingがこんなに大々的に日本でフューチャーされている記事に出会えるとは思っていませんでした!うれしい限りです!
2010年シーズンのClay Ball WhiteのRB陣の爆発、2011年シーズンのBallの大爆発は強力OLはもちろんですが、Ewingのリードブロックなしではなしえなかったと思います。
WISのパワープレーの中にはホールに3人のリードブロッカーを放り込むゴリゴリなランプレーもありますが、Ewingは視野が広いため瞬時に誰をとるかの判断ができるステキな選手だと思います!
ATLでの活躍を楽しみにしています!

ほとら : 2012/05/29 (火) 21:20:25

>mentaiさん
 去年のドラ4FBさんについては書きながら色々似てるなーと思ってました。マリーシックもユーウィングもしっかりした目標を与えてやれば、そこに向かって愚直に努力できるタイプだと思うので、万能タイプであれ職人タイプであれ明確な指針を持って育てていってほしいですね、お互いに。
 前任者が人気者のプロボウラーということで最初はファンの目も結構厳しいものになると思いますが、プレッシャーを乗り越えて信頼を勝ち取ってくれることを期待しています。ちなみに私もIフォーメーションこそ至高、とか思ってる人間なので(笑)スマッシュマウス要素はぜひ残し続けていってほしいと思います。


>ネイチャーさん
 はじめまして、ようこそお越しくださいました。
 おお、ウィスコンシン大のファンの方からコメント頂けるとは嬉しい限りです!

 ユーウィングはポジション的にもキャラクター的にも決して目立つタイプではないですが、気に入らずにはいられない魅力的な選手ですね。視野の広さや判断力も立派な才能ですし、カーンズともども長くチームを支える存在になってほしいと思います。

 あと個人的な話で恐縮ですが、私はカレッジ素人ですけど今回のドラフトでザイトラーを本命視していたことに始まって、ドラフト外のDEンゼグーも合わせて3人もバジャーズからファルコンズ入りしたことで、情報収集する内にかなり愛着の沸くチームになりました(あのマスコットの謎の腕立て伏せが妙にツボですw)。宿敵NOに行ってしまったWRニック・トゥーンが実にブリーズ向きの良い選手だったのは残念な限りですが(笑)
 今のカレッジ界であれだけのパワーフットボールを見せるチームは貴重だと思います。ぜひ今後もあのやり方を貫いて、惜しくも届かなかった栄冠を手にして欲しいと思いました。

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