OLロスター争奪戦

 いつもながら、つまらない質問に対し「お前馬鹿じゃないの」という態度を微塵も隠そうとせず切り捨てる竜王には惚れます。



 現時点での53ロスター予想なんぞをしてみようと思ったんですが、OLがカオスすぎてわけが分からなくなってきたのでちょっと現状を整理してみたいと思います。

現在ロスターに登録されている方々はこちら

昨シーズン最終戦(プレイオフ)先発組
ジャスティン・ブレイロック
タイソン・クレイボー
トッド・マクルーア
ウィル・スヴィーテック
ジョー・ハウリー

昨シーズンロスター組(ジョンソンは途中でIR入り)
サム・ベイカー
ギャレット・レイノルズ
マイク・ジョンソン

昨シーズンPS(後IR入り)
アンドリュー・ジャクソン

今オフ新加入組
ヴィンス・マヌワイ
ピーター・カーンズ(R)
ラマー・ホームズ(R)
タイラー・ホーン(UDFA)
ブライス・ハリス(UDFA)
フィリップ・マンリー(UDFA)

以上計15人

前提としてOLに割くロスター人数ですが、一般的にはだいたい9人、チーム事情によって±1されるといったところ。ここでは9枠にしておきます。今後FAで誰かを追加する可能性はありますが、今のところ15人で9個の椅子を争う状況です。


まず不慮の事故さえなければ開幕先発がほぼ確実なのは
ブレイロック(RG) クレイボー(RT) マクルーア(C) の3人 残り6枠

さらに今年のドラ2ドラ3がロスターカットの可能性はまずゼロということで
カーンズ ホームズ は内定 残り4枠 
(ちなみにホームズの負傷についてですがチームは「慎重に慎重を期して」キャンプまで練習に参加させないことを決定。もとより彼には1年目から試合に出ることは期待してないので構わないんですが、早くも「ディミトロフ上位指名選手と怪我」のジンクスが発揮されてるのがやな感じです)

そして大変遺憾ながら、このオフの間一貫してチームが「彼」を正LTと見做していると言い続けているので
サム・ベイカーさん(LT)が親の威光で先発枠ゲッツ 残り3枠


さてここからが熾烈な椅子取りゲームの始まり。とりあえずドラフト外の3人は脱落するとして(ハリスは個人的にはかなり惜しいですが)残った面子は
スヴィーテック ハウリー レイノルヅ ジョンソン ジャクソン マヌワイ
の6人、つまり生存率5割の争いとなります。


この6人についてバイアスかかりまくった短評はこんな感じ(括弧内は12シーズン開幕時の年齢)

ウィル・スヴィーテック(30):昨シーズン、ベイカーさんの負傷によって得たチャンスをものにしてシーズン中盤から正LTの座をつかんだベテランバックアップOT。元DEでベイカーさんの推定1.8倍のフットワークを持ちフリーニー、KVB、ジャレッド・アレンといったパスラッシャー達からライアンを守りきりましたが、シーズン終盤は故障もあって大失速。個人的には非常に思い入れが強いですがチームが彼をどう評価しているかは謎。

ジョー・ハウリー(23):10年ドラ4。もともとマクルーアの後継者としてドラフトされ、昨季はマクルーアが故障で出遅れたため開幕Cとして先発しましたが、数試合にわたってCマクルーアの偉大さを私に教えてくれました。しかしその後RGが緊急事態に陥ったためスクランブル登板させたところ一番"まし"なプレイを見せたため最後までRGとして先発出場。なおマクルーアの後継者の座はコンちゃんという未来の殿堂入り選手に奪われたようです。

ギャレット・レイノルズ(25):09年ドラ5。昨シーズン、FA移籍したRGダールの後釜の本命だったジョンソンが脳震盪に倒れたため開幕RGの座を戦わずして手に入れたラッキーマン。しかし運だけではNFLでやっていけないことが証明されてしまい、シーズン途中で行方不明に。名前も(私の中で)レイノルヅに戒名改名。ただ本来はRTが本職といわれていたのに、世代交代するはずのクレイボーがブレイクしチームがクレイボーと長期契約を結んでしまったという不幸もありました。運がいいやら悪いやら(たぶん後者)。

マイク・ジョンソン(25):10年ドラ3。アラバマ大時代はオールアメリカGとして全米チャンプチームの主力メンバーとして活躍。ファルコンズでも末永くチームを支える存在になることが期待されていましたが、極度の虚弱体質であることが発覚。昨季はキャンプ中に脳震盪でダールの後釜争いに不戦敗すると、その後復帰に向けての練習中に膝を負傷しIR入り。ある意味昨季のRG崩壊の影の主役。

アンドリュー・ジャクソン(27):11年ドラ7。カレッジではRG一筋。昨シーズンはロスター争いに敗れPS入りし、その後PS-IR入り(詳細不明)。負傷の内容もよく分からず、また昨季の低レベルなRG争いに敗れたことからも期待値は低いと言わざるを得ませんが、パット・ヒル新OLコーチのカレッジ時代の教え子という強みも。どこかでヒルがジャクソンを非常に高く評価しているとかいう記事を読んだような気がしますが実際のところは不明。

ヴィンス・マヌワイ(32):このオフ早々に契約を結んだベテランG。数年前まではリーグトップレベルのランブロッカーとしてJACのランオフェンスを支えていたものの近年は膝を中心とした負傷もあってパフォーマンス悪化。昨年は開幕前にカットの憂き目にあい、結局1年無職で過ごすはめに。1年休んでどの程度故障から復帰できたか、また試合勘が戻るかは全く謎ですが、彼をよく知るコエッターとスミッティが獲得したということは、まだまだやれると判断したということでしょうか。


以上の6名の中から3人を選ぶわけですが、ポジション的に見るとポイントは「先発RG」「控えG/C」「控えOT」の3つ。

先に分かりやすい「控えOT」について考えると、チームが口でなんと言おうとベイカーさんと1シーズン心中する気はないでしょう。パフォーマンスの面はもちろんですが、故障のリスクが怖すぎます。控えの1枠をホームズに使っても、さすがにもう一人はバックアップを用意するでしょう。
ということでOT候補はスヴィーテックとレイノルズの二人。はいスヴィーテックで決まりです。私の思い入れとか抜きにしても「レイノルヅ先発LT」とか何の冗談ですか。これで残り2枠


そしてこのオフ最大の注目点でもある「先発RG」争いですが、これには「控えG/C」争いも付随しており、ロスターの最終形としては「先発RG」1人(当たり前ですが)に「控えG/C」2人となると予想。
(レイノルズも入れた)残り5人に、コンちゃんを加えた6人がこの3席を奪い合うことになりますが、ここではすでにロスター枠内定済みのコンちゃんは無視、さらに誰が先発になるかもひとまず置いておいて、残った5人のうち「G/C」枠2つにだれが入るかという視点で考えます。

最も可能性が高いと思うのは昨季の先発ハウリー。不細工ながらも何とかRGの仕事はこなしましたし、なによりCのバックアップも"一応"できるという強みがあります。チームは汎用性を重視しているらしいのでこれは大きなアドバンテージ。ただコンちゃん獲得でチームが彼を完全に用無しと見ている可能性は捨てきれず。

次にマヌワイ。そもそも昨季のRG問題は若手の成長に期待するあまり、経験豊富なバックアップを用意しなかった結果起こったもので、彼とのサインはその反省の現れだと思われます。もちろん年齢や故障、そしてブランクは大きなネックですが、使えると判断したから獲ったのでしょう。先発が務まるかは分かりませんが、バックアップとしては最有力。

 以上カーンズ、ハウリー、マヌワイの3人で「先発RG」と「控えC/G」の席を分け合うというのが現時点での私の予想です。先発は普通に行けばコンちゃんのはず。


 以下洩れた3人について。

ジョンソン 期待値だけはやたらと高いですが不確定要素が多すぎます。ただ潜在能力が開花すれば一気に先発の座を奪い取る可能性も決して低くはない、かもしれません。OLに10人割くなら残る可能性が高いと予想。

ジャクソン どれだけコーチの覚えが目出度いかが全て、とは言い過ぎにしてもやはりヒルの戦術理解というアドバンテージが彼の拠り所。

レイノルズ なんとOTAでのRGファーストチーム。これは裏を返せば「控えOTとしてお前の居場所はない、これが最後のチャンスだぞ」とチームにつきつけられているとも見れます。というか そうでも思わないとやってられません。RGGRはもう死んだはず。個人的にはカット第一候補。ただし彼にはG/Tできるという汎用性があるため、もしチームにその点を評価された場合はスヴィーテックを押しのけて控えOTになる可能性もあり。


ということでデプス予想
LT サム・ベイカー/ウィル・スヴィーテック
LG ジャスティン・ブレイロック
C  トッド・マクルーア/ジョー・ハウリー
RG ピーター・カーンズ/ヴィンス・マヌワイ
RT タイソン・クレイボー/ラマー・ホームズ   (10人枠ならマイク・ジョンソン追加)


 改めて整理してみると思ったほどややこしくもないですね。悩ましいのはRGの先発が誰になるかと、ハウリー,マヌワイ,レイノルズ,ジョンソン,ジャクソンの内の誰がカットになるかだけ。スヴィーテックカットの可能性も高くないですがゼロではないです。しかしレイノルヅ開幕先発だけは勘弁。


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この記事へのコメント:

redgun1978 : 2012/06/16 (土) 11:49:50

NFLトレンドはLTじゃねーGだ!なんて声があがってるようですし、実際ダールがぬけたことが崩壊と解釈すれば、なおさらカーン君に期待をかけたくなります今日この頃。将来CハウリーGカーンズがよさげなんでしょうか、またはCカーンズG頭角者。どっちかというと後者のイメージで記事かかれてますよねー。マクルアをOTAでは第2・3チームで回して新人&頭角してこい軍団にご指導・ご鞭撻とあいかわらずの大黒柱っぷり。はっきりいってマクルアがこんなにかかせない方とは最近までなめてました。この後釜という意味ではやっぱCカーン君がいいのかなー。日本ファルコンズ連盟の合言葉は"マクルアにリングを"にしましょうかww。

ほとら : 2012/06/17 (日) 07:39:58

 私が好きなマクルーアを形容する単語に「fixture」というのがあって、直訳すると「備品」。ニュアンスとしては「そこにあるのが当たり前の存在」といった感じですが、本当に彼のありがたみって「無くなって初めて」分かりましたね。本当にリングをとらしてやりたいです。
 ESPNのヤシンスカスを初め、Cハウリー押しの方が多数派みたいですけど、ハウリーは昨期のCとしてのプレイがあまりにひどかったので、個人的には全くCとしては期待してません。スナップやアサイメント指示などOLの中で一番専門性の高いのがCなので、このポジションには絶対エリート(つまりカーンズ)を置くべきだと思うんですよ。

> NFLトレンドはLTじゃねーGだ!
 これは昨シーズンのNO戦で痛感しましたね。NOのLTブッシュロッドは決して悪い選手じゃないですけど、少なくとも私には到底エリートLTの器には見えません。それこそスヴィーテックと同程度。にもかかわらずプロボウルに選ばれているのは、多少横からプレッシャーがきても楽々ステップアップでかわしてしまうから。そしてそれはインテリアラインがブリーズの眼前に無限のスペースを与えているおかげだと思います。
 対照的にファルコンズのポケットは前方に全くスペースができないから少しでもエッジラッシュがかかるとライアンが棒立ちで無理投げせざるを得ないという(苦笑)
 私がオフの間中RG補強を訴え続けたのもその辺に理由があるんですが、そういう意味では本当にコンちゃんには期待です。

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